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バリ島の治安をエリアごとにご紹介!旅行で注意が必要なエリアは?

バリ島の治安をエリアごとにご紹介!旅行で注意が必要なエリアは?

インドネシアの人気リゾート地、バリ島のエリアごとの治安について紹介します。バリ島には、いくつものエリアに分かれたリゾート地があり、それぞれに特色があります。治安状況も場所によって変わるので、ぜひ旅行前にチェックしておきましょう。

目次 [表示]

バリ島の治安はいい?悪い?

Photo bySushuti

世界的にも有数のリゾート地として人気の高いバリ島。日本からも多くの旅行者が訪れており、比較的身近なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、リゾート地とは言っても、安全な場所もあれば、治安が悪い危険な場所もあるのが外国では当たり前です。せっかくのリゾートで、トラブルに遭遇してしまわないためにも、しっかりと知識を身に付けておきましょう。

バリ島ってどんなところ?

Photo byz0man

バリ島は、東南アジアにある国、インドネシアに属する島です。ジャワ島の東に位置するこの島は、一年を通じて温暖な気候が続く常夏の島であり、リゾート地として多くの旅行者で賑わってきました。島国として独特の文化を形成してきたこの地では、舞踊芸能の「ケチャ」をはじめ、多くの伝統文化も重要な観光資源となっています。

バリ島の治安

注意が必要

Photo byRicinator

これはどこの国でも言えることですが、日本と比べて同等以上に治安のいい国というのは、ほとんどありません。リゾート地として賑わうバリ島であっても、日本と比較してしまえば、やはり治安は悪いと言わざるをえないでしょう。事実、バリ島では旅行者を狙った犯罪も起きており、インドネシア全域で見れば、デモやテロといった危険もあります。これらのことから、バリ島も十分に注意して旅行する必要があるといえるでしょう。

スリ・ひったくり・置き引き

Photo bymohamed_hassan

バリ島において、旅行者の被害が多いのが、スリやひったくり、置き引きといった、物を盗まれる犯罪です。路上などでの被害は、もちろんのこと、ホテルのロビーでの置き引きや、空港の預け入れ荷物の盗難なども起きています。日本人が狙われやすいという情報もありますので、周囲に人がいる環境では、注意を怠らないようにしましょう。

薬物犯罪

Photo byqimono

インドネシアは、薬物犯罪に対して、とても厳しい国です。しかし、それでも薬物を使用している人間はいますし、日本人旅行者に勧めてくる場合もあります。旅行で楽しい気分になって、軽い気持ちで手を出してしまったが最後、インドネシアの重い刑罰を受け、最悪、死刑もありえるのです。知らぬ間に「運び屋」にされていたというケースもありますので、十分に気を付けましょう。

デモに注意

Photo bycubicroot

外務省の情報によると、インドネシア各エリアの危険レベルは「レベル1:十分注意」となっています(2019年11月現在)。その原因の一つが、2019年9月からジャカルタなどで起きている、大学生を中心とした抗議デモです。インドネシアでは政治家による汚職が横行しており、政治不信に陥った市民らと警官隊らが衝突。大学生が射殺される事態にまで発展し、地元の取材記者への暴行なども起こっています。

テロの危険も

Photo byTheDigitalWay

インドネシアの危険度を上昇させている、もう一つの要因はテロです。2009年に起きたジャカルタのホテルでの同時爆弾テロをはじめ、ジャカルタではたびたび公共の施設を狙った爆弾テロが起きています。ジャカルタのあるジャワ島は、バリ島のすぐ西側にあるため、こちらもテロのターゲットにならないとは言い切れません。不審な荷物を見つけた場合には、決して近寄らず、近くにいる警察や警備員に知らせましょう。

バリ島周辺の危険地域

パプア州

Photo byFajrul_Falah

インドネシアの東部にあるパプア州は、インドネシアからの独立志向が高い地域であり、一部の武装した独立派住民と、治安当局との衝突がたびたび起きています。また、パプア系民族差別に対しての抗議デモなども行われ、これを契機とした暴動に発展したケースも。外務省はこの地域を「危険度レベル2」に設定し、不要不急の渡航は止めるよう注意を呼び掛けています(2019年11月現在)。

スラウェシ州ポソ県

Photo by debaird™

インドネシアの中央あたりにあるスラウェシ州ポソ県。この地も、パプア州と並んで「危険度レベル2」に指定されています(2019年11月現在)。この地では、1998年にイスラム教徒の住民とキリスト教徒の住民の間で衝突が起こり、それ以降も緊張状態が続いていました。さらにイスラム過激派の拠点となっているという情報もあることから、安全性が確保されていません。

治安以外の注意点

天災の危険性

Photo by D-Stanley

インドネシアは、2004年に発生したスマトラ沖地震で、最も大きな被害を受けた国です。これによってインフラは崩壊し、不安と混乱から治安が悪化。性的暴行事件や子供の誘拐などが頻発したとされています。インドネシアには活火山がいくつもあるため、今後もこのような大災害が発生する可能性が無いとは言い切れません。旅行先で、こうした被害にあった際の対処法も、事前に確認しておくといいでしょう。

病気に注意

Photo by tataquax

インドネシアでは、デング熱やマラリアなどの、蚊が媒介する病気にかかる恐れがあります。高熱が出た際には、これらの病気に感染している可能性がありますので、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。また、バリ島には野犬が多く生息しています。犬のみならず、猫やコウモリといった現地の動物は、狂犬病ウイルスを保有している可能性がありますので、不用意に近づかないようにしましょう。

クタ・レギャンエリア

バリ島一の繁華街

クタ・レギャンエリアはバリ島で最も賑わっている地域です。クタのビーチはサーフィンの聖地とされ、世界中からサーファーが集まり、サンセットの美しさも見もの。レストランやショッピングが楽しめる施設も多いため、この地を拠点にバリ島観光を楽しむ旅行者も多いです。

繁華街ゆえに夜間の治安は悪い

バリ島随一の繁華街ということで、深夜になっても楽しめるバーやナイトクラブがあります。それだけに、他のエリアと比べて、治安は悪い方であると言えるでしょう。スリなどはもちろん、ナイトクラブでは薬物を勧めてくる人間も多くなっています。こういった誘いに対しては、はっきり断るか、もしくは最初からナイトスポットには近づかないようにしましょう。

スミニャック・クロボカンエリア

大人向けのお洒落なエリア

スミニャック・クロボカンエリアは、バリ島の流行発信地です。そのため、お洒落な雰囲気のお店が並んでおり、ハイセンスな大人の街と言えます。ファッションや雑貨などの買い物を楽しめる他、ビーチを展望できる素敵なバーやレストランで、大人のデートを楽しむのもいいですね。

比較的安全なエリア

高級な店やホテルが並ぶエリアということもあり、他のエリアと比べても治安はいい方でしょう。しかし、こういった高級エリアに狙いを定めるスリもいるため、荷物の管理には、より一層注意が必要です。また、比較的安全とは言っても、人通りが少なくなる夜間の外出は、なるべくやめておいた方がいいでしょう。

ジンバランエリア

落ち着いた雰囲気のリゾート地

ジンバランエリアは、空港から車で20分ほどの距離にある地域です。この地はヴィラやホテルが並んでおり、繁華街や観光客向けのレストランなどはあまり多くありません。地元の人々も多く生活しており、遊びや買い物よりも、のんびりとバカンスを楽しみたいという人向けのエリアです。

ホテル周辺は安全

リゾートホテルが多く並ぶということもあり、バリ島の中においても治安はいい方でしょう。しかし、ホテルの敷地外の一般道は、現地の人々も多く利用するため、必ずしも安全とは言い切れない部分もあります。特に、夜に女性だけで出歩くようなことは、絶対にやめましょう。

ヌサドゥア・ブノアエリア

家族連れにも人気のエリア

このエリアは、インドネシア政府のリゾート開発政策によって発展したエリアです。ヌサドゥアエリアは、入るためにチェックを受けなければならないなど、セキュリティがかなり厳重になっています。この近辺の海はとても穏やかで、ホテルのプライベートビーチでも遊べるため、家族連れにも人気の高いエリアです。

最も安全なエリア

厳重なセキュリティチェックが行われていることもあり、このエリアはバリ島でも最も治安がいい場所と言えるでしょう。しかし、中には、安心し過ぎて荷物から目を話していたら置き引きに遭った、という話もあります。あくまでも外国であるということは忘れてはいけません。

ウブドエリア

緑に囲まれたリゾート

このウブドエリアは他のエリアとは異なり、海沿いではなく、島の内陸部にあるエリアです。そのため、バリ島の豊かな緑が楽しめる、一風変わった場所となっています。このウブドエリアは、「芸術の村」とも言われており、バリ島伝統舞踊の「ケチャ」などが鑑賞できるのも魅力の一つです。

野犬に注意

ウブドエリアは落ち着いた雰囲気の田園地帯であり、繁華街からも離れているため、女性が一人で出歩けるほど治安がいいです。しかし、緑が多いという場所柄、夜になると野犬が出没しやすくなります。バリ島の野生動物の中には、狂犬病を媒介するものも少なくないため、やはり夜間に出歩くことは控えた方がよさそうです。

サヌールエリア

リゾート発祥の地

サヌールエリアは、バリ島の中でも、最初にリゾート地として開発されたエリアです。現在では、各地のリゾートが開発されたこともあって、一時のような賑わいはありませんが、その落ち着いた雰囲気を好む旅行者も少なくありません。また、このエリアは、他のどのエリアよりもバリ島らしさが残っていて、リピーターの旅行者に人気があります。

置き引きに注意

サヌールエリアは、基本的にはのどかな落ち着いた雰囲気の場所で、治安が悪い場所もあまりないのですが、近年ではビーチでの置き引きが増えているようです。また、場所によっては歩道が整備されていないところもあるため、事故になど遭わないよう、交通面でも気を付けたいところですね。

ウルワツエリア

高台からの景色が楽しめる

ウルワツエリアは、「ブルガリ」がリゾートホテルを建造したことで話題になり、その他にも高級なリゾートホテルが点在しているエリアです。崖の上に建てられたホテルも多く、ビーチとはまた違った景観が楽しめるのも、このエリアの特徴となっています。

猿に注意

ウルワツの治安については、他のエリアと同じように、特別悪いということはありません。しかし、観光名所のウルワツ寺院にいる猿には注意が必要です。ここにいる猿は、人の身に付けている眼鏡やアクセサリー、カメラなどを盗む習性があります。取り返せても壊れていた、なんてこともあるので、盗まれそうな物はしまっておいた方がいいかもしれません。

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バリ島の治安情報まとめ

Photo byDEZALB

ここまでバリ島の治安について書いてきました。治安がいい国であろうと、悪い国であろうと、「危険な場所には行かない」、「誘いには乗らない」、「荷物の管理を徹底する」といった、基本的な対策は同じです。渡航に関しては、最終的に自己判断となります。治安に関しては、人命に関わる問題でもあるため、旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」を確認するようにしてください。

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。
瀧口
ライター

瀧口

ライターの瀧口です。よろしくお願い致します。

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