目次 [表示]
- 北海道には観光名所がいっぱい
- 北海道・道北の人気観光スポット2選
- ①礼文島(礼文町)
- ②北竜町ひまわりの里(北竜町)
- 北海道・道東の人気観光スポット5選
- ①釧路湿原(釧路市)
- ②知床半島(斜里町・羅臼町)
- ③能取湖サンゴソウ群生地(網走市)
- ④幸福駅(帯広市)
- ⑤ジュエリーアイス(豊頃町)
- 北海道・道央の人気観光スポット7選
- ①定山渓温泉(札幌市)
- ②小樽運河(小樽市)
- ③ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所(余市町)
- ④富良野のラベンダー(富良野市)
- ⑤青い池(美瑛町)
- ⑥雲海テラス(占冠村)
- ⑦千歳・支笏湖氷濤まつり(千歳市)
- 北海道・道南の人気観光スポット6選
- ①函館山(函館市)
- ②登別温泉(登別市)
- ③ノーザンホースパーク(苫小牧市)
- ④洞爺湖温泉(洞爺湖町)
- ⑤ニセコ(ニセコ町)
- ⑥地球岬(室蘭市)
- 北海道観光を楽しむモデルプラン
- 北海道観光を満喫しよう
北海道・道東の人気観光スポット5選
①釧路湿原(釧路市)
釧路湿原は、ヨシやスゲが茂る水気の多い低層湿原の中を、釧路川がくねくね蛇行しながら流れる日本最大の湿原です。東京23区がすっぽり収まる湿原には手つかずの壮大な自然が広がり、見どころがあふれています。
見逃したくないのは、地平線に沈む夕日です。果てしない地平線に、刻々と色を変えながら沈んでいく夕日を細岡展望台から眺めていると、胸に熱いものがこみ上げてきます。
タンチョウや紅葉に癒される釧路湿原
釧路湿原はJR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」がゆっくりと進み、眺望のいい場所では減速運転してくれます。一面が秋模様に染まる10月上旬からは「くしろ湿原"紅葉"ノロッコ号」です。国の特別天然記念物タンチョウは、給餌場「鶴見台」で11月から3月頃まで優雅な舞いを見せてくれます。
住所 | 〒088-2141ほか 北海道釧路市(細岡展望台は北海道釧路郡釧路町字達古武22番) |
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電話番号 | 0154-31-1993 細岡展望台は0154-40-4455 |
営業時間 | 通年 展望台4月~9月8:30~18:00 10月~3月9:00~17:00 |
定休日 | 展望台 年末年始 |
アクセス | たんちょう釧路空港から車で30分 |
駐車場 | あり |
②知床半島(斜里町・羅臼町)
知床半島は自然の宝庫です。陸と海、ともに豊かな生態系が育っていると評価され、2005年に世界自然遺産に登録されました。
ヒグマなどが生息する知床五湖や、オロンコ岩・オホーツク海をバックに沈む夕日が美しい夕陽台展望台、温泉が流れ込んで滝自体が大自然の温水プールになる「カムイワッカ湯の滝」など自然の神秘を感じる名所ばかりです。
ありのままの自然に出あえる知床
知床半島は冬になると、オホーツク海に流氷がやって来ます。北半球で流氷が訪れる南限とされ、流氷ウォークや流氷クルーズの体験がおすすめです。
流氷の仕組みは北海道立オホーツク流氷科学センターで学べます。かわいい妖精・クリオネも知床の生き物です。絶滅危惧種鳥類のオオワシやオジロワシも冬に出あえる鳥なので探してみましょう。
③能取湖サンゴソウ群生地(網走市)
能取湖(のとろこ)サンゴソウ群生地は、高山が色づき始める8月下旬から9月下旬、湖を真っ赤に染めます。青い秋の空と湖に、赤いサンゴソウがじゅうたんのように広がる風景は壮大で、思わず息を飲みます。
塩分を含む湿地に育つアッケシソウの別称で、高さは30センチほどで葉のない1年草です。夏の緑から色づき、やがて深紅になります。網走の名所の一つとしておすすめです。
おすすめはサンゴソウが色づく初秋の早朝
能取湖サンゴソウ群生地は約4ヘクタールで、木道の遊歩道が整備されていて、群生地の中を歩けます。観光旅行の際、見学におすすめの時間帯はサンゴソウが色づく初秋の早朝です。
オホーツク海に面した湖一帯に朝もやが発生すると、幻想的な景色が楽しめます。サンゴソウ群生地は一時期縮小しましたが、網走の卯原内観光協会などの尽力で復活し、絶滅危惧種に指定されています。
④幸福駅(帯広市)
幸福駅は、愛国駅とともに旧国鉄広尾線にあった駅です。1973年にテレビ番組で紹介されたのをきっかけに、年間7枚だった愛国から幸福行きの切符が300万枚売れる爆発的なブームを呼び起しました。
1987年の廃線後も、幸福駅は鉄道公園になり、帯広・広尾間を走ったディーゼルカーや、板張りのプラットホームが当時のまま残されています。
駅舎を飾る願掛けのピンク色の切符
幸福駅は駅舎の板壁が、ピンク色の大きな切符で埋め尽くされています。訪れた観光客が切符に願いごとを書いて、壁に貼ったものです。
もとは幸せを願う旅行客が、自分の名刺を貼って帰りましたが、あまりにも量が多く、景観などを配慮して切符に切り替わりました。切符は売店で購入可能です。駅には恋人や家族連れなどの笑顔があふれています。
⑤ジュエリーアイス(豊頃町)
ジュエリーアイスは冬、太平洋に流れ出た十勝川の氷が海岸に打ち上げられる自然現象です。氷は波にもまれているうちに角が取れ、透き通ったクリスタルのような氷塊になります。朝日や夕日を浴びて光る美しい氷は、ジュエリーアイスと呼ばれ、2017年にはニューヨークタイムズが「世界で唯⼀の景色」と報じました。
おすすめは1月中旬から2月下旬の日の出と夕方
ジュエリーアイスが見られるのは1月中旬から2月下旬の豊頃(とよころ)町大津海岸です。最適の時間は6時30分から1時間ほどの日の出と、16時過ぎの夕日になります。
体感温度はマイナス25度前後ですから、見学には厳重な防寒対策が必要です。トイレはありますが、近くにコンビニはありません。豊頃町は、とかち帯広空港から車で45分です。