ユングフラウ鉄道とは?高低差がヤバい山岳鉄道の乗り方や注意点をご紹介!

ユングフラウ鉄道とは?高低差がヤバい山岳鉄道の乗り方や注意点をご紹介!

ユングフラウ鉄道は、スイスを代表する山岳観光鉄道。名峰・ユングフラウ・アイガー・メンヒのある世界遺産のエリアにに、1,300m以上の高低差を上り手軽にアクセスできます。乗り方や注意点を把握して、山岳鉄道の旅を楽しみましょう。

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新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗・施設で営業時間の変更・休業などが行われている場合があります。最新情報は公式サイト・SNSなどをご確認ください。

ユングフラウ鉄道とはどんな列車?

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ユングフラウ鉄道(JB鉄道)は、ヨーロッパで最も標高の高い場所を走るスイスの山岳列車です。1896年に始発駅のクライネ・シャイデックから工事が始まり、1912年に終点のユングフラウヨッホまで開通しました。世界遺産にも登録されているアルプスの絶景が見られるスイスを代表する観光列車の1つです。

ユングフラウ鉄道の乗り方の注意点

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ユングフラウ鉄道の乗り方ですが、切符は麓のインターラーケンオスト駅、または乗り換えのグリンデルワルト駅の窓口で簡単に購入できます。その場で列車の予約をすることも可能ですが、オンラインで事前に座席の指定ができますので、そちらを利用するとよいでしょう。

ユングフラウ鉄道のオンライン予約の注意点

ユングフラウ鉄道のオンライン予約は、ユングフラウ鉄道公式サイトから行えます。座席の予約の他、混雑状況の確認もできて便利ですね。もちろん、日本語にも対応しています。

現地オプショナルツアー専門サイト「VELTRA」からも予約ができますが、各種のパスは適用されず正規の料金となり、座席の予約はできませんので注意しましょう。

ユングフラウ鉄道の記念パスポート

チケットを購入すると、ユングフラウ鉄道が発行する乗車記念パスポートがもらえます。中身は、地図やユングフラウヨッホのガイドブックになっていて、日本語にも対応。ユングフラウヨッホ駅に着いたら、記念にスタンプを押しましょう。

ユングフラウ鉄道の利用料金(2等)

グリンデルワルトから、ユングフラウ鉄道の終点のユングフラウヨッホまでの通常の料金(2等)は、往復で190CHF(スイスフラン)です。ヴェンゲンルンアルプ鉄道とユングフラウ鉄道の2つの鉄道を使用することになりますので、やや割高になります。

観光用の各種割引チケット(パス)もあり

スイスの鉄道には、観光に使えるいくつかの割引パスがあります。ユングフラウ鉄道が独自に設定している割引料金もありますので、これらをうまく利用して乗り方を工夫すれば、お得に列車に乗って目的地に行かれます。

スイスハーフフェアカード

スイスハーフフェアカードは、スイス国鉄、バスなど多くの交通機関の料金が半額になるパスです。有効期間は1ヶ月で、料金は120CHF。このパスを使えば、ユングフラウ鉄道も半額になります。グリンデルワルトからユングフラウヨッホまでの往復の料金は、95CHF(2等)です。

スイストラベルパス

スイストラベルパスは、スイス国鉄など公共交通機関が乗り放題になるパスです。有効期間は、連続する3日、4日、8日、15日の4種類が用意されています。ユングフラウ鉄道の区間は乗り放題の区間には含まれておらず、通常料金から25パーセント割引の142.5CHF(2等)です。

Good Morning Ticket

ユングフラウ鉄道の早朝便に限定した割引チケットがGood Morning Ticketです。行き、帰りともに乗れる列車が決められてしまいますが、グリンデルワルトからの運賃は135CHF(2等)と、スイストラベルパスよりはお得です。

ユングフラウVIPパス

ユングフラウVIPパスは、麓のインターラーケンオスト駅からユングフラウヨッホ駅までの、ベルナーオーバーラント鉄道・ヴェンゲンルンアルプ鉄道・ユングフラウ鉄道が3日間乗り放題になるお得なパスです。値段は220CHF。

ただし、ユングフラウ鉄道の区間は1往復しかできませんので、この地域に滞在して観光する人向けといえるでしょう。

ユングフラウ鉄道の列車の混雑状況に注意

ユングフラウ鉄道には、1日の乗客数が5,000人までという制限があるのです。観光シーズンになると、当然列車は混雑します。座席の予約をしていなかったために、当日の人数制限に引っかかってしまい乗れなかった、といったことも起きかねません。事前に予約をしておきましょう。

ユングフラウヨッホの天候も注意点

山岳鉄道の特徴として、車窓の美しさが天候に左右されるという要素もあります。世界遺産の絶景を確実に楽しめるように、切符を買うタイミングも注意点の1つです。

ユングフラウヨッホの天候は、ライブカメラのサイトであらかじめ確認しておきましょう。また、グリンデルワルトの駅前の「グリンデルワルト日本語観光案内所」で相談してみるのもいいですね。

Jungfraujoch – Top of Europe | jungfrau.ch
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ユングフラウヨッホのライブカメラの映像

ユングフラウ鉄道の始発駅へ向かう

Photo by gnm2010

ユングフラウ鉄道観光の拠点は、麓のインターラーケンです。ブリエンツ湖とトゥーン湖に挟まれた場所にある美しい町で、宿泊施設がたくさんあります。この町の「インターラーケンオスト駅」から出ている鉄道に乗って、ユングフラウ鉄道の始発駅を目指します。

クライネシャイデックへ向かう2つのルート

インターラーケンオストからユングフラウ鉄道の始発駅のクライネ・シャイデックへ行くには、2つのルートがあります。

ベルナーオーバーラント鉄道に乗って、グリンデルワルトでヴェンゲンルンアルプ鉄道に乗り換えるルートと、ラウターブルンネンでヴェンゲンルンアルプ鉄道に乗り換えるルートです。地図をよく確認しておきましょう。

ベルナーオーバーラント鉄道の乗り方と注意点

ベルナーオーバーラント鉄道は、ラウターブルンネン行きとグリンデルワルト行きが1つのの列車に併結されていす。グリンデルワルトに行く場合は、後方の車両に乗ってください。

インターラーケンオストからグリンデルワルトまでの所要時間は35分です。乗り換えたら、進行方向に向かって右側の座席に座りましょう。世界遺産の迫力あるアイガー(標高3,970メートル)が見られます。

クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホへ

クライネ・シャイデックに到着したら、駅舎をはさんで反対側に止まっている列車に乗車しましょう。乗り換え時間は10分ほどあります。

ユングフラウ鉄道には、団体専用列車や、団体専用車両と普通の車両が併結されている列車がありますので、乗る車両を間違えないように注意しましょう。座席は、観光列車らしい向かい合わせのボックスシートで、景色が見やすくなっています。

ユングフラウヨッホへの所要時間

始発のクライネ・シャイデックから終点のユングフラウヨッホまでの所要時間は、35分です。以前は52分かかっていました。なお、グリンデルワルト駅からユングフラウヨッホまでの所要時間は、乗り換え時間を含めて1時間20分ほどです。

始発駅と終点の高低差は何メートル?

ユングフラウ鉄道の始発のユングフラウヨッホ駅の標高は2,061メートル。終点のクライネ・シャイデック駅の標高は3,454メートルで、その高低差はなんと1,300メートル以上。

わずか9.3キロメートルでこの高さを上るのですから、相当な急勾配であることが分かりますね。ちなみに、インターラーケンオスト駅(標高567メートル)との高低差は2,887メートルです。

始発駅と終点の間に停車駅はあるの?

始発のクライネ・シャイデックを出ると、世界遺産のアイガー、メンヒ(標高4,107メートル)の雄大な景色を車窓に見ながら、山岳地帯を進みます。

天気がよければ、進行方向のどちら側の座席に座っても、眼に入ってくるのは美しい風景。行きと帰りで座席を替えてみましょう。終点のユングフラウヨッホとの間には、3つの駅があります。

アイガーレッチャー駅

始発のクライネ・シャイデックを発車して最初に止まるのがアイガーレッチャー駅です。駅の近くにあるアイガーレッチャー氷河に由来した駅名です。晴れた日には、クライネ・シャイデックまで、アイガーや氷河を眺めながらハイキングを楽しむという観光のしかたもあります。

下りの道で、高低差は約300メートル、所要時間は1時間ほどです。列車はこの駅を出ると長いトンネルに入ります。

アイスメーア駅

アイガーとメンヒの中のトンネルを進んでいくと、アイスメーア駅に到着します。この駅では、アイガーの岩壁にくり抜かれた窓から、外の絶景を楽しめるようになっています。ただし、停車時間は5分ほどですので、乗り遅れないように時間に注意しましょう。

アイガーヴァント駅

以前は、この他にもう1つの停車駅として「アイガーヴァント駅」がありました。この駅にも、アイスメーア駅と同じように外の景色が見られる窓が設けられていて、ビュースポットの1つになっていたのですが、残念ながら現在は通過駅となっています。

ユングフラウヨッホ駅の山岳駅ならではの魅力と注意点

ユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も標高の高い駅で、観光施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」とはエレベーターで直結。「トップ・オブ・ヨーロッパ」はアレッチ氷河に突き出た岩峯の上にあり、展望台、ショップやアトラクション、フードコートがあります。

ユングフラウ鉄道直営のショップでは、ここでしか買えないオリジナルグッズがたくさんありますので、ぜひゲットしましょう。

最上階のスフィンクス展望台へ上る

駅から高低差のある高速エレベーターで最上階の「スフィンクス展望台」に上りましょう。標高3,571メートルのガラス張りの室内は、厳冬期でも快適。お天気がよければ、屋内のテラスに出てみましょう。

世界遺産のユングフラウ(4,158メートル)、アイガー、メンヒとアレッチ氷河が織りなす壮大なパノラマが目の前に広がります。ここが旅のハイライトといえるでしょう。

世界遺産のプラトー「氷河の平原」を散策

天候がよく、時間に余裕があれば、エレベータを降りてプラトー「氷河の平原」を観光しましょう。目の前にユングフラウが見え、アレッチ氷河も展望台より近くで、心ゆくまで見られます。

観光地とはいえ富士山の頂上なみの高さですから、高山病と日焼けに注意しましょう。滑りにくい靴を履き、足下を踏みしめるようにして歩いてください。世界遺産に指定された場所にいる感動を味わえます。

ユングフラウヨッホ観光の所要時間

ユングフラウヨッホは見どころがいっぱいです。「トップ・オブ・ヨーロッパ」の中のアトラクション「アルパイン・センセーション」や「アイスパレス」を見たり、周辺の散策をしたりしていると、時間はあっという間に経ってしまいます。じっくり楽しむには、観光の所要時間を2時間はとりたいところです。

ユングフラウヨッホからの列車の乗り方と注意点

ユングフラウヨッホ駅から帰りの列車は、「座席の予約あり」の列と「座席の予約なし」の列に分かれて、別々に並ぶ乗り方です。乗車できる人数に制限がありますので、事前に予約をしておかないと列車に乗れなくなる可能性もあります。

かなり人が並ぶこともありますので、帰りの切符も予約しておきましょう。予約していない場合は、発車時刻より早めに並んでおくことをおすすめします。

ユングフラウ鉄道でスイスの山岳鉄道の魅力を楽しもう

ユングフラウ鉄道の山岳鉄道ならではの魅力は、高低差1,300メートル以上で、世界遺産のエリア、ユングフラウ、アイガー、メンヒの魅力を楽しめる場所まで、短い所要時間で手軽に行かれることです。

雪を被った山々、春や夏には高原に咲く花々を車窓から眺めながら過ごす時間は至福のひととき。スイスの観光では外せない山岳鉄道に、地図を片手に乗りに行ってみてはいかがでしょうか。

ヨーロッパ鉄道チケットセンター
息吹肇
ライター

息吹肇

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