目次 [表示]
- 靴ズレはどうして起こる?
- ゆるい靴の靴ズレ防止対策【6選】
- 方法①:靴下を履く
- 方法②:インソールを入れる
- 方法③:かかとパッドを入れる
- 方法④:靴の内部に固形石けんを塗る
- 方法⑤:足にワセリンを塗る
- 方法⑥:ひも靴はかかとをあわせて結ぶ
- きつい靴の靴ズレ防止対策【3選】
- 方法①:シューズストレッチャーで伸ばす
- 方法②:もんで柔らかくする
- 方法③:足をばんそうこうで保護する
- ヒール靴の靴ズレ防止対策【3選】
- 方法①:前滑り防止用のインソールを入れる
- 方法②:土踏まず用のインソールを入れる
- 方法③:クッション付きフットカバーを履く
- 靴ズレを防ぐ歩き方
- スニーカーはかかとから着地
- ヒール靴はかかととつま先を同時に着地
- 靴ズレを防ぐ靴の選び方
- 足長をあわせる
- 足幅をあわせる
- かかと・土踏まず・履き口の形をあわせる
- ヒール靴はヒールとつま先にも注意
- 夕方以降に両足で試し履きする
- 靴ズレは原因にあわせて対策!
靴ズレを防ぐ歩き方
靴ズレを防ぐ歩き方は重心とよい姿勢が肝であり、重心の移動の仕方は靴の種類によって異なります。重心が小指側によっていたり、歩幅が狭くて早歩きをしがちだったりすると、靴ズレを起こしやすいです。歩き癖は靴底で確認でき、左右の足で差が目立つ場合やかかとの内側と外側で差が目立つ場合は歩き方がゆがんでいます。
スニーカーはかかとから着地
スニーカーで靴ズレをしないように歩くには、蹴り出した足をかかとから着地させましょう。背筋を伸ばして骨盤から足を動かして踏み出し、かかとから着地して、膝を伸ばしたまま重心を親指と薬指の間へ移動させて蹴り出します。
スニーカーでかかとから着地するときに、勢いよくかかとを落とすとかかとを痛める恐れがあるので静かに地面を踏みましょう。
ヒール靴はかかととつま先を同時に着地
ヒール靴で靴ズレをしないように歩くには、蹴り出した足のかかととつま先を同時に着地させましょう。背筋を伸ばしてあごを引き、足の付け根からからつま先までを伸ばしてかかととつま先を同時に着地させます。1本の線上を歩くイメージで、内くるぶしを見せるようにして足を前に出してください。
靴ズレを防ぐ靴の選び方
靴ズレを防ぐ靴の選び方は自分の足のサイズや形を把握して、試し履きをすることが肝です。靴のサイズは同じサイズでもメーカーごとに多少の差があるので、サイズは指標としてとどめて靴を履き比べましょう。あう靴を自分でうまく見つけられない場合は、シューフィッターのいる靴屋で見てもらってください。
足長をあわせる
足長のあう靴 | |
---|---|
スニーカー | かかとに人差し指が1本だけ入る |
ヒール靴 | かかとに小指が1本も入らない |
靴ズレをしない靴を選ぶには、足長をあわせてジャストサイズかどうかを確かめてください。スニーカーは靴ひもを結んだ状態でかかとに人差し指が1本だけ入る靴がよく、ヒール靴はかかとに小指が1本も入らない状態が適切です。
足幅をあわせる
足幅のあう靴 | |
---|---|
位置 | 足の曲がる位置が同じ |
サイズ | ワイズがあい、履いて違和感がない |
靴ズレをしない靴を選ぶには、足幅をあわせて位置・サイズが適切かどうかを確かめてください。
足の一番でっぱった部分は歩くときに折れ曲がる位置で、曲がる位置があうと足が固定されます。足幅のサイズとは親指の付け根から小指の付け根までの一番でっぱった部分を結んだ長さと外周です。サイズを指標に試し履きして、足の一番でっぱった部分が一致して違和感のない靴を選びます。
かかと・土踏まず・履き口の形をあわせる
形のあう靴 | |
---|---|
かかと | 曲線が一致して、抜けない |
土踏まず | 曲線が一致して、下からの圧迫がない |
履き口 | くるぶし・アキレスけんにあたらず、食い込まない |
靴ズレをしない靴を選ぶには、かかと・土踏まず・履き口の形を足とあわせてください。かかとは曲線が一致して、靴が抜けない状態がよく、土踏まずは曲線が一致して下から圧迫されないものが適しています。履き口はくるぶしやアキレスけんに触れたり食い込んだりしていないことを確かめましょう。
ヒール靴はヒールとつま先にも注意
あう靴 | ||
---|---|---|
ヒール | 太さ | 太くて安定する |
中心の位置 | かかとの中心と一致する | |
つま先 | 親指が長い場合 | ラウンドトゥ |
人差し指が長い場合 | ポインテッドトゥ | |
指の長さが同じ場合 | スクエアトゥ |
靴ズレをしないヒール靴を選ぶにはヒールの太さや中心の位置、つま先の形に注意してください。
ヒールは中心がかかとの中心とあうことを確認し、形状は太くて安定するものを選びましょう。つま先の形は親指が一番長いならラウンドトゥがあい、人差し指が一番長いならポインテッドトゥがあい、指の長さに差がないならスクエアトゥがあいます。
夕方以降に両足で試し履きする
靴ズレをしない靴を選ぶには試し履きを夕方以降に行い、両足で履き心地を確かめてください。
足は夕方にむくみやすく、とくにヒール靴では午前はちょうどよいのに夕方になるときつくて痛むことがあります。大半の人は足に左右差があるので、両足とも履いてみて大きいほうのサイズにあわせて買い、ゆるい靴にはインソールを活用しましょう。
靴ズレは原因にあわせて対策!
靴ズレを繰り返さないように、防止対策を試してみよう!
靴ズレを防ぐには原因にあわせた対策が必要ですので、靴の種類や痛みから原因を考えて防止対策を試してみてください。対策をしても改善しない場合は足自体に原因がある場合もありますので、専門家に相談することをおすすめします。
出典:写真AC