目次 [表示]
- ロストバゲージの基本情報
- ロストバゲージとは?
- 2種類のロストバゲージ
- ロストバゲージの原因
- ロストバゲージの原因①乗り継ぎで間に合わなかった
- ロストバゲージの原因②違う飛行機に乗せてしまった
- ロストバゲージの原因③乗客の間違いや盗難
- ロストバゲージの対策
- ロストバゲージの対策①前回のタグははがす
- ロストバゲージの対策②預け荷物証明書はキープ
- ロストバゲージの対策③預け入れ時に荷物の写真を撮る
- ロストバゲージの対策④保険の確認
- 紛失&盗難対策と注意点
- 紛失&盗難対策①鍵をつける
- 紛失&盗難対策②ネームタグをつける
- 紛失&盗難対策③貴重品は入れない
- 紛失&盗難対策④ステッカーなどでオリジナリティを
- ロストバゲージの対処法&手続きの流れ
- 対処法&手続きの流れ①カウンターへ行く
- 対処法&手続きの流れ②荷物紛失証をもらう
- 対処法&手続きの流れ③待つ
- 対処法&手続きの流れ④請求
- まとめ
ロストバゲージの基本情報
ロストバゲージとは?
「チェックインカウンターで預けた荷物が、旅行先の空港に到着後、なぜかターンテーブルから出てこない!」まさしく、これがロストバゲージです。他にも多くのパターンがありますが、ロストバゲージとは名前の通り、荷物(バゲージ)を失う(ロスト)ことです。海外ではLost Luggage(ロストラゲッジ・ロストラゲージ)という言い方が一般的です。
2種類のロストバゲージ
ロストバゲージは細かく分けると2種類あります。
- ロストバゲージ
- ディレイバゲージ
ロストバゲージの原因
「なぜロストバゲージが起こるのか?」についてですが、チェックイン時のミス、システムエラー、スタッフの積み間違えなど、ロストバゲージの原因は本当に多岐に渡ります。韓国~大阪の直行便なのに、原因不明で荷物だけエジプトに行ってしまったという話もあるぐらいです。なぜロストバゲージが起こるのか、様々な原因の中でも一番主な原因を3点をご紹介します!
ロストバゲージの原因①乗り継ぎで間に合わなかった
ロストバゲージ(ディレイバゲージ)の一番よくある原因の一つが「乗り継ぎ」です。乗り継ぎ時間が短く、人(持ち主)は乗り継ぎ便に間に合っても、荷物が間に合わないということが頻繁に起こっています。直行便を利用すると防ぐことができる原因ではありますが、乗り継ぎが必要な場合は、時間に余裕がある乗り継ぎ便を利用するようにしましょう!
ロストバゲージの原因②違う飛行機に乗せてしまった
タグの付け間違えなど空港スタッフ・システムの管理ミスによって、出発地からそもそも違う飛行機に乗せてしまった場合や、乗り継ぎ空港で荷物だけ別の飛行機に乗せてしまった場合などがあります。過去には航空会社による管理が行き届いておらず、完全にロスト(紛失)してしまう場合もありました。しかし、今では追跡機能やシステム管理が優れているので、ほとんどの場合は数日で返ってくると言われています。ですので、あまり悲観せずに根気よく待つことを心がけましょう!
ロストバゲージの原因③乗客の間違いや盗難
ロストバゲージの中で、一番つらい原因が「乗客の間違いや盗難」です。こればかりはどうしようもないのです。他の乗客が間違えて持って行ってしまった場合、その人が一刻も早く気付いて連絡してくれることを祈るばかりです。ただ、ある程度は乗客の間違いも盗難も対策できるのでご安心ください!乗客の間違いや盗難については、後に対策と注意点をご紹介します!
ロストバゲージの対策
ロストバゲージを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?荷物を預け入れたら、こちら側では何も注意のしようがない!と思うかもしれませんが、空港側のミスを誘発しない対策や、被害を最小限に抑えるための対策はあるのです。では、ロストバゲージを防ぐための対策を4点ご紹介します。万全の対策で楽しい海外旅行にしましょう!
ロストバゲージの対策①前回のタグははがす
荷物を預け入れる時、荷物に貼られるバーコードがついたステッカーがタグと呼ばれています。キャリーバッグにびっしりタグを貼ったままの旅行客をよく見かけますが、何枚もタグを貼ったままにしていると、空港スタッフやシステムの読み込みミスに繋がります。またスタッフがタグをはがすことによって汚くなってしまうこともあるので、必ずその都度、はがすようにしましょう!
ロストバゲージの対策②預け荷物証明書はキープ
チェックインカウンターで荷物を預けたときにもらう「預け荷物証明証(クレームタグ・預け荷物引換証)」は捨てないようにしましょう!飛行機の座席の前ポケットに置いたままにする人をよく見かけますが、荷物が手元に返ってくるまではキープです。その証明証がないと、ロストバゲージに遭遇した際、「そもそも預けてないでしょ?」と言われてしまう最悪の事態になるので注意してください。
ロストバゲージの対策③預け入れ時に荷物の写真を撮る
ロストバゲージに遭遇したら、かばんのブランド・色・容量・中身など細かく聞かれることになります。日本語を話せるスタッフがいればいいのですが、全ての空港でそういう訳にはいきません。なので、預け入れる直前に荷物の写真を撮っておくようにしましょう!ちなみに預けている間に荷物が壊れた場合も、この写真(日付入り)があれば弁償・補償を申請することができます!
ロストバゲージの対策④保険の確認
ロストバゲージに遭遇することも想定して、保険の確認をしましょう。ディレイバゲージやロストバゲージの補償が含まれている保険があるので、もしもの場合は最大限利用できるように前もって確認することが重要です。海外旅行保険やクレジットカードの保険だけでなく、航空会社のホームページなどでも補償内容を確認しましょう!
紛失&盗難対策と注意点
ロストバゲージの原因の一つである「乗客の間違いや盗難」について対策と注意点をご紹介します!先ほどはどうしようもないと申しましたが、乗客の間違いも盗難も少し工夫すれば防ぐことができるので、ぜひご参照ください。
紛失&盗難対策①鍵をつける
預け入れる荷物の中身を盗られるなんて、あり得ないと思われがちですが、あり得ます。荷物は手元にあるものの、ホテルで荷物を開けてみると○○がない!といった事件もあります。空港スタッフによる盗難も過去にはありました。預けたからと安心せずに、預け入れ荷物には鍵をつけて対策をしましょう!
紛失&盗難対策②ネームタグをつける
ネームタグをつけることは紛失&盗難対策だけでなく、他の乗客の間違い対策にもなります。ネームタグには名前の他にも、連絡先を書いておくと安心です。連絡先に関しては悪用などの注意が必要なので、普段使わないメールアドレスやSNSのアカウント名など、無難なものを書くようにしましょう。
紛失&盗難対策③貴重品は入れない
かばんを知らないところで開けられて、貴重品が入っていると盗られてしまうことがあります。先ほどご紹介した空港スタッフによる盗難事件がそうでした。現金やカードなどの貴重品は絶対に入れてはいけません。また、ロストバゲージに遭遇した場合も、荷物が返ってくるまで、手荷物のみで過ごさなければいけないので、預け入れ荷物には、最悪現地で調達できるものだけを入れておくようにしましょう!
紛失&盗難対策④ステッカーなどでオリジナリティを
何千人、何万人もキャリーバッグを持っていれば、必ず似たようなデザインのキャリーバッグと出会います。やはりネームタグに個人情報を書いてしまうのは危険かもと、抵抗がある方もいるかもしれません。そういう時は、ステッカーなどを貼って、オリジナリティがある、世界に一つだけのあなたのバッグにしましょう!紛失&盗難対策の他にもロストバゲージに遭遇した際、特徴を伝えやすいというメリットもあります。
ロストバゲージの対処法&手続きの流れ
「ターンテーブルから荷物が出てこない!」焦らなくても大丈夫です。日本語が話せるスタッフがいない場合は、片言の英語でも伝わります。ゆっくり対応していきましょう!では、もしロストバゲージに遭遇した場合の対処法&手続きの流れをご紹介します。
対処法&手続きの流れ①カウンターへ行く
ターンテーブルから荷物が出てこない場合は、すぐにカウンター(Service Baggaages / Lost&Found)へ向かいましょう。ターンテーブルがあるエリア・フロアに必ずカウンターがあり、そこで手続きを行います。かばんのブランド名や色、容量、中身など細かく記入しなければなりません。かばんの写真があれば、スタッフと確認しながら、記入漏れのないように注意深く記入するようにしましょう!
対処法&手続きの流れ②荷物紛失証をもらう
カウンターで荷物紛失証(PIR)をもらいましょう。何も書面をもらえない場合は、記入した紙のコピーをもらって、「確実に手続きをした」証拠を手元に置いときましょう!ここで、問い合わせ先のメールアドレスや電話番号を必ずもらうようにしてください。何日経っても連絡がないということがよくあります。どこから最新情報が送られてくるのか、どこに問い合わせしたらいいのか、きっちり確認しましょう!
対処法&手続きの流れ③待つ
ほとんどは2日前後で返ってくると言われていますが、こればかりは何とも言えません。根気よく待ち続けましょう。では、この待っている期間の注意点を2点ご紹介します!
プレッシャーをかけて急がせよう!
海外の航空会社では何日経っても連絡がないということがよくあります。対処法&手続きの流れ②で確認した問い合わせ先に連絡をしてプレッシャーをかけましょう!中には全然相手にしてくれない航空会社や空港スタッフもいます。その問い合わせ先以外にも、航空会社のクレーム窓口など、ありとあらゆる連絡先に「とにかく困っているから早く対処してくれ!」という強気な姿勢で急がせるようにしましょう!
購入したものはレシート&写真をキープ!
ほとんどの航空会社や保険では、荷物がない間に購入した生活必需品は補償してくれます。レシートは必ずキープしましょう!ここで注意していただきたい点が、英語圏以外の場合、レシートを見せても「何を購入したか分からない」といって補償してくれない場合があります。レシートと一緒に購入したものの写真を撮っておくと、もしもの時にも安心です。
対処法&手続きの流れ④請求
荷物が返ってきた、返ってこないに限らず、一番面倒な手続きが最終ステップ「請求」です。航空会社や保険会社によって手続きの手順は異なるので、送付されたメールや書類に従って申請しましょう。中には英語のみの書類の場合もありますが、ネットで調べたり、知人を頼ったりして、事細かに確認しながら進めることが重要です。少しでも不備があると補償してくれない場合があります。片っ端から弁償してもらうぞ!という心意気で頑張りましょう!
まとめ
以上、ロストバゲージについてご紹介しました。ロストバゲージは乗り継ぎ便に多いと言われていますが、スタッフのミスや荷物検査など原因は多岐にわたります。ロストバゲージに遭遇しても、焦らず乗り越えていきましょう!もちろんロストバゲージに遭遇しないことが一番ですが、対策だけしておけば、ロストバゲージも海外旅行での笑える思い出話になるかもしれません。前向きに安全な海外旅行をお楽しみください!