サグラダファミリアとは
サグラダファミリアとは、スペインのバルセロナにある教会で、日本語訳は「聖家族贖罪教会」。着工から100年以上が経過している世界遺産です。この土地で活躍したアントニ・ガウディの代表作で、2026年完成予定とのこと。生と死をモチーフにした2つのタワーがあり、エレベーターで上まで行けます。完成が待ち遠しいですね。
サグラダファミリア入場には予約が必要
そんなサグラダファミリアは、チケットを購入すればいつでも中を見学できます。このチケットは当日券ではなく、予約が必要ということを知らなければ入場できません。大人気の世界遺産、サグラダファミリアですから、いつも人がいっぱいで、予約必須なのです。今回はチケットの予約方法や変更・キャンセルについて解説していきます。
個人で予約かサイト経由で予約か
サグラダファミリアの公式サイトからチケットの予約ができますが、このサイトには日本語がありません。そこで、よく利用されるのが日本語の予約サイト。日本語で予約ができればその方が安心できますよね。ですが、公式サイトでも順番と意味さえ知っていれば、英語が読めなくても予約可能。公式で予約した方が問題は発生しづらく、おすすめです。
入場しなくても楽しめる?
正直、サグラダファミリアは入場しなくても十分楽しめます。周りから工事途中の箇所を眺めたり、屋台でスペインのご飯を食べたりでき、飽きません。ですが、やはり来たからには入場することがおすすめ。2026年に完成してからは、永遠に工事途中のサグラダファミリアは見学できません。入場すれば将来的には、「完成前のサグラダファミリアを見学した」と言えるようになります。
サグラダファミリア公式サイトでの予約方法
公式のホームページはこのようになっており、英語の他にスペイン語とカタルーニャ語があります。右上の「EN」という場所を押せば言語を変えられますが、日本語はないのでそのままで進めましょう。スマホでも簡単に購入できます。スマホの場合、購入途中にWi-Fiが切れるとクレジットカードに問題が発生する可能性がありますので、Wi-Fiは切ってから購入することがポイントです。
手順説明
「Tickets」というところをクリックすると、このような画面が出てきます。個人の場合は「individual」を、10人以上の団体の場合は「Groups」を、学生の場合は「Schools」をクリックしましょう。ここには「全ての学士号までの学生」と書いてありますので、大学生も適用できます。スマホでも同様の手順です。この時点ではまだ変更もキャンセルもできます。
各チケットについて解説
ここではチケットを選択します。安全上6歳以下の子供はタワーに入場できない・アーディオガイドは11歳以上のみなので注意が必要です。
SAGRADA FAMÍLIA WITH TOWERS | サグラダファミリア入場+タワー+日本語オーディオガイド付き。タワーとはタワーに上るエレベーター付きのことで、2つのタワーからどちらかを1つを選べます。 |
SAGRADA FAMÍLIA AND GAUDÍ HOUSE MUSEUM | サグラダファミリア入場+ガウディ博物館入場券+日本語オーディオガイド付き。グエル公園の入場券は含まれていません。 |
SAGRADA FAMÍLIA WITH GUIDED TOUR | サグラダファミリア入場+ガイドさんによる50分のツアー。ガイドさんに日本語話者はおらず、英語でのツアーになります。 |
SAGRADA FAMÍLIA | サグラダファミリア入場+日本語オーディオガイド付き。 |
SAGRADA FAMÍLIA BASIC TICKET | サグラダファミリア入場チケット。最もシンプルなチケットで、他にサービスは何も含みません。 |
GAUDÍ HOUSE MUSEUM | グエル公園内にあるガウディ博物館の入場チケット。どのようにサグラダファミリアから行けばいいか教えてくれます。 |
ガウディハウス(ガウディの家博物館)には行った方がいい?
ガウディの家博物館とサグラダファミリア入場が同じになっているのなら、この二つの建物は近い場所にあると思ってしまいますよね。ですが、実際は3キロほど離れており、アクセスが悪い。加えて、博物館はグエル公園付近にあり、バルセロナのバス1日定期券(ゾーン1)の範囲外なので、追加でお金がかかってしまいます。グエル公園に行く方以外は別々に購入しましょう。
塔には登った方がいい?
内部見学に加え、塔の上まで行けるチケットもありますが、こちらは下りが螺旋階段の徒歩のみなので、よく考えた方がいいです。上りは途中までエレベーターが使えますが、エレベーターの店員を越えると少し待たされます。階段は狭くて暗いので、足腰が弱い方は、避けた方が無難でしょう。ですが、この塔を通じてサグラダファミリアの大きさや歴史を感じられるのもまた事実。元気な方は挑戦してみることをおすすめします。
決済までの手順
「日付」「時間」「人数」「割引」「その他」を入力します。Promotionと書かれている日付や時間帯はチケットが余っており、は少しだけ割引してくれるようです。「割引」(Promotion)では学割が適用できます。その後カード情報を入力してメールが届いたら完了。いつでも表示できるように、チケットの画面をスクリーンショットしておきましょう。
サイト経由の注意点
チケット購入方法の注意点に、「サグラダファミリアは公式サイトで購入したものか、推薦しているサイトで購入したものにだけ責任を取ります」とはっきり書いてあります。つまり、他のサイトで購入して問題が起こっても責任は取れません、ということ。変更やキャンセルにも対応してくれないかもしれませんので、こういった点から見るとやはり公式サイトで購入した方が無難でしょう。
当日券も販売している
サグラダファミリアの窓口では、当日の入場券も販売しています。もしも行きたい日のチケットが予約できなかった・買い忘れたなどの問題が発生した場合は、こちらを頼る他ありません。しかし、当日券は大抵早い時間に売り切れてしまっているので、あまり期待しない方がいいです。当日券狙いの場合は、早めに行って待つしかありません。
当日券が売っている場所
当日券が販売されている場所は本当に分かりづらく、係員さんに聞いても忙しくて「あっち」くらいのことしか答えてくれません。そのような時は入場口の反対側にチケットの窓口があるので、そちらで混雑している場所を探しましょう。日本のようにいつでも人が並んでいるわけではなく、早い者勝ちの場合がありますので、人をかき分けて窓口に辿り着く必要があります。
当日券が手に入った場合
当日券が手に入ったら、しっかり時間を確認しておきましょう。サグラダファミリアは時間ごとに入場できる人数が決まっており、希望の時間帯が購入できるとは限りません。3日後まで販売しているので、日付が間違っている場合も考えられます。また、入場に関してはとても厳しく、少しでも遅れると入れないこともあるので、注意が必要です。
サグラダファミリアの入り口
サグラダファミリアは非常に大きく、どこに何があるのか分かりづらいです。なのに、少しでも遅刻すると中に入れさせてもらえないので、あらかじめ入場口の場所を把握しておく必要があります。入場時刻になる前にゲート前に着いておき、時間になったと同時に入場するようにしましょう。
入り口の場所
入り口は地下鉄のサグラダファミリア駅(Sagrada Familia)からマリナ通り(Carrer de la Marina)の方に出るとすぐに見つけられます。駅から出て池のある大きな公園があったらその方面で間違いないです。また、団体客用と個人客用に分かれていますが、個人の場合は右側のゲートから入場しましょう。
中に持ち込めないもの・服装
サグラダファミリアは世界遺産である前に、キリスト教の教会です。いくつかルールがありますので、確認しておきましょう。
禁止事項 | 肌の露出が激しい服装 |
お祈りをする場所で帽子 | |
持ち込み禁止 | マジックペンなど、落書きができるもの |
ナイフなどの危険物 | |
旗など、思想を表すもの |
持ち込み禁止のものは近くのロッカーに預ける必要があります。また、スマホやカメラは持ち込めますが、撮影禁止の場所もありますので注意しましょう。
まとめ
以上がサグラダファミリアのチケット予約についての解説です。100年以上も工事が続けられているせいか、普通の世界遺産よりもルールが多く厳しい印象が残ります。そのようにしてバルセロナの人々はこの偉大なる世界遺産を守ってきたのでしょう。皆さんもぜひバルセロナを訪れた際には立ち寄ってみてくださいね。
出典:ライター撮影