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ニース観光でおすすめのプランをご紹介!人気観光地のまわり方は?

ニース観光でおすすめのプランをご紹介!人気観光地のまわり方は?

フランス南部に位置するニースは、美しい地中海に面した人気のリゾート都市です。歴史のある街並みが残る旧市街や大聖堂など、多くの観光スポットがあるため効率よくプランを立てる必要があります。今回はニースを観光する方におすすめのプランや見どころをご紹介しましょう。

目次 [表示]

フランスの人気リゾート「ニース観光」特集

フランス南部に位置する「ニース」は、1年中穏やかな気候でヨーロッパの中でもリゾート地として人気を集めている観光地。地中海で採れた新鮮な魚介類を提供するレストランも数多く、歴史を感じる旧市街での買い物などが楽しめる見どころ満載の場所です。今回は滞在日数を考慮しながら、効率よく楽しめるニースの観光プランをご紹介します。

フランスの都市ニースの基礎知識

フランス国内における観光地として首都のパリに続き人気を集めているのが「ニース」です。ニースはフランスの南東部に位置する都市で、アルプ=マリティーム県の中心都市となります。地中海に面した美しい海を楽しむことができ、年間を通して気候も穏やかなので多くの観光客に人気の観光地。市内を中心に美術館や買い物スポットが集中しているので、ニースの見どころを短い日数でも楽しめます。

気候

ニースは地中海に面した土地のため、年間を通して比較的気候が穏やかなのが特徴です。ニースのベストシーズンは6月から9月の間で、平均気温は20℃以上となります。フランスの首都であるパリよりも平均気温は3℃程度高く、冬の時期でも平均気温は10℃前後です。雨季はありませんが、10月は降水量が10%前後となり、他のシーズンよりも雨の確率が高い時期になります。

人気の年間イベント

ニースの中でも、もっとも盛大なイベントといえば「Carnival of NICE」です。Carnival of NICEは1873年に誕生したニースの伝統的なお祭りで、ストリートには大きな人形などを装飾した数多くのフロート車が走り、街はお祭りムード全開になります。開催時期は毎年2月から3月にかけて行われ、期間は2週間前後。この他にも毎年11月に、屋外で行われるジャズコンサートなどもニースの歴史あるイベントの1つです。

人気の観光地・名所・見どころ

ニースの都市は観光名所が市内に集中しているため、比較的少ない日数で観光地をめぐれます。ニースには、古くから歴史のある教会や世界的にも有名な作品を展示した美術館などが多く、市内での移動は、トラムやバスを利用すれば短時間で移動することが可能です。ニースの観光名所を探訪した後は、美しい地中海を見ながら、ゆったりとリゾート気分を味わうのが最大の見どころ。

ニース市内の交通手段

ニース市内の移動に便利な公共交通機関は、「トラム・バス」、「タクシー」、「電車」です。2019年7月、新たにトラムの路線が開通したことで、空港から市内へのアクセスが、さらに便利になりました。公共交通機関を利用する場所や行先、滞在日数などを考慮しながら、公共交通機関を効率よく利用しながら観光地をめぐりましょう。

トラム・バス

観光地との間を移動するのに便利な交通手段なのが「トラム・バス」です。トラムとバスは共通のチケットで利用でき、片道1.5ユーロとなります。ニース滞在中に複数回利用したい方は、10回回数券や1日券の購入がおすすめです。1日の便数も比較的多いですが、観光地によっては、早めに営業が終了する場合もありますので注意しましょう。

トラムの利用方法

トラムは1号線、2号線、3号線に分かれており、路線によって行先が異なります。1号線はニース市内を南北に走行しており、市内観光する際に利用するのがおすすめです。2号線は空港から市内をつなぐ路線で、ジャンメドサン地区が終着となり、ホテルへのアクセスも抜群。3号線はニースから西に走行しており、観光客にとっては、1号線と2号線を上手に利用するのがおすすめです。

バスの利用方法

バスは1桁から3桁までの数字に分かれていますが、市内観光であれば5番のバスをメインに利用するのが、おすすめ。5番のバスはニース市内の観光名所付近にバス停が設置されており、約10分間隔で運行しているので、とても便利です。モナコやエズ村など、ニースから少し遠くの観光名所に行く場合は、3桁のバスを利用しましょう。モナコ行きは100番のバス、エズ村行きは112番か82番になります。

タクシー

トラムやバスの停留所がない場所や夜間の移動などには、タクシーを利用するのがおすすめ。タクシーはタクシーの標識がある場所から乗車するのが基本です。初乗りは3.5ユーロからで、大きな荷物を載せる場合は追加で2ユーロが必要になります。ニースのタクシーはドアが手動なので、タクシーを乗降りする際は注意しましょう。空港から市内までの利用は、荷物の追加料金も含め一律32ユーロとなっています。

電車

電車の種類は大きく分けて、新幹線、特急、普通車に分かれています。ニースから少し離れた観光名所に行きたい方は、電車を利用するのがおすすめ。モナコやカンヌまで電車で行く場合は、TERの電車に乗れば1時間以内に到着できます。パリやイタリアなどへも電車で行くことができますので、滞在日数に合わせて効率よく利用しましょう。

ニースおすすめ観光プラン1:王道

ニースは比較的面積が狭い都市なので、観光名所を絞って周遊すれば、滞在日数が短い方でも十分楽しめます。1日を有効活用するためにも、朝から市内を散策し、ニースの美しい景色を堪能しながら観光名所を巡るのがおすすめです。ニースの観光名所で「ここだけは押さえたい」というスポットを中心に、見どころ満載の王道プランをご紹介いたします。

早朝:海岸沿い散策

ニースに来たら朝早くから海沿いを散歩し、地中海の美しい景色を見ながら、さわやかな朝をスタートしましょう。朝早い時間は、まだお店は開店していませんが、朝市がオープンしています。海沿いを歩きながらサレヤ広場に出かけ、ニースのマルシェを覗いてみるのもおすすめ。朝市では、地元で採れた新鮮な食材や花々が販売されており、小さなタイプのオリーブオイルやお菓子はお土産にも最適です。

午前:ショッピング

サレヤ広場で朝市を満喫したら、旧市街地を散策してみましょう。ニースの古い町並みが残された旧市街では、細い路地に入ると可愛い雑貨屋やカフェなどが軒を連ねています。広場にはマルシェや土産物屋もあり、買い物スポットも満載。旧市街には大聖堂や教会なども建てられていますので、買い物を楽しみながらニースの歴史に触れるのも見どころの1つです。

午後:国立マルク・シャガール美術館

買い物を楽しんだ後はトラムに乗り、美術館へ向かいましょう。国立マルク・シャガール美術館は、フランスの画家としても世界的に有名なマルク・シャガール氏の作品が展示されています。マルク・シャガール氏がフランスに寄贈した「聖書のメッセージ」と呼ばれる作品などが有名で、美術館の建物にほどこされた美しいステンドグラスも見どころの1つです。

基本情報・アクセス方法

国立マルク・シャガール美術館の営業時間は、午前10時から午後5時までで毎週火曜日は定休日となります。入場料は10ユーロで、シャガール氏の作品を説明してくれるガイド付きツアーも有り。美術館へはニース市内から15番バスで行けます。

夜:海沿いディナー

買い物や美術館巡りを楽しんだ後は、日が暮れる前に海沿いのレストランへ向かいましょう。コードダジュールの海岸沿いには、ご当地のニース料理・フランス料理からイタリア料理まで、さまざまなタイプのレストランがあります。夕暮れと青い海が美しい風景をバックにニースでの最高の1日を締めくくりましょう。

ニースおすすめ観光プラン2:歴史と芸術に触れる

フランスの首都パリは「芸術の都」と呼ばれるように、ニースにも、さまざまなジャンルの美術館が点在しています。芸術に興味がある方は、ニースの古き街並みや建造物を眺めながら、ニースの美術館にしかない芸術や作品を鑑賞する旅もおすすめです。滞在日数が4日以上の方は、ニースの芸術を楽しみながら街中をゆっくり散策してみましょう。

午前中:大聖堂・教会巡り

ニースの中でも最大規模を誇る教会といえば「ノートルダム大聖堂」です。ノートルダム大聖堂は、1800年代に設計されたゴシック様式の建造物で、ニール市駅からも徒歩でアクセスできる場所にあります。大聖堂の見どころの1つが聖母マリアの被昇天に基づいて作られた2つの塔です。白く美しい大聖堂ですが、暗くなるとライトアップされますので夜の見学もおすすめ。

午後:美術館巡り

ニース市内にはフランスの画家であるマルク・シャガールの美術館をはじめ、数多くの美術館が点在しています。国立マルク・シャガール美術館に続いて人気が高いのが、近代現代現代美術館です。近代現代美術館ではポップアートが中心で、フランスの画家であるイヴ・クライン氏の作品が多く展示されています。屋上からは美しいコートダジュールの海が見えるため、作品以外の見どころがあるのも魅力の1つ。

夕方:オペラ座

美術館を巡った後は、海外沿いにあるオペラ座へ向かいましょう。ニースのオペラ座では、毎月バレエやクラシックコンサートなどが随時開催されています。ニースのオペラ座もクリーム色の壁に豪華な装飾がほどこされ、内装を見るだけでも一見の価値ありです。オペラ座に行く際はドレスアップして行きましょう。

ニースおすすめ観光プラン3:お土産も買えるショッピングスポット巡り

海外旅行の楽しみ方の1つとして外せないのが「ショッピング」。フランスの首都であるパリでは、世界的に有名な高級ブランド店が数多く立ち並んでいますが、ニース市内は小さな雑貨屋やお土産屋が軒を連ねているのが大きな特徴です。マセナ広場からアクセスしやすい場所にデパートもありますので、滞在日数が短い方でも気軽にショッピングを楽しめます。

午前:庶民派デパート「Nice Etoile」

マセナ広場から徒歩圏内にある庶民派デパートといえば「Nice Etoile(ニース・エトワール)」です。Nice Etoileはファストファッションブランドを中心にリーズナブルで、おしゃれなブランドが数多く立ち並んでいます。フランスで人気の高いMONOPRIXも入っていますので、人気のエコバッグ(1.5ユーロ)などをお土産に購入しておくのもおすすめです。

午後:高級デパート「Galeries Lafayette」

フランスといえばルイヴィトンやクリスチャンディオールなどの数々の有名ブランド発祥の国です。旅の思い出に高級ブランドでショッピングしたい方は「Galeries Lafayette」に行きましょう。ルイヴィトンやエルメスをはじめ、フランス発祥のブランドの中には日本未入荷のアイテムもあります。好きなブランドが決まっている方は、ブランドを絞り路面店をチェックするのもおすすめです。

夕方:人気スーパー「Carrefour」

海外旅行の買い物といえばスーパーマーケットも外せないショッピングスポット。フランスで人気の高い「Carrefour(カルフール)」は、食材からリーズナブルなコスメまで幅広い品揃えなので、お土産探しにもぴったりの場所です。海岸沿いから徒歩10分圏内にあり、空いた時間を使いながら効率よく買い物を楽しみましょう。

ニースおすすめ観光プラン4:ニース周辺も訪問する欲張りコース

ニース市内は比較的面積が狭いため、滞在日数が短い方でも市内観光を十分楽しめます。滞在日数が3日以上ある方は、ニース周辺の都市にも足を伸ばしてみるのがおすすめです。ニースから少し離れた都市に移動する場合は、電車やバスを利用し、車窓から南仏の美しい景色を堪能しましょう。

午前:映画祭の街「カンヌ」

日本の芸能人も数多く訪れたことがある有名な都市といえば「カンヌ」。1846年から続くカンヌ国際映画祭は、世界三大映画祭の1つで毎年5月に開催されています。フランスの南西部に位置するカンヌは、ニースから電車で30分程です。ここ以外にも旧市街やカジノなどの観光名所がありますので、ニースとはまた違った魅力を楽しめます。

午後:香水の街「グラース」

カンヌからバスに乗り、香水のメッカと呼ばれているグラースに向かいましょう。世界の有名ブランドをはじめ、フランスで作られている香水のほとんどは、グラースにある工場で作られています。香水工場では工場内を見学できるツアーもあり、事前に予約が必要になりますがオリジナルの香水作りをすることも可能です。

ニースおすすめ観光プラン5:人気の2都市周遊

滞在日数が4日以上ある方は、フランスの南東部にある都市にも出かけてみましょう。特にニース周辺で人気の高い観光地といえば「エズ村」と「モナコ公国」です。ニースとモナコの中間地点に位置するのがエズ村で、山と海に囲まれた絶景を楽しめるおすすめの観光名所。エズからモナコまではバスで30分ほどなので、滞在日数が少ない方でも1日に2都市を満喫できます。

午前:エズ村

通称「鷹の巣村」と呼ばれているエズ村までは、ニースから118番のバスに乗って向かいましょう。エズ村は小高い山々に囲まれており、山から海を見下ろした景色は絶景です。比較的勾配のある道が多いので、歩きやすい靴で出かけるのがおすすめ。小さな路地がいくつもあるますから、景色を楽しみながら散策するのも見どころの1つです。

午後:モナコ公国

世界の富豪が集まる国といえば「モナコ公国」です。モナコ公国では毎年F1グランプリが開催されることでも有名で、海には世界の富豪が所有する豪華なクルーザーが数多く停泊しています。モナコには「カジノ・ド・モンテカルロ」と呼ばれる大きなカジノもあり、モナコの人気観光名所の1つ。カジノではドレスコードが厳しいため、館内でカジノを楽しみたい方は注意しましょう。

ニース観光でおすすめのプラン(まとめ)

フランスのリゾート地としても人気の高い観光地といえば「ニース」です。地中海に面したニースは年間を通して穏やかな気候なのでシーズンを問わず観光名所を楽しめます。市内には、古い歴史をもつ街並みや建造物が数多くあり、滞在日数が4日以上ある方はニース周辺の観光地も合わせてまわるのがおすすめです。さまざまな見どころがあるニースの街を楽しく旅しましょう。

Sa-ya
ライター

Sa-ya

アメリカやアジアでの海外在住歴があり、海外旅行が大好きなライターです。海外旅行では新しい発見や出会いがあり、行く先々で新たな世界や価値観を感じることができます。一人でも多くの人に旅の魅力を伝え、世界を旅したくなる記事を執筆中です。

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