目次 [表示]
- イタリアのナポリはどんな都市?
- イタリア・ナポリの人柄は?
- ナポリの気候は?
- ナポリ観光におすすめのシーズンは?
- ナポリ観光の必需品
- ナポリ観光におすすめの服装は?
- ナポリの治安は大丈夫?
- スリ対策を忘れずに!
- 英語は通じるの?ナポリ旅行で覚えておきたいイタリア語
- イタリア・ナポリ旅行の予算を解説
- イタリア・ナポリ観光におすすめのホテルは?
- イタリア・ナポリまで日本からのアクセス
- 本場の味を楽しむ!ナポリのグルメ
- おすすめのショッピングスポット
- ナポリのおすすめのお土産
- 絶対行きたい!ナポリのおすすめ観光スポット10選
- 1.国立考古学博物館
- 2.ドゥオーモ
- 3.サンタ・キアーラ教会
- 4.国立カポディモンテ美術館
- 5.卵城
- 6.ヌオーヴォ城
- 7.サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂
- 8.サンテルモ城
- 9.王宮
- 10.ガレリア・ウンベルト1世
- ナポリ周辺の半日観光プラン
- ナポリ周辺の1日観光プラン
- 午前から午後
- 夕方から夜
- ナポリ観光を満喫しましょう!
イタリアのナポリはどんな都市?
ナポリは、イタリアの南部にある都市で、イタリアのローマ、ミラノに次ぐ第三の都市でもあり、南イタリア最大の都市です。古代ギリシャ人に支配されていた起源を持っており、13世紀以降はナポリ大国の首都として発展してきました。絶景な景色で知られている有名な観光名所が多い観光都市で、世界遺産に登録されているスポットもたくさんあります。以前は、治安が心配されましたが、近年ではさほど心配しなくてもよいようです。
イタリア・ナポリの人柄は?
ナポリの人々の人柄は、とても陽気で明るい気質の人が多く、マイペースの人が多いです。以前は、ナポリ自体の印象があまり良くなかったので、観光客に対して「ウェルカム」な印象がありました。しかし、近年はあまりにも観光客が多く、あまり親切な印象を受けないかもしれません。有名な観光地でも、観光客に対してあまり愛想がなく、与えられた仕事だけをしているような印象を持つ観光客が多いです。
ナポリの気候は?
イタリアは、年間を通じて温暖な地中海洋性気候です。日本のように春夏秋冬があります。夏は日差しが強く乾燥していますが、冬は雨が多いようです。ナポリは、イタリアの南部に位置するため北イタリアと比較すると温暖ではありますが、海沿いの港町なので風の通りがほかの都市と比べると湿気が多く感じられます。ヴェスヴィオ山などの標高の高いところでは夏でも朝晩は、肌寒く感じるでしょう。
ナポリ観光におすすめのシーズンは?
ナポリを含む南イタリアは、夏の天気は晴れの日が多く、気温は20度から25度前後でしょう。気候は、日本に似ているので観光地を巡るなら、5月から7月、9月から11月がおすすめです。5月から7月、9月から11月の平均気温は、17度から20度前後になることが多いでしょう。この気温だと朝晩は寒さを感じることもあります。ナポリ周辺の地域に観光に行く時も、同じような気候だと考えてよいでしょう。
ナポリ観光の必需品
最近の観光では、スマホやタブレットで情報を調べて観光地などを巡るのが主流です。すると、アッという間に充電がなくなります。おすすめするのは小型バッテリーを持っていくことです。レンタルWi-Fiを持参するのもおすすめします。教会や聖堂を見学する時には、肩や膝が出ていると入館拒否される場合があるので、大判のストールがあるとよいでしょう。ナポリの名所を巡るなら、カメラは絶対に必需品ですね。
ナポリ観光におすすめの服装は?
服装は、11月から12月、1月から3月はまだ肌寒い時もあるので、冬用のコートを準備しておくと安心です。4月、5月ごろや9月、10月は、朝晩の気温差があるので脱ぎ着しやすいものがあると良いでしょう。6月から8月は湿度は低いですが、気温が高いので、半そでのTシャツでも快適に過ごせます。ナポリの観光地スポットは石畳のところもあるので、靴はスニーカーやヒールが低いものを選ぶと良いでしょう。
ナポリの治安は大丈夫?
ナポリの治安は、カモッラというマフィア組織があり、心配されますが、観光客が犯罪に巻き込まれることはほとんどないでしょう。しかし、観光客が被害にあいやすいのは、スリなどの軽犯罪です。ナポリに住む住人は「観光客が入れない地域はない」として、治安が良くなっていることを言います。治安が良くなったとしても、日本にいる時よりも手荷物やお金、スマホの出し入れなどには気をつけた方が良いでしょう。
スリ対策を忘れずに!
以前よりも治安が良くなったと言われていますが、観光客をターゲットにしたスリなどの軽犯罪は、以前と変わらず多く起きています。お金のほかにもスマホや手荷物などスリを狙う犯罪者には注意が必要です。混雑している繁華街や公共機関は、避けた方が良いでしょう。かばんは、ジッパーが前に来るように持つようにした方がより安全です。特に、治安が良くないとされている地域には入ってはいけません。
英語は通じるの?ナポリ旅行で覚えておきたいイタリア語
イタリアはナポリに限らず、あまり英語が通じませんが、観光地やホテルなど一部では、英語が通じる場合もあります。簡単なイタリア語を覚えておくと良いでしょう。「Buon giorno(ボン・ジョルノ)」は「こんにちは」「おはよう」です。「こんばんは」は「Buona sera(ボナ・セーラ)」になります。「ありがとう」は「Grazie(グラッツィエ)」。「すみません」は「Scusi(スクージ―)」といいます。
イタリア・ナポリ旅行の予算を解説
ナポリへの旅行には、旅行会社のパッケージツアーなどがありますが、成田発で84,000から254,000円前後です。旅行にかかる費用は、飛行機代と滞在するホテル代が主なものになるでしょう。格安航空会社や低料金のホテルを選べば、予算は抑えることが可能です。ナポリまでの直行便はないので、ローマ周辺のフィウムチーノやミラノリナーテなどを経由します。予算に合わせて、ホテルや飲食代を決めると良いでしょう。
イタリア・ナポリ観光におすすめのホテルは?
ナポリのホテル選びは、治安も考えて安心して過ごせるところを選ぶと良いでしょう。観光名所に近いところや有名なホテルにするのもおすすめです。ナポリ中央駅周辺のおすすめは「スターホテルズ テルミナス」や「ウナホテル ナポリ」「ステラホテル ザ ビジネスト」があります。サンタルチア周辺であれば、「グランドホテルヴェスヴィオ」や「ユーロスターズホテル エクセルシオール」などが良いでしょう。
イタリア・ナポリまで日本からのアクセス
日本からナポリまでの直行便はないので、ナポリ周辺にあるローマ経由かミラノ経由となる場合が多いです。成田空港から国際線で12時間30分(約半日)でミラノに到着し、そのあと国内線で1時間15分でナポリに到着します。飛行機を使うと半日以上が移動の時間になるでしょう。国際線でローマまで行き、ローマから鉄道を使う場合は、テルミニ駅またはティブルティーナ駅からナポリ中央駅に向かうことができます。
本場の味を楽しむ!ナポリのグルメ
ナポリは港町でもあるため、新鮮な魚介を使った料理や南イタリアのトマトをふんだんに使った料理がおいしいと有名です。日本人の口にも合いやすく、おいしいグルメがたくさんあります。中でもピザの「マルゲリータ」はナポリが発祥とされており、とても有名です。ピザのほかにおすすめなのものは、パスタやアクアパッツァ。ナポリ観光をしながら、1日のうちに複数の有名店に行くこともできるでしょう。
おすすめのショッピングスポット
ナポリ周辺では、ガエタノ・フィランジェーリ通り、ミッレ通りは、ブランド店街です。隣接するマルティ―リ広場の周辺にも、有名ブランドのお店が多くあります。アウトレットでは、ラ・レッジア・デザイナー・アウトレットがあり、トレド通りやスパッカ・ナポリは1日を過ごせる観光地として有名ストリートで、お土産も買えるスポットです。
ナポリのおすすめのお土産
ナポリの定番のお土産のおすすめは、レモン雑貨やお菓子です。レモンをモチーフにした雑貨や香り付きの石鹸などがあります。リモンチェッロもお土産として人気が高いもので、南イタリア伝統の甘い食後酒です。いろいろなデザインのボトルがあるのでお土産に最適。値段も10ユーロ(日本円で約1,300円)で購入できます。そのほかには、ローカルスイーツのババの瓶詰や個性的なかわいいお皿も喜ばれるお土産になるでしょう。
絶対行きたい!ナポリのおすすめ観光スポット10選
ナポリにはたくさんの観光地があり、その周辺も中世の建物が多く建てられています。観光地までのみちのりを楽しむことができるでしょう。観光地周辺は治安もよく、安心して巡ることができます。「ナポリを見てから死ね」と言われるほど、美しい景色、青く澄み渡った海や空のほかに、中世からの芸術的な価値のある建造物も観光スポットです。お土産を買うこともできるでしょう。その中から名所と言われるところを紹介します。
1.国立考古学博物館
イタリアを代表する考古学博物館で、ナポリに行ったら「国立考古博物館」を見に行った方がいいと言われるほどの名所です。展示されているものは、大理石彫刻や宝石、銅像、フレスコ画や銀製品などで、ポンペイからの出土品が多く展示されています。また、中1階に展示されている「アレッサンドロのモザイク」も見る価値があるでしょう。
2.ドゥオーモ
ナポリのスパッカナポリのトリブナーリ通りからドゥオーモ通りに折れたところにあります。ナポリの守護聖人「サン・ジェローナ」の血液が安置されており、年に3回その血液が液体になる奇跡が起きるというミステリアスな魅力を感じるでしょう。ネオ・ゴシック方式のファザードや美しい天井画が有名で見どころです。タイミングが合えば地元の結婚式を見られることもあるようですよ。
3.サンタ・キアーラ教会
スパッカナポリの入り口にあるサンタ・キアーラ教会は、観光名所です。ゴシック様式で建築されており、ファサードはバラ窓が施されています。天井は高く広々とした空間で厳かな雰囲気が感じられるでしょう。特に「クラリスの中庭」が有名で、当時の芸術家ドメニコ・アントニオ・ヴァッカーロによって、描写された田園風景、神話などをマヨリカ焼きで表現され、タイルが中庭を華やかに彩っています。
4.国立カポディモンテ美術館
絵画や陶磁器が多く展示されている国立美術館です。中世から続くイタリアの名門ファルネーゼ家によって創設されました。ナポリでも名所となっている国立美術館で、ラファエロ、チィツィアーノ・ボッテヒチェッリなどの作品が展示されており、旧居室では、カポディモンテ焼きの作品を見ることができます。
5.卵城
ナポリの中世時代に建てられた古城の中でも名所となっているのが「卵城」です。古代遺跡と並んで人気のスポットとなっており、多くの観光客が訪れます。独特の形をした古城で、巨大な石の要塞の形状をしているのを感じてみてください。その理由は、かつて軍人の別荘だったことにあります。サンタルチア地区の海岸通に建つお城です。
6.ヌオーヴォ城
ヌオーヴォ城は、ルネッサンス建築として有名な古城の一つです。お城の周辺は、世界各地から訪れる観光客にも人気のスポットになっています。ヌオーヴォ城は、イタリア・ナポリのメトロ1号線・ムニチーピオ駅の近くにあるので、アクセスが良いでしょう。ヌオーヴォとは、新しいという意味があり、以前からあった卵城と区別するために「ヌオーヴォ」と名付けられました。13世紀にアンジュ―家の城として建てられた城です。
7.サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂
ローマのパンテオンに相当するのが「サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂」です。ナポリのメイン広場である、歩行者専用のプレビシート広場にあります。広場の近くにはバスやケーブルカーが止まるので、行きやすい場所です。協会の内部は入場無料となっていますが、午後の早い時間帯の数時間だけ入場禁止となる時間帯があります。30分ほどあればすべてを鑑賞することがで切るでしょう。
8.サンテルモ城
ヴォメロの丘の上に建てられた星形をしたお城として有名で、観光客にも人気の名所です。現在は周辺が高級住宅街となっているので治安もよく、ゆっくりと見物することができるでしょう。博物館として使われているので、鑑賞できる展示物が多くあります。丘の上に建てられているので、屋上からはヴェスヴィオ山を見ることができるでしょう。
9.王宮
かつてナポリ王位や両シチリア王位についていたブルボン家の王宮で人気の名所です。豪華な部屋が並び、各部屋にはたくさんの絵画が飾られ、バサーノ、グイドレーニに作品も展示されています。プレビシート広場に面しており、西ファサードに、ナポリ王国を12世紀に建国した時からのいろいろな王の像を見物できるでしょう。王宮の内部も保存状態が良いので、ゆっくりと鑑賞して回ると壮大さを感じられます。
10.ガレリア・ウンベルト1世
1890年に完成したガレリア・ウンベルト1世は、ガラスと鉄で作られた高さ58メートルのドームを中心とした十字に交わるアーケードです。アーケード内部には、ショップやカフェが並び、人気の観光スポットでもあります。また、たくさんのお店が並んでいるので、お土産探しにも最適な場所になるでしょう。ウィンドショッピングをしながら、半日から1日を過ごすことができます。
ナポリ周辺の半日観光プラン
観光地は比較的治安もよく、半日をかけて観光地巡りができるでしょう。例えば、ナポリ中心部のプレビシート広場、サン・カルロ劇場、王宮、ガレリア・ウンベルト1世の外観を見物して、ヴォメロの丘の上にあるナポリ市街が一望できる名所でもあるサンテルモ城へと移動します。昼近くになって旧市街地の人気スポットのスパッカナポリを見物しながらお土産を探しも良いですね。人気のピザ店で昼食を取るプランで半日を過ごせます。
ナポリ周辺の1日観光プラン
ナポリは有名な観光名所がたくさんあり、絶景を楽しんだり、中世の建造物を鑑賞したりすると、1日をかけてゆっくりと散策できます。ショッピングモールや友人などへのお土産探しをしながらナポリの街へ出かけましょう。
午前から午後
スパッカナポリからサン・セヴェーロ礼拝堂を鑑賞し、サンタ・キアラ教会へ移動します。昼もスパッカナポリで昼食を取ったり、お土産を探したりショッピングを楽しみましょう。午後は海辺のエリアに移動。プレビシート広場やサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂などを見物しましょう。そのあとは、海沿いのナザーリオ・サウロ通りに行きます。ナポリ湾に面しており、奥にはヴェスビオ山が見えるので、人気の撮影スポットです。
夕方から夜
夕方になったら王宮へと戻り、ガレリア・ウンベルト1世で休憩すると良いでしょう。アーケードを抜けるとトレド通りが広がり、さまざまなお店があるのでお土産を探すのも良いですね。夜は、サン・カルロ劇場でオペラ鑑賞をします。1日かけてそれぞれの地域を回り、最後はオペラ鑑賞する1日プランです。オペラ鑑賞が終わる時間が深夜になる場合もあるので、治安が良いところを選んで安全第一で帰りましょう。
ナポリ観光を満喫しましょう!
ナポリ観光に行く前に知っておきたい情報などを紹介しました。ナポリには、世界遺産に登録されている建造物や中世からの遺跡が多くあります。絶景スポットもたくさんあり、どこに行こうか計画を立てる段階から楽しいものになるはずです。景色や建造物のほかにも、食事やショッピングも楽しめる場所がたくさんあるので、準備をしっかりしてナポリ観光を満喫できるように計画を立ててみましょう。