チェコのプラハで気をつけたい10つの注意点！観光で気をつけるポイントを解説！

ヨーロッパに位置するチェコ共和国の首都プラハは、中世の街並みに歴史的建造物が多くあり人気の観光都市です。プラハは街全体が世界遺産に登録されており、『百塔のプラハ』『博物館のような街』と言われ、毎年多くの観光客が訪れ賑わいます。日本語ではプラハですが、「Prague（プラーグ）」と英語で呼ばれるのです。チェコのプラハは人気の観光都市ですが、果たして治安はいいのか悪いのか心配ですよね。プラハで気をつけたいこと、注意してほしい点などお伝えしていきます。

世界の中でも治安のいい国の上位に入る日本、チェコのプラハも同様に政治、社会、治安情勢は落ち着いており安定しています。しかし、犯罪の件数は日本と比較すると2倍となるチェコ共和国です。日本人の犯罪の被害で1番多いのは、スリと置き引きとなっています。プラハ旅行に限らず、海外へ行く時には高級バッグ、アクセサリーなどは身につけないようにしましょう。

チェコのプラハで1番注意したい軽犯罪は、スリ・置き引きとなります。特にメトロや地下鉄の中でのスリには注意しましょう。スリのプロ集団が乗車している可能性が高いです。公共交通機関では、空いている席があれば座る方が、スリなどの軽犯罪防止となります。入り口付近に立っているのが1番危険ですので、席があれば座りましょう。入り口に立っていると無理やりバッグを引っ張られたりと危険です。

プラハの観光スポットでは写真を撮って気が緩んでいる時に、スリに遭いやすいために気を引きしめましょう。観光名所となる、カレル橋、旧市街広場、天文時計台など人混みの場所、パフォーマンスなどに気を取られている時などスリに遭いやすいです。リュックサック、ハンドバッグなどは体の前に持つようにしましょう。スマートフォンを持ちながら歩くのは危険です。カフェやレストランでスマートフォンをテーブルの上に置いたまま、椅子の背もたれに荷物を置いておくのも置き引きの被害となり危ないですので気をつけてください。

日本では考えられないことですが、チェコのプラハには「ニセ警察官」がいます。『麻薬所持の取り調べ』などと嘘をついて女性などにパスポートの提示を求めるニセ警察には要注意です。観光名所などでパスポートや財布の中の提示を求められることは、まずチェコの警察はしません。万が一、パスポートの提示を要求されたら、警察のID（身分証明書）を見せてもらいましょう。女性1人でどうにもならないと思った時には、日本大使館へ連絡するなどと強い意思表示をしてください。

プラハのニセ警察官は、クレジットカードの情報を盗もうとしたり、スキミングしようと機械に読み取らせたりします。あげくクレジットカードのPINコード（暗証番号）を聞いてきたり全てが危険で怪しいです。人通りの少ない道、路地裏など昼間であっても通らないようにしましょう。プラハの駅などに多いニセ警察官ですので十分に気を付けてください。

プラハでは昼間と夜の雰囲気が違うエリアがあります。プラハではナイトクラブもあり夜の遊びも楽しみたいですが、女性1人で人通りの少ない治安の悪い場所は避けてください。地元のチェコの人たちも近づかないエリアもあります。夜の公園はホテルへ帰る近道であっても危険！チェコのプラハに限らずヨーロッパの夜の公園は、危険がいっぱいなのです。ホームレス、性犯罪、ドラッグなどの犯罪が多い夜の公園、決して通らないでください。女性の方は治安のいい場所であっても夜外出した時には酔っ払いの人にも気をつけましょう。

チェコのプラハで治安が悪いエリアは、「プラハ中央駅（hlavni nadrazi）」となります。チェコの最大の国際列車が行き交う中央駅は観光客から、ホームレスの人たち酔っ払いの人など多く治安が悪いエリアです。昼間、夜間関係なくプラハ中央駅に着いたらスリに注意して、素早く市内やホテルへ移動するのをおすすめします。プラハ中央駅では不正行為の両替所、ぼったくりの客引きタクシーが多いため、無視をして通り過ぎましょう。

チェコのプラハで治安の悪いエリアは、「フロレンツバスターミナル周辺」です。チェコ国内、ヨーロッパへの長距離バスのターミナルとなっています。長距離バスを利用する観光客は多いのですが、夜遅くはバスターミナルの裏辺りの路地裏など暗くて治安が悪く、危険です。国外からバスターミナルへきた時は、素早く市内へ移動をしましょう。長距離バスを利用する人は、荷物を上に乗せてあげるなど親切に声をかけてくる人にも要注意です。

チュコのプラハで治安の悪いエリアは、「ヴルタヴスカー駅（Vltavska Station）」周辺です。プラハのモルダウ川に架かる橋の高架下には決して足を踏み入れないようにしてください。ホームレス、薬物中毒者の人たちの集まりの場となっています。昼間の時間でも危険ですので高架下へは行かず、モルダウ川に架かる橋からの景色を眺めましょう。

夏場のシーズンの時には夜遅くまで観光客で賑わっていますが、冬のプラハでは暗くなるのが早く、中心部から遠い場所にホテルを取っている方は、早めの時間に帰ることをおすすめします。犯罪が多く危険なエリアとなる「プラハ中央駅周辺」ではホテルを取るのは治安上の面を考えてやめておきましょう。犯罪に巻き込まれるのなら少し高くても治安のいいエリアに宿泊したいですよね。

チェコのプラハでは、ホテル内でも置き引きには注意が必要です。ホテル内の朝食ブッフェでは、席に荷物を置いて食事をとりに行ったり、テーブルに部屋の鍵を置いておくのも危険な行為となります。部屋の中にパソコンやタブレット、貴重品を出したまま観光へ出かけのもやめましょう。ホテルは誰でも簡単に中へ入れるということを頭に置いておいてください。格安ホテルの場合は、部屋にあるセキュリティーボックスへパスポートやお金を入れるのは危険です。その場合は、ホテルのフロントにあるセキュリティーボックスへ預けましょう。なるべくマネージャーがいる時に預けるのが大事です。

チェコのプラハに限らずヨーロッパには物乞い、ホームレスが多いです。彼らが何かしてくることはまずないですが、「お金をちょうだい」としつこくされる場合もあります。もちろん無視をして素早く通り過ぎるなり、強く「NO」と断ることが大切です。小さな子供がお金をちょうだいと言ってくると、同情の目で見る場合も無きにしもあらずですが、そこは割り切って素早く通り過ぎましょう。

チェコのプラハで注意したい治安は、タクシードライバーです。全てのドライバーとは限りませんが、メーターを回さない、わざと遠回りをするなど、ぼったくりの被害がとても多いプラハとなっています。チェコの人たちに評判がいいタクシー会社は『AAA taxi』です。ぼったくりがないとは言い切れないためAAA taxiを利用する時には注意してください。

チェコのプラハでは流しのタクシーに乗車するより、ホテルやレストランから呼んでもらう方が断然に安全です。女性1人でタクシーに乗車する時は、ぼったくりや性犯罪なども含めて、十分に気をつけましょう。タクシーよりトラム、メトロなど公共交通機関を利用する方が女性の方は安心できます。スリには注意が必要ですが。治安がいいプラハといえ女性1人で夜遅くにホテルへ戻ることは危険が伴います。

チェコはEU加盟国ですが、独自の通過「チェコ・コロナ（Czech Koruna）」が使われています。プラハでは観光名所やホテルなどではユーロが使えますが、チェココロナより割高となるため、なるべく現地の通貨で支払いをしましょう。チェコではクレジットカードがどのお店でも利用ができます。プラハのマーケットや小さなお店などでは現金（チェココロナ）のみの場所もあるため少しの現金は必要です。

プラハでは日本円からチェコ・コロナへの両替をする時にトラブルがとても多いです。悪い闇の両替所ではなく、安全な銀行にて両替することをおすすめします。プラハの街中にある両替所付近では、声をかけてくる人が多くいますが、手数料を高く取ったり、不正行為などの犯罪が多発しているために無視してください。万が一、プラハの街中にある両替所を利用した時には、その場で正しい両替料金、手数料なのか計算をしましょう。

あまり流通していないチェコ・コロナですので手数料はどこでも高いです。日本の空港、プラハの空港、銀行でも10％以上の手数料を取られてしまいます。ちなみにユーロへの両替手数料は2〜3％程度です。プラハで賢くお金を使うのであれば、クレジットカード払い、もしくは現地にてクレジットカードからのキャッシングをする方が両替手数料より安く済みます。

• チェコ・コロナ紙幣：100Kč・200Kč・500Kč・1,000Kč・2,000Kč・5,000Kč
• チェコ・コロナ硬貨：1Kč・2Kč・5Kč・10Kč・20Kč・50Kč

チェコのプラハではテロは起こっていませんが、「デモ」には注意してください。大きなデモの場合には警察官とデモ部隊の騒動になります。プラハ観光中にデモがある際には、ホテルの中にいるかデモの場所へは近づかないようにしましょう。プラハへ旅行へ行く時には、外務省、在チェコ日本大使館のニュースを見て最新の情報を手に入れることが大切です。

• 在チェコ日本国大使館（Czech Embassy of Japan）
• 住所： Maltézské nám. ４７７/6, 118 00 Malá Strana, チェコ
• 開館時間：9時00分～12時30分・13時30分～16時30分
• 休み：土曜日曜日
• 電話番号：+420 257 533 546

• チェコ警察：電話番号・158
• チェコ救急車：電話番号・155

チェコの首都プラハの治安、観光の時に注意してほしいことを10点まとめました。プラハはおとぎの国の雰囲気がいまだに残り人気の観光都市です。プラハからチェスキークルムロフへの旅行も人気が高いですが、治安の悪いエリアを利用するために十分に気をつけてください。プラハの治安情報を参考にして、安全対策に努めましょう。