ロシアの面積は世界一！日本の何倍？人口は？国土の大きさや世界との違いを比較！

ロシアは、ユーラシア大陸北側に位置する天然資源が豊富な国です。国土は東経60度の経線沿いに連なるウラル山脈を境にヨーロッパ側とアジア側に分かれており、大部分は平原で占められています。国内を横断するシベリア鉄道は、全長9,297キロメートルで世界一の長さを誇ります。

ロシアの気候は、大半が亜寒帯に分類される年間の気温差が大きい地域に属しています。特に冬は寒さが厳しいです。

ロシアの面積は、1710万平方キロメートルで、東西に長い国です。国土は北西のノルウェーやフィンランドから南東のモンゴルや北朝鮮に至る14ヶ国に隣接していて、国境線は約2万キロメートルです。一方、海側は日本海など10の海域に囲まれていて、海岸線は3万7千キロメートルに及びます。

ロシアの面積は1710万平方キロメートルで、世界一の大きさです。ロシアは面積が世界で飛び抜けていて、世界2位の面積であるカナダと数字が1桁違うほどあります。ロシアの国土は、ブラジルの2倍の面積と同じくらいの広さでもあります。

ロシア国土は東西に非常に長いため、11個のタイムゾーンが存在します。そのため、国内だけで最大10時間の時差があることが特徴です。ロシア西側のカリーニングラード時間が、日本と最も時差があります。一方、ロシアのヤクーツク時間というタイムゾーンが日本標準時と同じです。

ロシアの人口は、2023年の推計で約1.44億人です。ロシア国内の人口の多くが、首都モスクワなど都市部に在住しています。モスクワと人口2位の都市サンクトペテルブルクは特に人口が多く、2都市に国内人口の12パーセントが集中しています。

ロシアの人口は、2023年の推計で世界で9番目です。ロシアの人口は今後減少を続け、2050年の推計では世界で14番目まで下がる予測です。一方、世界全体で見ると、人口は今後も増加し続けることが予測されています。

ロシアは、人口の70パーセント以上がウラル山脈以西のヨーロッパ側に在住している国です。ロシア国内には、人口100万人を超える都市が15ありますが、首都モスクワを含む11都市がヨーロッパ側に位置しています。

ロシアの人口密度は、約8.5人/平方キロメートルです。国土の大部分が平原や森林で占められていることから、ロシア国内全体の人口密度は低いです。一方、人口100万人を超える都市では、人口密度が1,000人/平方キロメートルを超えていて、都市部に人口が集中しています。

ロシアの人口密度は、2023年の推計で世界195ヶ国のうち221位です。人口密度上位3ヶ国と比較すると、ロシアの人口密度は数字が3～4桁違うほど突出して低くなっています。特に人口密度世界一のモナコとは差が大きく、ロシアの人口密度はモナコの1万分の3程度です。

ロシア国内のヨーロッパ側の人口密度は27人/平方キロメートルで、アジア側の2.5人/平方キロメートルの10倍以上です。中でも首都モスクワは人口密度が5,050人/平方キロメートルで、大阪府の4,600人/平方キロメートルよりも高いです。

ロシアを日本と比較した場合、大きく異なるのが国土の大きさと人口密度です。一方、人口という点では、面積を比べた時ほどの大きな差は見られません。他にも、首都モスクワと北海道が同じ気候に属していることや義務教育が日本と同じ9年間であるという通点があります。

ロシアの面積は日本の面積の約45倍で、ロシアと日本の広さには大きく差があります。ロシア国土の1.6パーセントの面積であるカムチャツカ半島が本州と九州を足した面積と同じ程度の広さです。世界における面積の順位では、ロシアの世界一に対し日本は61位です。

ロシアの人口は、日本の人口の約1.2倍で、ロシアと日本を面積で比べた場合ほどの差はありません。世界における人口順位では、ロシアの9位に対し日本は12位です。一方、ロシアと日本を首都の人口で比較すると、ロシアの首都モスクワの人口は東京の人口の約0.9倍でロシアの方が少ないです。

ロシアの人口密度は日本の人口密度の約2.5パーセントで、ロシアと日本の人口密度には大きな差があります。日本で最も人口密度が低い北海道の66人/平方キロメートルと比較した場合でも、ロシアの人口密度は13パーセントと低いです。

ロシアを面積、人口、人口密度の点で世界の主要な国と比較すると、各国の特色が浮かび上がってきます。ロシアは面積が世界一の広さで、人口も世界で9番目の多さです。しかし、人口密度は世界でも突出して低く、上位の国との差が大きいという特徴があります。

ロシアの面積は、世界2位の面積であるカナダの998万平方キロメートルに対して約1.7倍の大きさです。カナダは人口もロシアより少ないことから、カナダの人口密度はロシアの人口密度の半分以下の低さといえます。

一方、ロシアとカナダには、カナダの気候のほとんどがロシアと同じ寒帯・亜寒帯に属しているという共通点があります。

ロシアの人口は、世界一の人口である中国の14億人に対して約10パーセントです。人口密度で比較しても、ロシアの人口密度は中国の人口密度の約6パーセントと大きな差があります。一方、面積で比べると、中国の面積はロシアの面積の約56パーセントで中国の方が小さいです。

他にロシアと中国には同じ14ヶ国に接しているという共通点があります。

ロシアの人口密度は、世界一の人口密度であるモナコの24360人/平方キロメートルに対して約0.03パーセントです。首都モスクワの人口密度である5,050人/平方キロメートルと比較した場合でも、モナコの人口密度は5倍以上です。

モナコは狭い国土に人口が密集している国であるため、広い国土で都市部以外人口が少ないロシアと人口密度で大きな差があります。

ロシアの面積は、日本の面積の45倍である1710万平方キロメートルで世界一の大きさです。ロシアの面積は、ブラジルの2倍の広さと同じ程度でもあります。一方、ロシアの人口密度は非常に低く、日本の人口密度の2.5パーセント程度です。

ロシアと日本には面積や人口密度で大きな違いがありますが、一部が同じ気候帯に属するなど地理的な共通点があることが分かりました。このようにロシアと世界の人口や面積の違いを比べてみても面白いでしょう。