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ボーイング777Xってどんな飛行機?導入予定の会社もご紹介!

ボーイング777Xってどんな飛行機?導入予定の会社もご紹介!

ボーイング777Xについての記事です。ボーイング社が来年から提供を開始する最新鋭の飛行機です。販売開始前から飛行機ファンの間ではボーイング777Xは話題になっています。ボーイング777Xはどこの航空会社が導入予定でどのような特徴があるのでしょうか。

目次 [表示]

ボーイング社とは

ボーイング社は飛行機を製造している企業で世界トップレベルの飛行機の販売数を誇っています。ヨーロッパにあるエアバス社とはライバルでお互いに最新鋭の飛行機を日々製造しており、常に最高の飛行機を開発中です。これまで小型機から大型機までさまざまなタイプの飛行機を開発してきました。昨年ボーイング737MAXの運航が不幸な墜落事故により停止されていますが、現在原因を解析中で来年1月に運航を開始されると噂されています。

ボーイング777Xとは

ボーイング777Xは現在世界中の航空会社が導入しているボーイング777シリーズの最新機種です。ボーイング777は国内線仕様と国際線仕様があり販売が開始された1994年から現在に至るまで生産がされており最近では日本の政府機がボーイング747からボーイング777になりました。では来年から導入が開始されるボーイング777Xはどのような飛行機なのでしょうか。

飛行機の特徴

ボーイング777Xはボーイング787の開発の際に得られた新しいエンジンと技術が詰まった飛行機で、エアバス社のA350のライバルです。ボーイング777Xには新しく導入された翼の端を折りたたむ仕組みがあり、飛行している間は翼の端を伸ばし、空港に駐機中は折りたたみ現行の飛行機と同じ幅を利用できるなど工夫が施されています。ボーイング777Xの特徴として折りたたみ式の飛行機と判断してください。

導入予定の航空会社

ボーイング777Xはすでに8社から約360機の発注がされています。ルフトハンザ航空以外のどの航空会社も既にボーイング777シリーズを導入しており、ボーイング777シリーズに定評があるのでしょう。ではどこの航空会社がボーイング777Xを発注したか紹介します。

ボーイング777X発注数

全日空 20機
キャセイパシフィック航空 21機
シンガポール航空 20機
ルフトハンザ航空 20機
エティハド航空 25機
エミレーツ航空 150機
カタール航空 60機
ブリティッシュエアウェイズ 42機

ボーイング777Xを導入予定の航空会社を紹介しました。どの航空会社も世界的に有名ですべての航空会社が日本に就航しています。上記の8社は現行のボーイング777-300ERを何機所有しているのでしょうか。

ボーイング777-300ER所有数

全日空 27機
キャセイパシフィック航空 51機
シンガポール航空 27機
ルフトハンザ航空 0機
エティハド航空 19機
エミレーツ航空 138機
カタール航空 48機
ブリティッシュエアウェイズ 12機

就航予定路線

導入前のボーイング777Xの就航路線は現在ではまだどの航空会社も発表していません。しかし現在国際線にてボーイング777-300ERが導入されている路線にボーイング777Xが導入される可能性が高いです。主に10時間以上の長距離路線に導入されているボーイング777-300ERは古い機材からボーイング777Xと交換されその路線に導入されるでしょう。

777Xの機内

ボーイング777Xはボーイング777シリーズより窓の大きさが16パーセント大きくなっており、ボーイング社はそれぞれの航空会社にオプションを提供し例えば、電子カーテンや頭上の荷物入れの有無など選択肢を設けることで航空会社が細かく設定できるようになりました。客室内は現行のボーイング787同じ設定にされており、快適性に特化された機内となっています。

ボーイング777と777Xの違い

ボーイング777とボーイング777Xの違いについて見ていきましょう。ボーイング777とボーイング787を土台として開発されたボーイング777Xの機内はボーイング777と比較して座席数や空気の調整システムなど異なります。ボーイング777Xとボーイング777と違いを機内と見た目に分けて見ていきましょう。

機内

ボーイング777Xは機体の大型によりボーイング777-300ERより約100人以上のお客様を1度に目的地まで運べるようになりました。また乾燥する機内をボーイング787から導入された空気清浄機を利用することでより快適な空間を保っています。ボーイング777Xのエコノミークラスは最大で座席を18センチ以上拡大できる仕様になっており航空会社の判断で座席を設定できます。座席数だけでなく、快適性まで進化したボーイング777Xは今後多くの航空会社から発注されることが予想されます。

ボーイング777X-8 ボーイング777X-9 ボーイング777-300ER
350〜375席 400〜425席 264席

見た目

ボーイング777Xは他の777シリーズと比べで大型機並みに大きな飛行となっています。ボーイング777Xは翼の端を折りたたむといった特徴がありボーイング777Xの運航が開始されても簡単に判断できるでしょう。ボーイング777X-9は双発機の飛行機で世界一の大きさでその大きさはボーイング747と同等とも言われています。

機材 ボーイング777X-8 ボーイング777X-9 ボーイング777-300ER
翼の長さ 71.3メートル 71.3メートル 64.8メートル
胴体の長さ 70メートル 77メートル 73メートル

飛行距離

ボーイング777X-8はボーイング777-300ERと比べて大型化されているため飛行距離も伸びています。より長い距離を飛行できることにより日本からまだ就航出来ていない国にフライトを運行が可能です。日本から遠い国に行くために途中で経由をする必要がなくなり、直行便で行くことが可能になれば体への負担も楽になるでしょう。

ボーイング777X-8 ボーイング777X-9 ボーイング777-300ER
16,090キロメートル 13,936キロメートル 14,594キロメートル

大量発注のエミレーツ航空

エミレーツ航空は中東にある航空会社でかなりの資金があり全日空が最近導入したエアバス社の世界最大機のA380を100機以上保有しているほかボーイング777-300ERを138機所有しています。A380とボーイング777-300ERの所有数は世界一です。エミレーツ航空は今後すべてのボーイング777-300ERをボーイング777Xに置き換える計画で、ボーイング777Xを世界で最初に受領する航空会社として注目されています。

日本に777Xは導入されるのか

日本の航空会社は全日空がボーイング777X-9を20機発注しています。座席数は400席を予定しており2017年からすでに生産が開始されており2020年にボーイング社から引き渡される予定です。運航開始予定は2021年からで、約7年かけて現行のボーイング777-300ERをボーイング777Xに移し替える予定となっています。日本の航空会社のボーイング777Xが見れる日が楽しみですね。

まとめ

ボーイング777Xについて紹介しました。国際線をメインとして使われているボーイング777-300ERの後継機として開発されているボーイング777Xは大型化になり翼が折りたたみ式とユニークな飛行機となっています。日本の国際空港で多く見かけるボーイング777-300ERがボーイング777Xになっている姿が待ち遠しいですね。また今後の全日空のボーイング777Xの運航開始予定日など目が離せませんね。

新木本
ライター

新木本

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