目次 [表示]
- フォロ・ロマーノはどう見学する?
- フォロ・ロマーノとは?
- 古代の遺跡群がある広場
- パラティーノの丘とセット
- フォロ・ロマーノの入場について
- フォロ・ロマーノの入場チケットの仕組み
- フォロ・ロマーノの最寄り駅と入場口
- フォロ・ロマーノのチケット売り場
- フォロ・ロマーノの見学方法
- フォロ・ロマーノ見学の順番
- フォロ・ロマーノの見どころ10個と一言解説
- フォロ・ロマーノの所要時間の目安
- フォロ・ロマーノのおもな見どころ解説
- エミリアのバジリカ
- サトゥルヌスの神殿
- セウェルスの凱旋門
- マクセンティウスのバジリカ
- フォロ・ロマーノのチケット
- フォロ・ロマーノのチケットの種類
- フォロ・ロマーノの一般入場チケットの料金
- フォロ・ロマーノのチケット購入方法
- 事前予約
- 当日購入
- フォロ・ロマーノ観光の混雑回避法
- 事前予約をする
- ローマパスの無料入場特典を使う
- 当日購入はコロッセオ以外の売り場を選ぶ
- 朝一の時間帯をねらう
- フォロ・ロマーノ見学のアドバイス
- 歩きやすい靴で
- 日焼け・熱中症・寒さ対策を忘れずに
- トイレは入場前に
- 見どころの予習も忘れずに
- フォロ・ロマーノの施設情報
- フォロ・ロマーノの営業時間
- フォロ・ロマーノの定休日・無料開放日
- フォロ・ロマーノ周辺の観光地
- カピトリーノ美術館
- カラカラ浴場
- 真実の口
- フォロ・ロマーノで古代を感じよう!
フォロ・ロマーノの見学方法
フォロ・ロマーノ見学の順番
フォロ・ロマーノ内を見てまわる順番は、とくに決められておらず自由です。全部で30近くの遺跡や建物があり、北側入場口から入る場合、地図上に①~⑩で示した見どころを順に見ていくと一通り楽しめます。時間がない方は、とくに外せない4つの見どころ(地図上の①④⑤⑨)をまわりましょう。
フォロ・ロマーノの見どころ10個と一言解説
遺跡 | 一言解説 | |
---|---|---|
① | エミリアのバジリカ | 交易の場となった公会堂。遺跡は前1世紀のもので、100m×30mもあった。 |
② | 元老院 | 国の方針をつかさどる元老院の議事堂。遺跡は、前1世紀にカエサルが改築したもの。 |
③ | ユリウスのバジリカ | カエサルの命で着工し、死後アウグストゥスにより完成。遺跡は土台部分のみ。 |
④ | サトゥルヌスの神殿 | 農耕の神にささげられた神殿で、国庫でもあった。遺跡は3世紀後半のもの。 |
⑤ | セウェルスの凱旋門 | パルティア戦争での勝利をたたえている。遺跡は、3世紀初めのもの。 |
⑥ | カエサルの神殿 | カエサルが火葬されたとする場所に、アウグストゥスが建設。遺跡は土台のみ。 |
⑦ | ウェスタの神殿 | かまどの女神ウェスタを祀る神殿で、ご神体である火が国家安泰の象徴だった。 |
⑧ | アントニヌスとファウスティナの神殿 | アントニヌス・ピウス帝が亡き妻にささげ、本人も祀られた。中世に教会と一体化。 |
⑨ | マクセンティウスのバジリカ | 3世紀、マクセンティウス帝が着工。遺跡は北側のみ。 |
⑩ | ティトゥスの凱旋門 | 民衆に好まれたティトゥス帝のユダヤ戦争での功績をたたえたとされる。 |
フォロ・ロマーノの所要時間の目安
フォロ・ロマーノ見学の所要時間の目安は、見どころ10個をじっくり見て1時間~1時間半、見どころ4つのコースは早足で30分前後です。コロッセオ・パラティーノの丘の所要時間も同じくらいですので、3つともゆっくり見ると3~4時間かかります。
フォロ・ロマーノのおもな見どころ解説
エミリアのバジリカ
エミリアのバジリカは、何度目かの改修のとき、『博物誌』の著者プリニウスが「ローマでもっとも美しい建物」と評したと言われています。バジリカ(公会堂)とは、古代ローマの各都市で商取引や裁判に使われていた集会所です。名前は、政治家で力のあった貴族エミリア家が建立・改築に関わったことに由来します。
サトゥルヌスの神殿
サトゥルヌスの神殿は、ローマ神話の農耕神で、農耕を伝え、豊かで平等な黄金時代を築いた王ともされるサトゥルヌスを祀っています。古代ローマには、季節の節目になると町全体で羽目を外す祭りがあり、冬至から1週間つづくサトゥルヌス祭りも盛大なものでした。
セウェルスの凱旋門
セウェルスの凱旋門は、オリエントの大国パルティアとの戦いでの功績をたたえ、セプティミウス・セウェルス帝と2人の息子に贈られました。息子たちは共同皇帝として即位しますが、カラカラがゲタを暗殺して帝位を独占したため、ゲタ関連の彫刻が削られています。
マクセンティウスのバジリカ
マクセンティウスのバジリカは、フォロ・ロマーノ内でも大きめであり、もとは横幅100・屋根までの高さ35・奥行65メートルもあったそうです。完成させたコンスタンティヌス帝がつくった自身の巨大な彫像は、現在、広場の西隣にあるカピトリーノ美術館に展示されています。