デポジットとは？海外のホテル予約時でもよくある保証金制度を解説！

海外でホテルを予約する時に「デポジット」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。あまり意識したことはないかもしれませんが、ホテル以外にも身近なところで、デポジットという言葉は使われています。

デポジット（deposit）という言葉は、日本語では「保証金」と訳されます。保証金という言葉にはいくつかの意味がありますが、デポジットという言葉を使う場合には、サービスなどを受ける際に事前に支払う「預かり金」のことを指します。

具体例を使用して説明しましょう。

例えば、AさんがBさんに高級車を貸すとします。ただし、事故や故障でBさんが車を使用した後に、修理が必要になるケースもあるため、貸し出し前にAさんはBさんから担保としてお金を預かりました。この預かったお金がデポジットです。

もしデポジットがなければ、Bさんが修理費用を負担しない可能性もあるので、ものを貸し出す前にそうしたリスクを回避しているわけです。万が一事故や故障があった場合には、預かっていたデポジットが修理費用にあてられますが、何もなければ、このデポジットはBさんに返されます。

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• 博物館や美術館の音声ガイド
• コインロッカーの鍵
• ビール瓶
• ビール樽
• ビールケース

他にも、瓶ビールの販売にもデポジットが採用されています。一般的に1本辺りのデポジットは5円です。
例えば、50本購入した場合、デポジットとして250円（50本✕5円）が値段に含まれています。

• 1本も返却しなかった場合：0円
• 10本返却した場合：50円（10本✕5円）
• 50本返却した場合：250円（50本✕5円）

海外のホテルで使われるデポジットはどんな制度でしょうか。返金はされるのか、いつ支払うのか、いくら支払うのか、などの疑問にお答えします。

海外のホテルでのデポジットの目的は、ホテルが宿泊費以外の費用を請求するためです。例えば、ルームサービスを頼んだ場合や、チェックアウトせずホテルから立ち去ってしまった場合に、ホテル側がデポジットから費用を引きます。

海外のホテルのデポジットの支払いは現金でもできますが、大きな現金を持ち歩く必要があるので、おすすめできません。

クレジットカードの場合のデポジットは2つあります。

• カードの控えを取られる
• カードの利用枠をデポジットの金額分確保される

クレジットカードの利用枠を確保されてしまう場合は、そのカードが旅行で使えなくなってしまう可能性が心配であればチェックイン時に金額を確認しましょう。

本当に返金されたかが心配になるのであれば、チェックアウトのときに追加の請求がないことをレシートで確認して、そのあと、クレジットカードに請求がされていないことを確認すればよいでしょう。

クレジットカードの場合は請求のキャンセル処理がされ、現金の場合は預けた現金が返金されます。

SuicaやPASMOなどのICカード乗車券を購入するときはデポジットを預けています。ホテルのデポジットと違い、カードは返却する方が少ないので、デポジットではなく購入費用だと思っている人もいるかもしれません。

ICカード乗車券でのデポジットの目的は、カードを貸し出す際の保証金です。ICカード乗車券は購入しているイメージがあるかも知れませんが、実は鉄道会社からカードを貸し出されているという契約になっています。

貸し出しのため保証金がデポジットです。使わなくなってICカード乗車券を鉄道会社に返却をするときにデポジットは返却されます。

カード購入時に1000円を支払った場合は、500円がデポジットとして預けられ、500円がチャージされます。

ICカード乗車券の返却は窓口かICカード乗車券が購入できる券売機で行えます。全国どこでも行えるわけではなく、ICカード乗車券が使用できるエリアにある窓口か券売機で行う必要があります。

返金の金額は、デポジットとチャージ額から手数料が引かれた金額が払い戻されます。チャージ額が0円の場合は手数料が引かれることがないので、チャージ額は0にして払い戻しするのがおすすめです。

デポジットは保証のためにお金を預ける制度で、何もなければ返金されるので心配する必要はありません。耳にするシーンはICカード乗車券の購入時や海外のホテルなどです。どういう条件で返金がされるのかはその場合によって異なるため、確認が必要です。