コガネキヌカラカサタケは食べられるの?
コガネキヌカラカサタケは、食用キノコとしての確かな情報がありません。ネット上にはコガネキヌカラカサタケを食べても体調に問題がなかったとの情報もありますが、人それぞれ耐性も違うため、むやみに食べないほうが安心です。
基本的に知らないキノコは食べないようにしましょう。食べると下痢になったり気持ちが悪くなるだけのキノコもありますが、死に至るキノコもあるため危険です。
コガネキヌカラカサタケの有毒性は「不明」
コガネキヌカラカサタケの毒性は「不明」です。コガネキヌカラカサタケが属するハラタケ科のキノコには、マッシュルームなどの食用キノコもありますが、毒キノコも含まれます。
キノコの毒性については、まだ調べられていないキノコが多いです。種類も多岐にわたり似ているキノコもあります。素人では判別できないので、個人で判断して食べないようにしましょう。
コガネキヌカラカサタケの味はおいしい
コガネキヌカラカサタケの味はおいしいと言われています。ゆでるとゆで汁が黄色くなり、味や食感はエノキに似ていると言われていることが多いです。バター焼きにすると、さらにうまみが凝縮しておいしいとの声もありました。
しかし、コガネキヌカラカサタケは安全性が正確には確認されていないので、おいしいキノコが食べたいのであれば、スーパーで買って安心なものを食べましょう。
コガネキヌカラカサタケの対処方法
家の植木鉢にコガネキヌカラカサタケが生えた場合の対処法は3つです。植物に害はないので、そのままにしていても大丈夫なのですが、放っておくとどんどん胞子を出して増えてしまいます。お子様がいる家庭だったら間違って食べてしまわないように処理しておくことが大切です。
根本から抜く
一番手っ取り早いのは、根本から抜いてしまうことです。胞子を出してしまう前の小さい状態のときに、早く見つけて抜きましょう。ただ、胞子が残っていればまた生えてくるので、「生えたら抜く」を繰り返し生えなくなるまで根気強く抜いていく必要があります。
抜くときは素手でも問題はありませんが、綿くず状の片鱗が手についてしまうので、手袋などはめて作業するとよいでしょう。
土の表面を乾燥させる
コガネキヌカラカサタケは湿気を好むため、乾燥に弱い性質があります。なので土の表面を乾燥させれば、はやくに枯れてしまいます。水やりを控えたり、室内にある植物であれば外に出してみるなども効果的です。乾燥に強い植物の場合に試してみるとよいでしょう。
ラミウムやレンゲローズなど、乾燥に弱い植物の鉢植えに生えてしまった場合は、他の方法で対処しましょう。
土を全部取りかえる
一番確実に処理する方法は、土を全部取りかえることです。鉢植えまで洗うと確実に胞子を取り除けます。植えかえができない植物や、植えかえ時期が決まっている植物もあるので注意が必要です。
ご紹介した処理方法の中で、どんな状況でも対応できるのが、「根本から抜く」方法です。すこし手間と時間がかかりますが、植木鉢の植物に負担を与えることがないのがメリットです。
コガネキヌカラカサタケに出会ったら、幸運探しをしてみよう!
幸運のキノコと呼ばれるコガネキヌカラカサタケ。植木鉢や、畑、芝生に生えてくるキノコなので、日常の中で見つけられる小さな幸運です。食用にはできないので注意が必要ですが、他の植物には害がないので生えてきたら、すぐに抜かずに観察してみましょう。
すぐに処理したい場合は、コガネキヌカラカサタケが生えている周りの植物に刺激を与えないような方法で処理してください。