北海道観光は結局どこに行くのが正解？行かないと損する名所をご紹介！

函館山は、函館市西端の標高334メートルの山で、牛が寝そべる外観から臥牛山（がぎゅうざん）と呼ばれます。ロープウェイで3分の山頂からは、海に挟まれた扇形の市街地がまるで手が届きそうに見え、「100万ドルの夜景」として香港・ナポリと並び世界三大夜景のひとつです。

函館山は、狭い市街地の両側に津軽海峡と函館湾が迫って「くびれ」をつくり、街の光と海の闇が見事なコントラストを演出します。街灯を温かみのあるオレンジ色に整備したり、歴史的建物をライトアップするなどの事業も行われました。何度でも見たくなる魔法の輝きは、市を挙げた努力のおかげでもあります。

登別温泉は新千歳空港から車で約1時間の山間にある温泉です。江戸時代から知られる日本を代表する名湯で、源泉の地獄谷からは毎分3000リットルの高温の湯が湧出し、泉質が9種類と多いことから「温泉のデパート」と呼ばれます。

主な泉質は硫黄泉で、効能は皮膚病などです。見どころいっぱいの人気スポットで、内外から年間300万人以上の旅行客が訪れます。

登別温泉は約3時間ごとに間欠泉から熱湯が噴出し、地獄の湯釜のような白い煙に包まれます。遊歩道は夜、足元に照明が灯されてミステリアスな雰囲気です。

天然の足湯が楽しめる大湯沼川天然足湯もあります。のぼりべつクマ牧場のクマへの餌やりは、エサ欲しさに拝んだり、手を叩いたりする愛嬌たっぷりのクマが見られ、おすすめです。

ノーザンホースパークは、新千歳空港から無料シャトルバスで15分、苫小牧の広大な緑の中にあります。天皇賞優勝馬など中央競馬で活躍したサラブレッドや繋養のポニーなど約80頭がのんびりと過ごす姿が間近で見られる場所です。1日2、3回開かれるポニーのショーは、ポニーの特技が愛らしい、と人気を呼んでいます。

ノーザンホースパークはアクティビティも充実し、森の中の的を狙うレーザーシューティングや風船がターゲットのバルーン アーチェリー、冬はチューブに乗って雪山を滑り降りるスノースライダーなどが楽しめます。

ペットと共にお茶を楽しめるオープンテラスや、バラやハギなどが4月から10月まで見られる約1万坪のガーデンは見逃せません。

洞爺湖（とうやこ）温泉は、約11万年前の巨大噴火で誕生したカルデラ湖・洞爺湖周辺の温泉街です。上質な温泉と風光明媚な周辺の景観から、2008年に洞爺湖サミットが開かれ、2009年には洞爺湖有珠山ジオパークが「世界ジオパーク」に認定されました。

透明な湖を遊覧船がめぐり、今も白煙を上げる有珠山や昭和新山は見ものです。

洞爺湖温泉は豪華なホテルや旅館が林立する温泉郷です。日帰り入浴施設では、眼前に広がる洞爺湖の景色と湯面が一体化して見えるインフィニティ風呂や露天風呂、サウナが楽しめます。洞爺湖の西端にある標高約170メートルの「サイロ展望台」からは、洞爺湖をはじめ、中島、有珠山、昭和新山の大パノラマが望めます。

ニセコは新千歳空港から車で約2時間、羊蹄山（ようていざん）のふもとにある温泉パラダイスです。世界に誇る雪質や充実したスキー場があり、ウインタースポーツのメッカとして知られます。

泉質のいい美肌の湯が湧く温泉天国で、冬季だけでなく、トレッキングやカヌー、乗馬などのアウトドアとともに一年通して楽しめるのが魅力です。

ニセコは100年以上の歴史をもつ温泉や秘湯のホテルなど約15軒の温泉郷です。日帰り入浴がリーズナブルに楽しめますから、スキー・スノボの後、汗を流す人たちに人気があります。清らかな伏流水が湧き出し、無料ですからペットボトルに汲んで持ち帰るのがおすすめです。

地球岬は室蘭市南部の絵鞆（えとも）半島最南端にある、高さ100メートルほどの断崖絶壁が14キロメートルも続く景勝地です。

快晴の日には遠く下北半島まで望め、宗谷岬・開陽台（中標津町）とともに地球が丸く見える北海道三大観光スポットとして人気があります。近くの展望台から、実際に地球がどれくらい丸く見えるのかチェックしてみると、楽しい思い出になりそうです。

地球岬は5月下旬から6月にかけて、幻想的な風景に出あうチャンスが訪れます。夜明けから10時30分頃までの間に発生する雲海です。雲海の発生率は高くありませんが、岬の標高が低めで雲海が移動しやすく、雲の動きがきれいだといわれます。

岬には光達距離が44キロメートルと北海道で最も遠くまで光が届くチキウ岬灯台があり、満月の夜、海上に浮かぶ月と海を照らす灯光は見事です。