目次 [表示]
- イスタンブールのおすすめ観光スポット①:ブルーモスク
- イスタンブールの定番観光地
- 見どころはブルーモスクの内部
- 有名なミナレット
- イスタンブールのおすすめ観光スポット②:トプカプ宮殿
- スルタンが住むための宮廷
- 最大の見どころは「スプーン屋のダイヤモンド」
- 豪華な内装
- イスタンブールのおすすめ観光スポット③:アヤソフィア
- 元々はキリスト教のモスクだった
- 見どころは「天井の聖母子像」
- 少しズレた「ミフラーブ」
- イスタンブールのおすすめ観光スポット④:スレイマニエ・モスク
- 圧倒的な存在感のあるモスク
- 赤を基調とした内部
- トルコグルメに舌鼓をうつ
- イスタンブールのおすすめ観光スポット⑤:バシリカ・シスタン
- 「地下宮殿」と呼ばれている
- 地下貯水池とは思えない豪華さ
- 「メデューサの首」も見どころ
- イスタンブールのおすすめ観光スポット⑥:ルメリ・ヒサル
- 観光地としてはまだまだ穴場
- 博物館としてオープン
- カフェ「Lokma」で休憩
- イスタンブールのおすすめ観光スポット⑦:ガラタ橋
- 歩いて渡るのが人気
- 旧市街のサバサンドは絶品!
- もう1つのグルメ「バルック・ドゥルム」
- イスタンブールのおすすめ観光スポット⑧:グランド・バザール
- イスタンブールの観光名所
- ホッと一息!トルコで有名なチャイを飲もう
- トルコグルメが楽しめる「アンタキヤ・レストラン」
- まとめ
イスタンブールのおすすめ観光スポット①:ブルーモスク
イスタンブールの定番観光地
イスタンブールに来たなら、絶対に訪れるべき名所です。正式名称は「スルタン・アフメットモスク」と言い、建設者の名前に由来しています。内部の壁や天井、柱がほんのり青いことから「ブルーモスク」と呼ばれたそうです。また、「オスマン建築の傑作」や「世界一美しいモスク」という別名もあり、イスタンブールの定番観光地として人気です。モスクの外観はトルコ文化を象徴するような造りで、その存在感に圧倒されることでしょう。
見どころはブルーモスクの内部
ブルーモスクは1616年、メフメット・アーにより建設されました。当時のオスマン帝国のスルタンであった、アフメット1世によって建設を命じられ、7年かけてブルーモスクが完成しました。外観ももちろん素敵なのですが、見どころは美しすぎる内部です。壁は青いタイルで敷き詰められ、数にして2万1千枚ほどあります。タイルには1枚1枚いろいろな模様が描かれており、床に敷いてある赤い絨毯と見事にマッチして、ずっと見ていたくなるほどです。
有名なミナレット
ブルーモスクには全部で、6基のミナレットがあることで有名です。聖地メッカにある「マスジド・アルハラーム」のミナレットも6基あるため、これを模範にしたとも言われています。ブルーモスクのミナレットは、よく見ると丁寧な細工が施されており、細かな彫刻に驚かされるでしょう。ミナレットの数はモスクの格式を表すと昔から言われていて、まさに格式の高い威厳あるモスクと言えます。
イスタンブールのおすすめ観光スポット②:トプカプ宮殿
スルタンが住むための宮廷
トプカプ宮殿が完成したのが1453年頃と言われていて、メフメット2世の命令により建てられました。元々はオスマン帝国のスルタンが住むための宮殿として造られましたが、外観や内部の豪華さから、宮殿自体が1つの街に。オスマン帝国が衰退した後も、宮殿としての役割を果たし、1853年に宮廷が移ったのをきっかけに、トプカプ宮殿は放置されやがて荒廃。1924年新たにトプカプ宮殿を博物館として整備、修復し、現在の姿になっています。
最大の見どころは「スプーン屋のダイヤモンド」
トプカプ宮殿の最大の見どころは、宝物館にある「スプーン屋のダイヤモンド」です。巨大なダイヤモンドのことで、ダイヤモンド自体86カラットあり、更にその周りを49個のダイヤモンドで囲まれています。このような名前がついた由来は、「ダイヤの原石を見つけた漁師が、市場で3本のスプーンと交換したため」と言われています。写真撮影は禁止されていますので、しっかり目に焼きつけておきましょう。トプカプ宮殿においては、定番のスポットなので見てきてくださいね。
豪華な内装
トプカプ宮殿の内装は修復されているため、きれいです。スルタンの大広間には、イズニックタイルによる装飾がなされていて、ずっと眺めていられるほどの仕上がりになっています。特に壁の絵が印象的で、心に残る光景ばかりが描かれています。少し時代背景を勉強しておくと、より楽しめるでしょう。この豪華さはオスマン帝国の栄華を感じられ、強大な権力を持っていたからこそ建てられた建物です。人気観光地なので並ぶこともありますが、並んでも見る価値ありです!
イスタンブールのおすすめ観光スポット③:アヤソフィア
元々はキリスト教のモスクだった
アヤソフィアの最初はキリスト教聖堂として建てられ、916年間キリスト教教会として利用されました。その後、オスマン帝国の陥落と共にイスラム教勢力が増し、イスラム教のモスクとして改造されたのです。イスラム教のモスクとして象徴の、ミナレットが建てられ、現在の姿になりました。外観はイスラムの建物なのですが、中に入るとイスラム教の教えとキリストが描かれていて、とても不思議な気持ちになりますよ。
見どころは「天井の聖母子像」
ドームの天井にはキリスト教の聖母像が描かれており、同じ空間にイスラム教のアッラーやムハンマドの名が書かれた円盤があります。元々はキリスト教聖堂として建てられているため、マリアやキリストも描かれています。イスラム教は偶像崇拝を禁止しているため、キリスト教壁画は塗りつぶされていました。しかし、博物館にするため修復作業を行っていたところ、キリスト画が発見されて今では両方が同じ空間にあります。面白い建物として有名なスポットですよ!
少しズレた「ミフラーブ」
美しい天井画の麓には、ミフラーブがあります。ミフラーブとは「イスラム教のモスク内にある、メッカの方向に建てられたくぼみのこと」。通常は、モスクを建設する時にミフラーブを中心に建てるのですが、元々キリスト教の建物だったため、中心から少しズレたところにミフラーブがあるのです。キリスト教とイスラム教の歴史があるからこそ見られる光景であり、貴重な建物と言えるでしょう。トルコの世界遺産として有名な名所なので訪れてみてください。
イスタンブールのおすすめ観光スポット④:スレイマニエ・モスク
圧倒的な存在感のあるモスク
スレイマニエモスクはオスマン帝国最盛期であった、スレイマン1世の命により1557年に建てられました。トルコ史上最高の宮廷建築家、ミマール・スィナンが設計を務め、「オスマン建築の最高傑作の1つ」とも言われています。地上53メートルにも及ぶ大ドームを持ち、その大きなドームはイスタンブール市内でも一際目立つ存在です。ブルーモスクと似ていますが、ミナレットの数が違うのと、スレイマニエモスクの方がブルーの濃さがはっきりしています。有名な観光地なので訪れておきたい名所です。
赤を基調とした内部
内部の装飾品は、ブルーモスクに比べてとても控えめです。赤を基調にイズニックタイルやステンドグラスが装飾されていて、地味な印象は持ちません。明るく落ち着いた空間を演出しており、モスク特有のどんよりとした空気を一掃してくれます。一番の見どころはステンドグラスで、そのガラスの芸術には驚かされるでしょう。花模様やアッラーのアラビア文字が表現されていて、繊細に美しく描かれています。トルコ芸術として名高いものばかりなので、見ておく価値大です。
トルコグルメに舌鼓をうつ
モスクは元々学校や病院、給食施設などの複合施設だったこともあり、そのうちいくつかはレストランになっています。スレイマニエモスクに来たなら、立ち寄ってほしいのが「アリババカナートロカンタス」という有名なレストラン。1939年から続くトルコ伝統料理を扱うお店です。トルコでは有名な「クルファスリエ」という白いんげんの煮込み料理が人気で、おふくろの味と例えられています。お豆のホクホクとした食感が、たまらなくおいしくて最高の定番トルコグルメです。他にもロカンタ系煮込み料理も食べられますよ。
イスタンブールのおすすめ観光スポット⑤:バシリカ・シスタン
「地下宮殿」と呼ばれている
バシリカ・シスタンとはイスタンブールにある巨大な地下貯水池で、無数の石柱でなることから「地下宮殿」とも呼ばれています。イスタンブール市内には、いくつか貯水池がありますが、その中でもここが一番大きいことで有名。奥行きが140メートル、高さ9メートルの直方体を、合計で336本もの円柱が支えているのですから、その巨大さが伺えますね。6世紀頃に建てられ、ビザンツ帝国の市民の生活源として支えてきましたが、今では博物館となり人気の観光地となっています。
地下貯水池とは思えない豪華さ
バシリカ・シスタンの最大の見どころは、地下貯水池とは思えない豪華な内部です。バシリカ・シスタンに使われている石柱のほとんどが、古代の神殿で使われていた大理石を、そのまま再利用。どっしりと構える石柱が、アーチ状になった天井を支えています。暗闇の中をうっすらと灯がともされている姿を見ると、自分が地下貯水池にいることを忘れてしまうことでしょう。探求心をくすぶられるためか、長い間イスタンブールの人気観光地として選ばれています。
「メデューサの首」も見どころ
バシリカ・シスタンには2体の「メデューサの首」があり、1体は横向き、もう1対は逆さまになっています。なぜこれらがバシリカ・シスタンにあるのか、詳しい理由はわかっていないそうですが、一説として「魔除けの意味が込められている」と言われています。「石柱と同様に他の神殿で使われていたものが、たまたまここに来て置かれたのではないか」という説もあるそうです。定番観光地となったバシリカ・シスタンで、謎を解き明かしてみましょう。
イスタンブールのおすすめ観光スポット⑥:ルメリ・ヒサル
観光地としてはまだまだ穴場
1453年のコンスタンティノープル戦に備え、1452年にルメリ・ヒサルが建てられました。たった4ヶ月で造られた要塞で、オスマン帝国がコンスタンティノープルを攻略する上で、重要な拠点にもなりました。ルメリ・ヒサルはトルコ語で、「ヨーロッパの城」という意味を持ちます。巨大な城壁のため、ボスポラス海峡からのクルーズ船上で見た方が、きれいに写真におさめられます。実際に城に降り立ちトルコ側の視点に立って見学するのも、おすすめですよ。
博物館としてオープン
ルメリ・ヒサルは歴史を経て、監獄として利用されていた時期もありました。現在は、博物館となり観光地化されたため、世界中から多くの観光客が訪れています。博物館としてだけでなく、劇場や夏場にはコンサートも行っていて、地元の人や観光客で賑わいます。それでも、まだまだ知名度は低く、名所なのに名前すら知らない人がたくさんいるのも事実。トルコの歴史を語る上で、なくてはならない名所なので訪れてみることをおすすめします。
カフェ「Lokma」で休憩
ルメリ・ヒサルを観光した後は、近くにある「Lokma」でゆっくりしましょう。ボスポラス海峡沿いにあるため、お茶をしながら景色を楽しめます。トルコグルメのチャイや定番のトルココーヒーはもちろん、スイーツなども食べられ、贅沢なひと時をここで味わえます。店内はオープンテラス席がありますので、そこで頂くのがおすすめ。観光後にふらっと立ち寄れる近さも魅力的です。
イスタンブールのおすすめ観光スポット⑦:ガラタ橋
歩いて渡るのが人気
ガラタ橋は1994年に完成した5代目の橋で、イスタンブールの新市街と旧市街を結ぶ橋でもあります。全長490メートルしかないため、景色を楽しみながら歩いて渡ること可能。ちなみに初代の橋は1845年に造られましたので、とても歴史のある名所でもあるのです。ガラタ橋からイスタンブールの、さまざまな定番観光名所が近いことも、多くの観光客が訪れる理由でしょう。橋の1階部分がレストラン、2階部分が釣り場になっていて、面白い造りになっているのも見どころです。
旧市街のサバサンドは絶品!
旧市街側にはエミノニュ広場があり、観光客だけでなく地元の人も集い大賑わいを見せています。この広場の中には、トルコでは定番グルメサバサンドの屋台が停泊していて、船の中でサバサンドを調理してくれる珍しいスタイルのお店があります。何隻かのサバサンドの屋台船が集まり、どこも人気でおいしい。トルコ風フランスパンの「エキメッキ」というパンが使用され、ふわふわでサバやオニオンとの相性もぴったりです。「トルコグルメで1番おいしい」と言っても過言ではないでしょう。
もう1つのグルメ「バルック・ドゥルム」
新市街のたもと付近に、もう1つのサバサンドのお店があります。「バルック・ドゥルム」と言って、「ユフカ」という小麦粉で作った春巻きのような皮の中に、サバや野菜を巻いたグルメが人気です。サバの身はほぐし、玉ねぎやトマト、ピーマン、トマトソースをユフカで巻いて食べるのが定番ですが、トマトソースが少しピリ辛でおいしいですよ。旧市街で食べるサバサンドとはまた違いますので、同じトルコグルメでも、比較しながら食べると楽しいでしょう。
イスタンブールのおすすめ観光スポット⑧:グランド・バザール
イスタンブールの観光名所
グランド・バザールはイスタンブールの有名な観光地で、イスタンブールに来たなら誰もが立ち寄る場所でもあります。トルコ語では「カパル・チャルシュ」と呼ばれ、「屋根つきの市場」という意味を持ちます。屋根がついているため、天候に左右されずにショッピングを楽しめるでしょう。規模がとにかく大きくて、4000店舗を超えるお店が営業しています。グランド・バザール内は迷路のようになっていて、見ているだけでも楽しい名所です。
ホッと一息!トルコで有名なチャイを飲もう
トルコではサバサンドやケバブなどのグルメも人気ですが、トルコチャイも定番。チャイを売るおじさんが市場内にいるほどトルコでは有名な飲み物で、地元の人に紛れてチャイを飲むのも、旅の思い出になっていいかも。トルコの人は1日に何杯も飲むほど、生活に欠かせない飲み物で、砂糖やミルクは入れずにシンプルにいただきます。カップに砂糖がついてくることもありますが、何も入れずに飲むと優しい味わいをより感じられます。
トルコグルメが楽しめる「アンタキヤ・レストラン」
グランド・バザール近くにあるこちらのレストランは、店内や店員さんの雰囲気がとてもよく、観光客から地元の人まで幅広い人気を誇ります。テラス席も用意されていて、そこから旧市街をのぞむことができ、景色を楽しみながらトルコグルメを楽しめます。特にトルコ料理で有名なケバブの種類が豊富で、どれにしようか迷ってしまうほど。シンプルなケバブから香辛料の効いたケバブまで、さまざまな種類から選べるため、自分好みのケバブに出会えること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はイスタンブールの定番観光地や名所、見どころを8選紹介しました。イスタンブールは歴史が深く、街全体が名所や観光地になっていて、どこを訪れても見どころ満載。グルメも充実しており、定番のケバブやサバサンドも人気です。日本で食べるよりも低コストで、より本格的な味を堪能できます。イスタンブールに行ったら、再訪したくなること間違いなしです。