目次 [表示]
- チェコの治安情報をチェックしよう!
- チェコは女性だけで旅行しても安全?危険?
- チェコの治安の良いエリア
- チェコは首都プラハを含めて治安が良い!
- チェコの治安の悪い2つのエリア
- チェコの治安の悪いエリア①:プラハ駅付近
- チェコの治安の悪いエリア②:夜間の公園
- チェコ観光で危険が潜む注意が必要な4つの場所
- 危険が潜む注意が必要な場所①:人混み
- 危険が潜む注意が必要な場所②:トラム・地下鉄内
- 危険が潜む注意が必要な場所③:夜間ひと気のない場所
- 危険が潜む注意が必要な場所④:相部屋のホテル
- チェコ観光で注意すべき主な3つの犯罪
- 観光で注意すべき犯罪①:スリ・ひったくり
- 観光で注意すべき犯罪②:置き引き
- 観光で注意すべき犯罪③:ぼったくり
- チェコでトラブルに巻き込まれたときの3つの対処法
- 対処法①:現地警察へ連絡
- 対処法②:在チェコ日本大使館に連絡
- 対処法③:保険会社に連絡
- チェコでけがをしてしまったらときの対処法
- 日本語が通じる病院:ユニケアメディカルセンター
- 必要以上に怖がる必要なし!注意して観光を楽しもう!
チェコの治安情報をチェックしよう!
チェコは2020年度の世界平和度指数で見事10位にランクインしました。日本は9位なので、治安のよさは日本と同様良好であると格付けされています。
外務省のデータによると、チェコの治安情勢は安定しており、犯罪件数は減少していますが、2017年の人口当たりの犯罪発生率は日本の約2.6倍です。楽しい旅行をするためにも、注意点・治安情報をしっかり見ていきましょう。
チェコは女性だけで旅行しても安全?危険?
チェコは女性だけで旅行しても安全と言われています。「自分は海外にいる」と自覚を持ち、賢明な行動をすればトラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。
ホテル選びを慎重にして、買い物や観光地では荷物の管理に気をつけてください。女性は知らない人から声をかけられる機会が増えますが、決して気を緩ませずに行動しましょう。
チェコの治安の良いエリア
チェコは最新の世界平和度指数により、世界全体で見ても治安が良いことがわかり、ほっとしましたね。もちろん「治安が良い」と言われても、最低限の注意は必要であることを念頭に入れてください。チェコ旅行を計画するうえで、具体的に治安が良いエリアを見ていきましょう。
チェコは首都プラハを含めて治安が良い!
チェコ国内で最も治安が悪いと言われているプラハは、世界平和度指数によると世界全体で6位と、人気観光地にも関わらず治安が良い都市として名をはせました。一般的にチェコは、女性や1人旅の方でも安心して旅行が楽しめる治安が良い国です。
チェコの地方都市はさらに治安が良い
プラハを離れて、のんびりとした時間が流れるチェコの地方都市を訪れる方も多いでしょう。地方都市はプラハよりも治安が良いですが、最低限の点は注意して行動してください。チェコ語がわからないと言葉の壁が大きく、観光・買い物時に戸惑うことがあります。
チェコの治安の悪い2つのエリア
チェコにも治安の悪いエリアがいくつかあります。どんなに治安が良いと言われていても、残念ながら100パーセント安全な国はありません。注意が必要なエリアを頭に入れて、ホテル選び・町歩きの参考にしてください。
チェコの治安の悪いエリア①:プラハ駅付近
プラハ駅は、チェコで最も悪名高い治安の悪いエリアです。国際電車・地方都市を結ぶ電車を利用する人で常に混み合っています。中にある両替商や声をかけてくる白タクは相手にしないでください。スリ・置き引き・ひったくりの被害が多いうえ、ホームレス・物乞いのたまり場です。
地元民も警戒する昼夜問わず注意が必要な場所!
駅内には、物乞い・ホームレスが常に徘徊しているので、目を合わせないようにしてください。早朝・夜間のひと気がない時間帯は、店も閉まっているので気をつけましょう。駅前の公園は、昼間でもすぐに歩き去るのが無難です。
チェコの治安の悪いエリア②:夜間の公園
公園は、昼間は散歩などを楽しむ人でいっぱいですが、夜になると危険な場所に一変します。近道でも夜間の公園をとおり抜けるのはやめましょう。暗闇で誰もいなさそうに見えても、危険が潜む可能性が高いです。実際に夜の公園では暴行事件が多発しています。
ホームレス・薬物やアルコール依存者のたまり場
夜間の公園はひと気がないので、ホームレス・薬物やアルコール依存者の格好の居所です。プラハ駅前の公園は夜間、絶対に近寄らないようにしましょう。夜間の公園はホームレスの寝床ですが、同時に薬物取引もよく行われる場所です。
チェコ観光で危険が潜む注意が必要な4つの場所
チェコは、観光・買い物・おいしいビールなど楽しみがいっぱいで、気が緩んでしまいがちです。常に気を張っている必要はありませんが、注意が必要な場所を心得ておけば、旅がより安全で楽しくなることに間違いありません。
危険が潜む注意が必要な場所①:人混み
カレル橋・旧市街広場などの観光名所、クリスマスマーケットなどのイベントは常に混み合っているので、リュックサックは避ける・カバンはしっかりと持つなど、荷物の管理に注意しましょう。
注意が散漫する買い物のときも注意が必要です。買い物で荷物が多くなると、体力的にも疲れますし目立ちます。必要最低限の荷物で行動する方が、安心で体力的にも楽です。
観光名所での写真撮影時には特に注意
写真撮影で無防備のときに、スリ・ひったくりの被害にあってしまうケースが多く報告されています。インスタグラムなどSNSが流行し、素敵な写真をおさめたい方も多くいますが、スリ・ひったくり犯にはチャンスなので注意しましょう。
危険が潜む注意が必要な場所②:トラム・地下鉄内
地下鉄・トラム・バスは、スリが多発する場所です。手口は、乗り込む際に背後から押し込んできたり、車両内で取り囲まれたり、降車時に扉を開けないなど、わざと混雑や混乱した状況を作り出して犯行に及んでいます。
ひと気の少ない時間も気が抜けない
ひと気の少ない早朝・夜間にも危険が潜みます。物乞いや変質者が乗っていることもあり、ひと気がないのでトラブルに巻き込まれやすいです。バス・トラムは運転手の近くに座る、地下鉄ではすぐに次の駅で降りるなど気をつけましょう。
危険が潜む注意が必要な場所③:夜間ひと気のない場所
治安が良いと言われているチェコでも、不要の夜間の外出は控えましょう。観光地など人通りが多いところはまだしも、ひと気のない場所はトラブルになりかねません。どうしても外出が必要な場合は、タクシーの利用もしくは複数人で行動するよう努めてください。
特に1人歩き・女性だけで夜間に出歩かない
暗いと道がわかりづらく、気がついたら治安の悪いエリアに踏み入ってしまうことが多いです。昼はよくても夜になると雰囲気が悪いエリアに立ち入ってしまうこともあります。週末は酔っ払いも増え、1人歩き・女性だけでの行動は危険を伴うので避けましょう。
危険が潜む注意が必要な場所④:相部屋のホテル
ホステルなど相部屋に宿泊する方は、窃盗にあわないよう注意が必要です。共用スペースが多いため、貴重品・所持品の管理を徹底しましょう。ロッカーを貸し出してくれるところがほとんどですが、ロッカーに入らない日用品が盗まれてしまうケースも報告されています。
貴重品管理を徹底!南京錠も便利
スーツケースのロックを利用すること、カバンに南京錠をかけて日用品を管理することがおすすめです。ロッカーには貴重品を入れ、スーツケース・カバンを大きなものが入れられるロッカー代わりに利用すると、相部屋でも安心して滞在ができます。
まれに、ホステルのロッカーが壊れていることもあるので、南京錠を持っていくと便利です。
チェコ観光で注意すべき主な3つの犯罪
チェコでは傷害事件や凶悪犯罪よりも、窃盗などの軽犯罪が多いです。残念ながらトラブルを100パーセント避けられる方法はありませんが、こちらが用心して対策をすればトラブルに巻き込まれる可能性はぐっと下げられるでしょう。
観光で注意すべき犯罪①:スリ・ひったくり
外務省によると、チェコで日本人が受ける被害で最も多いのがスリです。チェコに限らず、ヨーロッパにはスリを行う窃盗集団がいます。
スリ集団は、気づかれずにカバンのチャックを開け、刃物でカバンを切るなどして貴重品を奪うのが主な手口です。親切に話し掛けてきたり、進路を阻んだりするなど、注意をそらした隙に、他の仲間が犯行に及ぶケースも報告されています。
対策:観光に夢中になっても隙を見せない
買い物や観光に夢中になっていると、つい注意がおろそかになります。カバンを常に手元や体から離さないようにしましょう。急に人が近づいてきたり、声をかけてきたりしたら注意してください。写真撮影を頼んだら、携帯電話を受け取った瞬間に逃げられたケースもあります。
観光で注意すべき犯罪②:置き引き
日本人が被害にあってしまう犯罪でスリと同様に多いのが置き引きです。座席の上や足下に置いていた荷物や、椅子の背もたれにかけていたカバンを持ち去られてしまいます。
その他に、話しかけられて注意がそれた隙に、犯人の仲間が荷物を奪うケースや、外から窓際のテーブルや椅子の上の荷物を奪うことが多いです。ホテルのロビー・飲食店では特に注意しましょう。
対策:荷物から絶対に目を離さない
ホテルロビー・飲食店内では足下に荷物を置かないことはもちろん、荷物を置いて席取り・トイレに行くことはやめましょう。店を離れるときには、忘れ物がないか確認してください。チェコを含め外国では、忘れ物をしてもまず戻ってくる可能性は低いです。
長距離列車内で、荷物を網棚にのせようとしているときに親切に話しかけてくる人にも警戒しましょう。
観光で注意すべき犯罪③:ぼったくり
タクシーでは通常の10倍の値段をふっかける、チェコの紙幣を知らない観光客に路上でベラルーシの紙幣と両替させるなど、ぼったくりのケースはさまざまです。手数料が無料の両替商が多くありますが、決してお得なレートではないので注意しましょう。
買い物のときにお釣りをごまかされるケースもあります。必ず買い物をしたときは、レシートを確認してください。
対策:正規のタクシー・両替商を選ぶ
正規タクシーは屋根の上に常に光っている黄色いランプがあり、車体の両側に黒字で「Taxi」と書かれています。ホテルに呼んでもらうと良いでしょう。現地でデータ通信が可能ならUberの利用がおすすめです。
両替商は、チェコ共和国の公式サイトで紹介されているEXCHANGE S.R.O.の利用が無難でしょう。最新のレートを常に確認しておくと相場がわかるので安心ですね。
住所 | Kaprova 14/13 Praha 1 |
---|---|
公式サイトURL | https://www.exchange.cz/ |
電話番号 | +420 800 225 588 |
アクセス | 旧市街広場からすぐ |
営業時間 | 平日9:00〜18:00 |
定休日 | 土日(2020年4月現在) |
チェコでトラブルに巻き込まれたときの3つの対処法
万が一、トラブルに巻き込まれたら落ち着いて行動しましょう。泣き寝入りするのではなく、問題解決のために遠慮せず頼れるところに連絡してください。ホテルに戻るなど自身の身の安全を確保した上で、次にあげる3つの対処法を実行しましょう。
対処法①:現地警察へ連絡
犯罪の被害にあった場合、「ポリスレポート」と呼ばれる被害届を作成してもらう必要があります。保険会社・日本大使館が必ず必要とする書類なので、最初に手続きをしましょう。電話で警察を呼ぶには、プラハ市警察は156、警察は158、欧州共通の緊急通報電話番号は112番で、通話料は無料です。
地方都市では英語が通じないことも
外国人が多いプラハでは英語が通じる警察官の数は増えていますが、チェコの地方都市では英語が通じないことが多く、意思疎通が難しいケースがあります。その際には、後述する在プラハ日本大使館に連絡をしてください。
対処法②:在チェコ日本大使館に連絡
トラブルに巻き込まれたら、プラハにある日本大使館に連絡するのがおすすめです。パスポートを紛失した場合は、原則予約制なのですぐに大使館に連絡を入れましょう。可能であればお世話になりたくありませんが、いざ困ったときに心強い味方です。
言葉に自信がない方でも安心!
プラハでは英語が話せる警察官が増えましたが、地方都市ではチェコ語しか話せない警察官が多いのが実情です。英語が苦手な方・警察官が英語を理解しない場合は、在プラハ日本大使館に連絡をしましょう。「言葉が通じないから」と泣き寝入りする必要はありません。
住所 | Maltézské nám. 477, 118 00 Malá Strana, Czechia |
---|---|
公式サイトURL | https://www.cz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
FacebookページURL | https://www.facebook.com/velvyslanectviJapan.Czech/ |
電話番号 | +420 257 011 052(8:30〜12:30・13:30〜17:15) +420 257 533 546(時間外) |
メールアドレス | [email protected] |
アクセス | 地下鉄B線Anděl駅よりトラム12番、20番でHellichova駅下車後、徒歩3分 地下鉄A線Malostranská駅よりトラム12番、20番、22番でHellichova駅下車後、徒歩 3分 |
営業時間 | 平日9:00〜12:30・13:30〜16:30 |
定休日 | 土日祝日 |
対処法③:保険会社に連絡
海外旅行保険に加入している方、クレジットカードに付帯の保険がある方は、保険会社の24時間対応の緊急連絡先に連絡をしましょう。保険会社によっては、提携先の医療機関を案内してくれる場合もあります。各保険会社によって、手続きの方法が異なるので確認してください。
落ち着いて必要種類などを確認しよう
通常の事件・事故の場合は、保険会社からポリスレポートが求められますが、それ以外に現地で取得必要な書類を必ず確認しましょう。日本に帰ってからでは、取得が難しいので不明点は必ず解消するようにしてください。
チェコでけがをしてしまったらときの対処法
万が一、チェコでけがをしてしまった方は、病院に行くのをためらわないでください。保険会社・日本大使館に連絡すると、信頼できる病院を案内してくれます。急を要する場合、救急車を呼ぶ電話番号は155で、通話料は無料です。電話がない場合は、ホテルに頼みましょう。
日本語が通じる病院:ユニケアメディカルセンター
チェコで日本語の診療が受けられる唯一の病院がこちらです。原則診療時間は、平日8時〜20時、土曜日9時〜13時ですが、時間外・ホテルへの出張診療も受け付けています。診療予約は電話・メール・ホームページから可能です。
住所 | Na Dlouhém lánu 563/11 Prague 6, 160 00 |
---|---|
公式サイトURL | https://www.unicare.cz/ |
FacebookページURL | https://touch.facebook.com/UnicareMedicalCenter/?__tn__=CH-R |
電話番号 | +420 235 356 553 (一般外来) +420 608 103 050(時間外・出張治療) |
メールアドレス | [email protected] [email protected] |
アクセス | 地下鉄Bořislavka駅から300メートルトラム20・26番Bořislavka駅から300メートル |
予約 | あり 平日8:00〜 20:00、土曜日 9:00〜 13:00 |
必要以上に怖がる必要なし!注意して観光を楽しもう!
そっかー実はチェコって治安がいいんだね。海外にいる自覚を持って気をつけて行動したら怖がる必要はないね。ますますチェコに行きたくなったよ!
チェコは世界全体的にも治安の良い国で、日本人でも女性だけでも安心して旅行が楽しめます。しかし、ちょっとした気の緩みからトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。必要以上に怖がらず良識のある行動をとり、万が一トラブルに巻き込まれた時の対応を頭に入れて楽しい時間を過ごしましょう。
中世の街並みが素敵なチェコに行きたいけど、治安はいいのかな?女性だけで行っても大丈夫?