目次 [表示]
- ゲッベルスってどんな人?
- プロイセン生まれの政治家
- 小児麻痺で足が不自由に
- ボン大学で歴史と文学を専攻
- ヒトラーの側近として活動
- 悲劇的な最期
- ゲッベルスの天才的な宣伝手法
- ヒトラーやボリシェヴィキからの影響
- 無意識に働きかける巧妙な宣伝
- 誰にでもわかる言い回しを使う
- ゲッベルスの手がけた式典のここがすごい!
- ①保守派も取り込んだ「ポツダムの日」
- ②党の重要な祭典「国民労働の日」
- ③ヒトラーも満足、「ベルリンオリンピック」
- 天才ゲッベルス語録!
- ジタバタするな!だが旗を手放すな!
- プロパガンダなきいい政府はない
- 宣伝とは自分と同じ心理を認める人を探し求めようとする行為である。
- ゲッベルスについてもっと知りたい!
- カイザーホーフから首相官邸へ
- ゲッベルス—メディア時代の政治宣伝—
- ゲッベルスと映画との関係
- 映画愛好家のゲッベルス
- ナチス映画で欠かせない存在
- 家族のストーリーも映画化
- ゲッベルスは名宣伝家!
ゲッベルスについてもっと知りたい!
ゲッベルスについてもっと知りたくなった方のために、ぜひ読んでみてほしい著書があります。ゲッペルス自身の著書『カイザーホーフから首相官邸へ』と、ゲッベルスの宣伝手法を紹介した『ゲッベルス—メディア時代の政治宣伝—』です。
ゲッベルス関連の文献で彼の考え方に触れ、仕事や生活にも役立ててみてはどうでしょうか。
カイザーホーフから首相官邸へ
日記をもとにした『カイザーホーフから首相官邸へ』は、実際の日記というよりは、公開を前提とした著書ですが、本人の証言を読める貴重な資料です。ゲッベルスの宣伝についての考え方を知れる著書として重要です。
ゲッベルス—メディア時代の政治宣伝—
『ゲッベルス—メディア時代の政治宣伝—』は、ドイツ文学者の平井正氏によるゲッベルスの宣伝の手法に関する著書です。
最新のゲッベルス研究を盛り込みつつ、わかりやすい文章でゲッベルスの政治プロパガンダについて詳しく分析が加えられています。新書なので気軽に読めるのもうれしいポイントです。
ゲッベルスと映画との関係
ゲッベルスが映画を個人的にも愛好し、宣伝の手法にも取り入れていたことはよく知られています。ゲッベルスと映画の関係はもちつもたれつという言葉がぴったりのものでした。
映画愛好家のゲッベルス
ゲッベルスは生涯を通じて大の映画ファンで、映画に関することならナチスの思想と相容れない部分があっても許容したといいいます。例えば、敵国ソ連の映画で、しかもユダヤ人が監督を務めた『戦艦ポチョムキン』は彼のお気に入りの映画でした。
一方、映画の手法は彼の宣伝の手法に大きな影響を与え、党のプロパガンダを広めるために盛んに映画を制作したことでも知られています。
ナチス映画で欠かせない存在
ゲッベルスは、ナチスを題材にした映画にも頻繁に登場します。ヒトラーの側近であったことに加え、博士号をもつインテリで、病気で足に障害があったことなど、ドラマティックな生涯が強い印象を与えるからでしょう。
『わが教え子、ヒトラー』ではシルヴェスター・グロートが、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』ではウルリッヒ・マテスが、それぞれゲッベルスを演じました。
家族のストーリーも映画化
1945年1月、ついにソ連がベルリンに侵攻し、ゲッベルスの妻と6人の子供たちは総統府の地下壕に避難しました。ヒトラーの自殺後、ゲッベルスと妻は子供たちを道連れにした自決を決意し、1945年5月1日に実行しました。
彼ら家族の悲劇的な最期も、しばしば映画やドキュメンタリーに取り上げられました。
ゲッベルスは名宣伝家!
ヨーゼフ・ゲッペルスはナチス・ドイツ時代の政治家です。ナチス政権下で国民啓蒙・宣伝大臣を務め、ナチスのプロパガンダを広めるのに貢献しました。彼の演説や宣伝の手法は皆にわかりやすく無意識下に働きかける非常に効果的なもので、現代にも応用できる工夫が詰まっています。
彼の思想の善悪はさておき、宣伝の手法や名言から私たち現代人も学べる部分があるのではないでしょうか。