マレーシアの面積ってどのぐらい？日本と比較して大きさをわかりやすく解説！

東南アジアは中国より南、インドより東の地域を指し、11ヵ国からなり立っています。世界のランキングでは67位のマレーシアは、東南アジア諸国の中では5番目に大きい国です。その面積を東南アジアの主要5ヵ国と比べてみます。

インドネシアは東南アジアの南に位置し、大小さまざまな島があることで有名です。その数はなんと1万3千以上にもなります。そんなインドネシアの広さは東南アジアの中で一番で、マレーシアの約5倍の国土は世界でみても14位と上位です。

首都の面積を比べるとジャカルタはクアラルンプールの約2倍あります。人口は約950万人で世界でもメガシティとして知られており、東南アジア有数の世界都市です。

日本人観光客も多く訪れるタイは、南はマレーシア、北はラオスなど、東西南北それぞれ違う国と国境を接しています。そんなタイはマレーシアの約1.5倍の広さで、東南アジアの中で3番目、世界で50位の国土を有します。

バンコクはクアラルンプールの約6倍の大きさがあります。タイの人口の約1割強が住んでいるため都市圏の人口が非常に多いです。クアラルンプールの人口密度が7,302人/平方キロメートルに対し、バンコク都市圏の人口密度は1,877人/平方キロメートルになります。

ベトナムはインドシナ半島東部に位置し、首都ハノイの他に商業や観光で栄えるホーチミンも有名です。そんなベトナムの広さは東南アジアの中で4番目、世界では66位の広さです。そのためマレーシアとほぼ同じ大きさの国土と言えます。

国土はあまり大差ない両国ですが、首都の面積を比べるとハノイはクアラルンプールの約13倍もあります。ベトナムの2大都市であるホーチミンの面積は2,095平方キロメートルで、東京と同じくらいの大きさになります。

フィリピンは7,000以上の島がある島国で、フィリピン海や南シナ海などの海に囲まれています。そんなフィリピンの広さは東南アジアの中で6番目で、世界で72位の国土を有します。マレーシアの約0.9倍なので、同じくらいの大きさになります。

国土は同じくらいの大きさですが、首都で比べるとその差は明らかで、クアラルンプールの約6分の1の大きさになります。ただクアラルンプールの人口が1,768千人に対してマニラの人口は約20,795千人と、面積に対して人が圧倒的に多いです。

シンガポールは経済・テクノロジーなどあらゆる分野で世界的な中心となり大注目の国です。行政区域を設定していないため、シンガポールそのものが国であり都市であります。

そのためシンガポールは東南アジアの中で最下位、世界でも180位と国土は大きくありません。しかし都市で比べた場合、クアラルンプールと比べると約3倍の大きさです。

マレーシアの人口における世界ランキング83位です。面積ではほぼ同じ大きさの日本と人口・人口密度ではどのような差があるのでしょうか。

世界でみる日本の人口は10位、人口密度は25位です。さらに人口密度トップ3は東京都・大阪府・神奈川県で、4位以下を大きく突き放します。トップ3の都県は面積が小さいことも人口密度を上げている要因ですが、そうであっても首都圏に多くの人が集まっていることになります。

面積では大差なくほとんど同じ広さの両国でしたが、人口では日本が圧倒的に多いです。さらに首都の人口を比べてみると、その差は明らかです。首都の人口はどちらも国内でトップでしたが、特に東京は面積に対して人口が多く、人口密度は国内でも群を抜いて高いです。

数字だけではピンとこない両国の違いが明らかになったでしょうか。面積だけを比較すると同じくらいの大きさに思えますが、人口は圧倒的に日本が多く、マレーシアとの違いが顕著に現れました。似ているようで似ていない、そんなマレーシアに魅力を感じてみませんか。