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OUIGOを使ってフランスを格安で移動!チケットの予約方法なども解説!

OUIGOを使ってフランスを格安で移動!チケットの予約方法なども解説!

OUIGOは、フランス国内を走る高速電車TGVのひとつ。二階建てのOUIGOは、とても安い上に、ゆったりと快適です。チケットの予約購入、荷物などの規制、所要時間や各路線の主要都市についてなどをご紹介しましょう。同様にバスのご案内も致します。

目次 [表示]

OUIGOとは?

Photo by TRAINS ( VOIR LES ALBUMS )

OUIGOはウイゴーと読みます。2013年に開通したフランスの国鉄SNCFの子会社が運営する、超低価格の高速電車TGVの名称。ショッキングピンクでOUIGOというロゴマークの入った、スカイブルーに塗りつぶされた二階建ての車体は、だれもが目を向けます。ゆったりとした座席には、愛するペットの同伴も可能。安い、早い、ゆったりのOUIGOで快適な旅を満喫しましょう。

OUIGOのチケット予約は?

2019年12月現在、OUIGOのチケット購入はオンラインのみで、駅の窓口での購入は出来ません。支払い方法は、ヨーロッパあるいはアメリカ発行のクレジットカードのみ。ヨーロッパかアメリカに知人がいる人以外は、旅行エージェントに依頼しましょう。チケット購入手数料は、チケットの高い安いにかかわらず、1チケットに対していくらと決められています。1度、問い合わせてみるといいかもしれません。

OUIGOの規制は?

Photo by marycarmenm

  • 55cm×27cm×15cmまでの荷物1個まで無料。55cm×27cm×15cm以上の荷物、2個目以上の荷物は1個につき5ユーロ。当日は10ユーロ。
  • チケット購入は発車時刻の4時間前まで。
  • 乗車4日以前に予約購入したチケットは乗車4日前に携帯電話のSMSで発券。乗車4日以降に購入したチケットは購入日に携帯電話のSMSで発券。
  • チェックインは発車時刻の30分前まで。
  • 6キログラム以下の動物同伴は無料。6キログラム以上は1匹30ユーロ。

OUIGOの路線は?

パリの駅は?

Photo by HHA124L

2013年に開通した当時は、他のTGVとは違う、路線使用料の安い、パリの中心からは離れたマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅を利用。マルセイユやリヨンなど10駅を結んでいました。乗客数が急増していることと、パリに本格乗り入れを考慮しているイタリアの電車をけん制するために、パリの主要駅を発着とし2019年現在、東西南北の35駅を結んでいます。

パリ- リール

Photo by pixelthing

  • パリの発着駅 : 北駅(NORD)・シャルルドゴール空港(Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulle
  • 最短所要時間 : 53分
  • 最低料金 : (1等車)17ユーロ・(2等車)10ユーロ

リール(Lille)

Photo by puffin11uk

大学の多い学生の街は、2004年に欧州文化首都に選ばれ、歴史文化都市の称号もあたられています。ルーヴル美術館に次ぐ、フランスの第二の美術であるリール市立美術ド・ゴール将軍の生家、国立劇場やオペラ座などを訪れてください。

パリ-コルマール

Photo by Nouhailler

  • パリの発着駅 : 東駅(l'Est)
  • 最短所要時間 : 2時間21分 注 : 直通と乗り換え
  • 最低料金 : (1等車)48,80ユーロ・(2等車)19ユーロ

ストラスブール(Strasbourg)

Photo by jchalendard

対岸にはドイツの都市ケール望むライン川の西岸に位置する商工業の盛んな街。フランス最大の河川港をもち、かつて、ゲーテやモーツァルトも一時期を過ごしています。バラ色の大聖堂と木組みの家が並ぶプチット=フランス地区は世界遺産。ライン川の水上バスも楽しめます。

コルマール(Colmar)

Photo by Olivier Bruchez

中世からルネサンス時代の街並みを保つコルマールの主な産業が、電気機器、電機部品製造のため、日本企業が進出し、多くの日本人が在住。おとぎの国のような街並みは、スタジオジブリをはじめ、多くの動画やアニメのモデルになっています。

パリ-ニース

Photo by claudia.schillinger

  • パリの発着駅 : リヨン駅(Lyon
  • 最短所要時間 : 5時間50分 注 : 直通と乗り換え
  • 最低料金 : (1等車)61ユーロ・(2等車)19ユーロ

マルセイユ(Marseille)

Photo by landhere

日本の神戸と姉妹都市にあるのがマルセイユです。紀元前600年ごろに古代ギリシア人により築かれた町は、地理上、現在に至るまで、常に重要な交易の場。モンテ・クリスト伯に登場するシャトー・ディフは、マルセイユから4キロメートル沖のイフ島内にあります。

ニース(Nice)

Photo by Metro Centric

ヨーロッパ各国からバカンスに訪れる人が多い、美しい海岸を持つリゾート地ニース。長い歴史には、スペイン、サルデーニャ王国、イタリアと支配国が移り変わり、現在フランスの都市として落ち着きました。最高級ブランドバックモラビトの創業地でもあります。

パリ-モンペリエ

Photo by Ana _Rey

  • パリの発着駅 : リヨン駅(Lyon)
  • 最短所要時間 : 3時間10分 注 : 直通と乗り換え
  • 最低料金 : (1等車)47ユーロ・(2等車)19ユーロ

リヨン(Lyon)

Photo by szeke

リヨンの市内、市外合わせて、約165万人の人口があるフランス第二の都市。ソーヌ川西側の歴史地区は、1998年に世界遺産に登録されました。絹織物が盛んな街であり、国際刑事警察機構の本部、多くの銀行本店が置かれている街。作家の遠藤周作が3年間留学し、作品の中にも登場させています。

モンペリエ(Montpellier)

Photo by hsivonen

モンペリエ大学医学部は、パリ大学医学部と並ぶエリート医学部で、南仏ゴシック様式の大聖堂に隣接。旧市街は、ワインのためのブドウ栽培や織物業などの、19世紀のブルジョア文化を今もそのまま残す、クリーム色を基調にした落ち着いた街並みです。

パリ-トゥールーズ

Photo by FrT-eclairage

  • パリの発着駅 : モンパルナス駅(Montparnasse)・オステルリッツ駅(Austerlitz)・リヨン駅(Lyon
  • 最短所要時間 : 4時間6分 注 : 直通と乗り換え
  • 最低料金 : (1等車)20ユーロ・(2等車)15ユーロ

ボルドー(Bordeaux)

Photo by orazal

ボルドーといえばワインの産地。水を透過し熱を容易に貯蔵する、砂利から成る湿地の大平原が、完璧にブドウ栽培に適合しているのです。旧市街は、2007年に世界遺産に登録。南部の曲がりくねった一画を、歩いてみると楽しいでしょう。

トゥールーズ(Toulouse)

Photo by Pistolero31

バラ色の都市という異名のあるトゥールーズ。異名の由来は、建築様式による色調から来るものです。建築に適する石材がないため、泥を原料とする焼いたレンガを使いました。出来上がりは、赤を帯びたオレンジ色。紀元前1世紀のローマ人の策です。

パリ-ナント

Photo by bjaglin

アンジェ(Angers)

Photo by Vânia Wolf

石器時代には、人が住んでいたアンジェは、フランス西部のメーヌ川河畔に位町の中心に、フランスの現存する最古の城、アンジェ城があります。12世紀には、イングランド王国の国王ヘンリー2世により、サン=ジャン病院が建設されました

ナント(Nantes)

Photo by pom'.

大西洋の玄関口といわれるナントは、たくさんの川の合流点であり、大変緑の多い街。あらゆる時代の歴史的建造物を残しています。15世紀に建設を始めた大聖堂、13世紀から15世紀のブルターニュ公爵城、13世紀から現在に至るまでの美術品を展示する美術館などをお楽しみください。

パリ-レンヌ

Photo by boklm

  • パリの発着駅 : モンパルナス駅(Montparnasse
  • 最短所要時間 : 1時間25分
  • 最低料金 : (1等車)43ユーロ・(2等車)14ユーロ

ヴィトレ(Vitré)

Photo by sybarite48

フランス歴史と文化のまちに指定。国際的な花のまちコンクールでは3つ花を獲得しています。11世紀に建設された、ゴシック=フランボイヤン様のノートルダム教会、歴史的文化財に指定されているヴィトレ城、荘園領主のであった15世紀にゴシック様式で建てられたロシュル=セヴィニエ城 など見どころはたくさん。

レンヌ(Rennes)

Photo by pepsiline

モン=サン=ミッシェル観光の起点となる街です。観光案内所になっているサン・ティヴ礼拝で地図をもらい、中世の町並みをのんびり歩きながら、サン=ピエール・ド・レンヌ大聖レンヌ美術館に入場。疲れたらタボール庭でひと休みしてください。

BlaBlaBus(旧OUIBUS)とは?

フランスの国鉄SNCFは、2013年から子会社に高速電車TGVより安い料金のOUIGOを運営させていますが、それ以前の2012年にはOUIBUSというバスを走らせています。最近名称を変えBlaBlaBusとなったバスの路線は、フランス国内だけではなく、ヨーロッパ各国。とても安い料金で、400以上の都市に移動することができます。電車と合わせて利用するのもいいですね。

Ouibus (BlaBlaBus) | Coach and bus tickets in United Kingdom and around Europe
BlaBlaBusの公式サイト

OUIGOを使ってフランスを格安で移動

Photo by TRAINS ( VOIR LES ALBUMS )

安くて、早くて、快適なOUIGOのご紹介でした。世界中の人が注目するようになったOUIGOです。世界中の人が、簡単にチケットを買えるようになるのも近々でしょう。OUIGOでフランスの各都市を観光し、BlaBlaBusに乗り継いで、ヨーロッパ各都市の観光もしてください。

大河葵
ライター

大河葵

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