どじょう豆腐の出てくる作品
落語「どぜう地獄」
どじょう豆腐の出てくる落語作品は「どぜう地獄」という話で、戦後以降につくられた上方の新作落語のひとつです。話の舞台はお寺で、とても徳の高いお坊さんのもとで修業している僧侶が先輩僧侶に「湯豆腐を作るときにどじょうと一緒にゆでて、どじょう豆腐を作れ」と指示されます。
昔話「どじょうなべ」
どじょう豆腐の出てくる昔話は「どじょうなべ」の名前で、大分県を中心に伝わる吉四六のとんち話のひとつです。吉四六は「吉四六さん」と呼ばれ、一休さん・彦一さんとならぶ三大とんち話の主人公として親しまれています。どじょうなべは頭の切れる吉四六が悪知恵を働かせてどじょう豆腐を作り、周囲を出し抜く話です。
マンガ「ジパング(6巻)」
ジパング(全43巻)セット(講談社)
参考価格: 5,091円
どじょう豆腐の出てくるマンガ作品は、太平洋戦争を舞台にした歴史物の人気作品「ジパング」です。どじょう豆腐の登場話は6巻で、6巻ではどじょう豆腐の鍋を前にして伝承どおりの作り方と、どじょうが豆腐にもぐり込まない様子を話題にするさまが描かれています。
どじょう豆腐はどじょうには地獄の鍋
どじょう豆腐は、幻の残酷な作り方がとんち話とともに語り伝えられている!日本だけでなく、中国や韓国にも伝わる鍋料理!
どじょう豆腐は発祥の逸話にまつわる残酷な作り方で知られる料理で、どじょうにとっては地獄のような鍋で、中国や韓国にも似た伝承があります。どじょう豆腐は食糧の少なかった当時は内陸を中心に日本各地で食べられていたようですが、現代は食べられていません。
出典:イラストAC