ポーランド旅行で絶対行きたいおすすめ観光スポット8選！見どころをご紹介！

ヨーロッパにはたくさんの有名な観光地や名所があり、旅行先として魅力的な都市がとても多いですよね。そんな観光にぴったりの都市があるヨーロッパへの旅行なら、中世のような美しい街や世界遺産など、たくさんの見どころや名所があるのに他の有名な都市よりも混雑していない穴場の国であるポーランドへの旅行がおすすめです。ポーランドと言ってもパリやロンドンといった都市のように有名な観光地や名所を思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか。ですが、ポーランドには見応えのある場所がたくさんあり、名所から穴場スポットまで誰でも楽しめます。

ポーランドの旅行に行ったら必ず訪れて欲しい名所が聖マリア聖堂（教会）です。所在地のクラクフの街は国内でも特に歴史の深い都市で、なんと現在から1000年も前の頃から栄えていたといいます。そんな有名なクラクフは街並み自体が世界遺産に登録されていて、保全活動も行われていますよ。内部も綺麗で、「ポーランドで最も美しい教会」とも呼ばれているほどで、一見の価値ありです。

聖マリア聖堂での見どころは、国内外でも美しいと有名な教会内の祭壇やステンドグラス、壁画などです。美しくないところなどないかのように、細部まで作り込まれた精巧な装飾が目を引きます。とりわけ聖堂の奥にある木製の祭壇は、なかなか他では見られるものではありません。木を彫って作られているのにとても滑らかで美しく、一度見たら忘れられないと言われているほどです。教会のイメージとしては、白や茶色など落ち着いたカラーの空間を思い浮かべますが、聖マリア聖堂はカラフルで見ていてとても楽しめます。

赤みのあるレンガ色の外壁が印象的なワルシャワ王宮は、ポーランドの王政時代の繁栄を感じさせる有名な宮殿です。他の都市の王宮やお城に比べると小さいように見えますが、内部はどこの国にも負けず劣らず豪奢で、観光名所となっています。建設された当初のままではありませんが、1970年代から1980年代にかけて大幅に修復をし、現在の美しい内装になりました。

ワルシャワ王宮での見どころは、それぞれの部屋の雰囲気の違いにあります。王宮内で見学できる部屋はいくつかありますが、その中でも名所と名高いのが大広間です。大広間は白と赤を基調としたカラーリングで、ところどころに散りばめられたゴールドの装飾が一層豪華な雰囲気を引き立てています。また、大広間に目が行きがちな中で穴場だと言われているのが大理石の間。豪華な広間とは打って変わって黒の大理石を、ふんだんに使っている部屋で、落ち着いた雰囲気になっています。

首都のワルシャワや大きなクラクフなどの都市から少し離れた場所にある都市ヴロツワフ。あまり有名な場所ではありませんが、混雑を避けながらゆっくり見学したいという場合には、ヴロツワフの中にあるオソリネウム図書館が穴場です。内部も素晴らしいですがイチオシは入り口に到着するまでの小道や門で、おとぎ話のような世界観に浸ることができますよ。

オソリネウム図書館での見どころは、建物に続く小道です。オソリネウム図書館の入り口から実際に建物に到着するまでには小道や庭園を抜ける必要があります。入り口を少し進むと図書館の門があり、近くには本を手にした小人の像が。門扉も小人の像もアンティークでかわいらしいですよ。また、小道の先にある庭園には整えられた植物たちや噴水があり、ゆったりとした時間が流れています。有名ではないものの穴場のスポットとしておすすめできる場所ですよ。

クラクフ付近の都市で大人気の観光スポットといえば、ヴィエリチカ岩塩坑がとても有名です。「ヴィエリチカ」はポーランドの言葉で「大いなる塩」から名前が来ていると伝えられていて、名前の通り巨大な岩塩でできた地下宮殿になっています。内部には人工のあかりが灯っていて、ロマンチックな雰囲気が楽しめる場所ですよ。歴史深い岩塩坑で非日常を味わってみてはいかがでしょうか。

ヴィエリチカ岩塩坑に行ったら、岩塩でできているシャンデリアや像をじっくりと見学してみてください。「これも岩塩で出来ているの！？」と驚くこと間違いなしの繊細な作品の数々は、芸術家ではなくこの岩塩坑で働いていた人たちによって作られたもので、当時の人々の技術の高さが伺えます。中には岩塩で出来た最後の晩餐のレプリカや豪華なシャンデリアなどもあり、興味深く見学できます。ヴィエリチカはクラクフからの移動も簡単なので、ポーランド旅行で一度は訪れたい名所です。

名所や有名どころの観光も良いけれど少しゆっくりしたいという場合には、Słodowa島で過ごすのがおすすめです。旅行客よりも地元の若者たちがたくさん訪れるスポットで、都市の中でのんびりできる穴場です。自然が多いだけではなく、昨年には建築家のグループが現在ある建物を近未来的に改修することを発表しています。完成すれば今とはまた違った雰囲気の島になると話題になっていますよ。

Słodowa島を訪れる時には、クラシック音楽のコンサートを鑑賞するのがおすすめの楽しみ方です。自然の中でクラシック音楽に触れることでよりリラックスできるだけではなく、コンサートホールで聴くよりも気軽に参加することができるのが魅力の1つ。Słodowa島へはオーデル川のクルーズ船などで訪れることができるので、ツアーの中で上陸することができますよ。

名所として知られてはいないものの、ポーランドの北側にあるマルボルクという街に「ドイツ騎士団城跡」という穴場スポットがあります。明るいレンガ色の城壁が目を引くお城は、今から700年も前に名前の通りドイツ騎士団の人々によって建設されました。現在では城跡を修復したのちに開設した「マルボルク博物館」という名前でたくさんの人に愛されています。

ドイツ騎士団城跡の見どころは内部からのマルボルクの景色です。城内にある展望室から望むマルボルクはお城と同じ明るいレンガ色がふんだんに使われた街並みが広がっています。また、川の対岸から見るドイツ騎士団城跡は他の国のお城と比べて豪華さはありません。これはお城で過ごしていた人が貴族や王族ではなく、騎士だったことを感じさせてくれますよ。このように他のお城と異なる部分を見つけることができるのも魅力的なポイントですよね。

聖マリア聖堂があるクラクフには、観光の起点と呼ばれている「中央市場広場」があります。想像よりもずっと広い広場からは聖マリア聖堂だけではなく織物についての展示が見られる織物会館や国立美術館もあり、観光地としても有名な場所です。他にも広場を囲むようにずらっと並んだお土産物屋さんやレストランなど、ショッピングも楽しめる場所になっていますよ。

中央市場広場では、織物会館とその周辺にある露店が見どころです。織物会館は中央市場広場のほぼ中央にある大きな建物で、迷わずに行くことができますよ。中には織物で作られたタペストリーやカバンなどが販売されていて、お土産にもぴったりですよ。また、露店には手作りの琥珀のアクセサリーも販売されています。ポーランドは琥珀でも有名で、高品質の琥珀のアクセサリーが安価で購入できる穴場スポットにもなっていてお得ですよ。

ワルシャワでポーランド旅行のお土産を購入したいという場合には、「LOVE POLAND DESIGN」というお店が穴場ですよ。お店は路地を入った先にあり、黒いアイアン製の看板が目印です。お店の中に入ると中央ヨーロッパらしいカラフルで温かみのある雑貨やアイテムが所狭しと並べられています。女性へのお土産を購入するならここを訪れてみると満足できるのではないでしょうか。

LOVE POLAND DESIGNでの見どころは、ここでしか購入することができないオリジナルの商品たちです。ポーランドでは織物が盛んだということもあり、カラフルで見ているだけで楽しい色使いの靴下やランチョンマット、ハンカチなどが販売されています。中には世界に一つだけのハンドメイド品もあるので、プレゼントに華を添えてくれそうですね。他にもポストカードや木彫りの人形など可愛らしいアイテムがたくさんあり、必ず欲しいものが見つかります。

ご紹介してきたように、ポーランドには多くの観光名所や有名な観光地、穴場スポットがあり、旅行先としておすすめの都市です。治安も他の都市に比べて良く、旅行客にもとても優しく接してくれるので、安心して旅行を楽しめます。ですが、ポーランドの中でも路地裏の方や混雑する駅ではスリや引ったくりが発生することも。そのため、ポーランドに旅行に行く際には現金ではなくカード決済にする、旅行かばんは自分の視界から話さないようにするなど念のための注意を怠らないようにすることが大切です。

中世のような綺麗な街並みや穴場の観光スポット、有名な名所があるポーランドは、中央ヨーロッパ旅行ではとてもおすすめの行き先です。ワルシャワ王宮やドイツ騎士団城跡など歴史深い建物からSlodowa島のように自然豊かな場所までさまざまな楽しみ方ができますよ。注意は必要ですが西ヨーロッパに比べて治安も良く、家族旅行やひとり旅にもおすすめできる旅行先です。どのような人でも楽しめるポーランドの豊かな都市で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？