目次 [表示]
- チョコレート大国ベルギー
- ベルギー人はチョコレートがお好き
- ベルギーのチョコレートショップ事情
- ベルギー名物のおいしいチョコレート①GODIVA
- 世界で人気の有名店
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート②Neuhaus
- 高級ブランドの先駆け
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート③WITTAMER
- ベルギー王室御用達の高級ブランド
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート④Mary
- お土産にもおすすめ
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑤Van Dender
- 皇太子のウエディングケーキも担当
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑥Laurent Gerbaud
- チョコレートのワークショップはいかが
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑦BbyB
- チョコレートのオートクチュール
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑧The Chocolate Line
- 奇抜な発想で人気急上昇!ブルージュの新たな名物
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑨ChoFleur
- アントワープの新名所
- お店へのアクセス
- ベルギー名物のおいしいチョコレート⑩YUZU
- 日本びいきのゲントのお店
- お店へのアクセス
- 豆知識:ブリュッセル国際空港のチョコレート売り場
- 街中でチョコレートを買いそびれても大丈夫
- まとめ
チョコレート大国ベルギー
ベルギー人はチョコレートがお好き
ベルギー人にとって、チョコレートは切っても切れない存在。国民の多くが日に一度は、チョコレートを口にすると言われています。子どもたちのおやつには板チョコですが、大人たちが楽しむのは、もっぱら粒チョコレート。特に、さまざまなフレーバーのフィリングを詰めた「プラリネ」は、ベルギーチョコレートの代名詞として有名です。
ベルギーのチョコレートショップ事情
チョコレートが国民的なスイーツというだけあり、「ベルギー国内には2,000を超えるチョコレートショップがある」と言われています。大きな街から小さな村にいたるまで、どこに行っても見つけられますが、やはり観光地としても有名なブリュッセルやブルージュが激戦区。以下、観光で立ち寄りやすい都市を中心に有名なチョコレートショップを紹介します。
ベルギー名物のおいしいチョコレート①GODIVA
世界で人気の有名店
今や世界で最も有名なチョコレートブランドとなったゴディバは、ベルギー発祥の高級ブランドです。日本でも人気で手土産に頂く機会が多いですが、現地のお店を訪ねるのはまた格別。それぞれのブティックは、意外にも小ぢんまりとしており、創業者の自宅の地下室から始まったショコラトリーの歴史を感じさせます。
お店へのアクセス
ブリュッセルに複数店舗を構えるゴディバですが、最も有名なのがグランプラスの旗艦店。1956年にゴディバの第一号店としてオープンしました。グランプラスはブリュッセルを訪れる人なら必ず立ち寄るスポットなので、迷うことなくたどり着けます。ヨーロッパでは珍しく、日曜日も含め夜11時まで営業しているのも嬉しいですね。
ベルギー名物のおいしいチョコレート②Neuhaus
高級ブランドの先駆け
1857年、まだチョコレートが薬のひとつとして飲まれていた時代に、薬局として創業されたノイハウス。プラリネを初めて作ったお店であり、チョコレートを美しく魅せるためのボックス作りに初めて取り組んだのも同店。高級ギフトとしてのチョコレート文化の発展に貢献しました。2019年には日本に再上陸し、ますます人気と注目を集めるブランドです。
お店へのアクセス
ベルギー国内に複数店舗を構えていますが、最も雰囲気があるのがブリュッセルの「世界最古のアーケード」ギャルリー・サンチュベール内の店舗。こちらは「アトリエ・ノイハウス」と銘打たれた大型店舗となっており、カフェも併設しています。上品にディスプレイされた店内には個包装のプロダクトも充実しており、お土産選びにおすすめです。
ベルギー名物のおいしいチョコレート③WITTAMER
ベルギー王室御用達の高級ブランド
1910年に創業したヴィタメールは、味に対する徹底したこだわりを認められ、ベルギー王室にも重宝される高級チョコレートブランドとなりました。現在でも王室のおもてなしには欠かせないチョコレートとして歴史を刻み続けています。日本でも人気なブランドですが、せっかくベルギーを訪れるなら、ブリュッセルの本店に立ち寄ってみたいですね。
お店へのアクセス
ヴィタメールの本店「アトリエ」は、グラン・サブロン広場に面しています。王宮や王立美術館の近くにあり、散策の合間に立ち寄りやすい場所です。おすすめは2階のカフェ。ブランドの代名詞であるフーシャピンクに彩られ、贅沢な時間を過ごせます。閉店時間が早いため注意が必要ですが、ベーカリーを兼ねるため開店は朝早い。高級なチョコレートを使用したパンをモーニングに頂くのもいいですね。
ベルギー名物のおいしいチョコレート④Mary
お土産にもおすすめ
1919年創業の老舗で、ベルギー王室御用達のチョコレートブランドの中では最も古い歴史をもちます。2019年に京都にオープンした「マダム・ドリュック」は、実はマリーの日本初出店のお店。創業者が女性だったこともあり、店内やお店のロゴには女性的なセンスが光ります。ショッパーやチョコレートを入れるボックスも大変かわいらしく、特に女性へのお土産には必ず喜ばれること請け合い。チョコレートのみならず、カラフルなマカロンも人気なんですよ。
お店へのアクセス
アメリカのニュースチャンネルCNNが「世界で最も幸せになれる場所15」のひとつに挙げたブリュッセルの本店は、有名な小便小僧とグランプラスの間に位置します。ロンバール通りに面し観光のついでに立ち寄りやすい場所です。グランパレス沿いやショッピングモール内にも店舗がありますが、やはり歴史を感じられる本店を訪れることをおすすめします。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑤Van Dender
皇太子のウエディングケーキも担当
ヴァンデンダーは8つある王室御用達ブランドの1つで、中でも現代的でデザイン性の高いプラリネで知られています。2003年にはベルギー王室皇太子ご成婚の際のウエディングケーキを献上したことから、一躍ベルギーの有名店となりました。日本ではバレンタインシーズンにだけ出店し、なかなか手に入らないブランド。ベルギー観光の折に存分に味わってみてはいかがでしょうか。
お店へのアクセス
「多店舗経営をすると味が落ちる」とのオーナーショコラティエの信念から、ブリュッセル郊外の1店舗のみでの経営を貫いています。有名店でありながら観光客よりも地元の人たちから人気のブランドですので、一味違うチョコレートを試したい方におすすめ。ブリュッセル中央駅より61番か64番のバスに乗り、「Brabançonne」停留所から歩いてすぐです。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑥Laurent Gerbaud
チョコレートのワークショップはいかが
日本の印鑑のようなロゴマークが印象的なローラン・ジェルボーは、巧みなスパイス使いで人気を博しています。数あるベルギー国内のチョコレートショップの中でも、店内でワークショップを開催していることで有名です。ワークショップは毎週土曜日に開催。事前にメールで予約する必要がありますが、誰でも気軽に参加できます。作ったチョコレートはお土産として持ち帰ることも可能。
お店へのアクセス
ブリュッセル中央駅とブリュッセル公園の間、ソル通りに位置しています。アットホームな店内にはサロン・ド・テも併設し、地元の方に人気です。「カフェではなくサロン・ド・テ」であることにこだわっており、お茶の種類が非常に豊富。チョコレートの可能性を広げることを常に考える同店では、コーヒー以外にもさまざまなドリンクとのマリアージュを楽しめます。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑦BbyB
チョコレートのオートクチュール
2019年、東京に上陸を果たしたBbyB。フランス料理でミシュランの星を獲得したシェフと、人気ショコラティエが共同で立ち上げたブランドで、「チョコレートのオートクチュール」と称される高級チョコレートを発表しています。首都ブリュッセルとは距離を置き、ブルージュとアントワープ地方を中心に展開。20のフレーバーにフォーカスしてチョコレートの可能性を模索し続けます。
お店へのアクセス
ブルージュに旅行の予定があれば、旗艦店を訪れるチャンスです。有名なマルクト広場至近に位置するお店は、最先端のセレクトショップのような洗練された雰囲気。入るのに少しためらうかもしれませんが、プロフェッショナルなスタッフが親切に商品選びを手伝ってくれるので、安心して買い物を楽しめます。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑧The Chocolate Line
奇抜な発想で人気急上昇!ブルージュの新たな名物
オーナーショコラティエのドミニク・ペルソーネ氏はワイルドなタトゥーを身にまとい、伝統的なベルギーチョコレートの世界では異端児的な存在です。しかしその味は確かで、自身の店以外には商品を置かないというこだわりも。お店には行列ができることもあります。錠剤をイメージしたプロダクトやパンクなイラストがあしらわれたチョコレートなど、奇抜な発想で人々を驚かせ続けるドミニク。ベルギーのチョコレートの今を感じるのにおすすめなお店です。
お店へのアクセス
ブルージュの本店は、有名な鐘楼からステーン通りを進んで5分ほどのところで利便性も抜群。観光地として人気のアントワープにもお店があります。ナポレオンの邸宅のひとつを改装したと言われるアントワープ店は、シンプルなブルージュ本店とは打って変わって美術館のような内装。こちらは「レストランもおいしい」と評判のため、食事での利用もおすすめです。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑨ChoFleur
アントワープの新名所
フランス語で「花」を意味する店名を持つこちらは、2014年に創業した新しいブランドです。「チョコレートのブーケ」をイメージしたプロダクトたちが唯一無二の存在感を放っています。ショーケースには36種類のフレーバーが整然と並べられており、選ぶのが難しいほど。日本語の説明もありますので、じっくり選びましょう。商品を詰めてくれるカラフルなボックスは見ているだけで元気になれそうですね。
お店へのアクセス
観光の中心となる旧市街の大聖堂からすぐのところにお店があります。ChoFleurの商品はこのアントワープ本店でしか購入することができないので、アントワープを旅行する際にはお見逃しなく。日曜日が定休のためご注意ください。
ベルギー名物のおいしいチョコレート⑩YUZU
日本びいきのゲントのお店
ベルギーの中でもグルメの街として有名な古都ゲント発のブランドです。店名はずばり「柚子」。日本が大好きなオーナー夫妻が手がけるお店で、日本にインスピレーションを受けたプロダクトが並ぶ店内。プラリネにマスタードやハムなどの斬新なフレーバーを積極的に取り入れていることでも話題を集めています。日本茶も取扱いがあり、チョコレートとのマリアージュを提案している点が興味深いですね。
お店へのアクセス
お店はゲント旧市街のマイデ地区、ワルポールト通りという趣ある路地に構えられています。トラムの「フォーゲルマルクト」停留所、または市庁舎から川を渡って行くのが分かりやすいアクセス方法です。ゲントはブリュッセル・ブルージュからも電車で30分から40分程度と、日帰りでも十分アクセスできる距離。オーナー夫妻は普段から日本好きを公言していることで有名ですので、日本から訪れたことを知れば、きっと手厚く歓迎してくれることでしょう。
豆知識:ブリュッセル国際空港のチョコレート売り場
街中でチョコレートを買いそびれても大丈夫
ベルギー観光中にゆっくりとチョコレートを選ぶ時間がなかった!という方もご安心ください。ブリュッセル国際空港にはベルギーチョコレートのセレクトショップ「ベルギーチョコレートハウス」が出店しています。実は、ここがベルギー国内で最大のチョコレート販売量を誇る場所。有名ブランドをはじめ豊富なラインナップで訪れる人々を待っています。「ベルギーチョコレートハウス」は国際線ターミナルのピアAへいきましょう。
まとめ
甘くておいしい国ベルギーで人気のチョコレートショップ情報をお届けしました。いずれも観光地からほど近い場所にありますので、散策の休憩に最適。チョコレートショップめぐりを旅の目的にするのも良いでしょう。ぜひ、お気に入りのブランドやお店を見つけてみてくださいね。
出典:ライター撮影