ザリガニは実は食用として輸入された？味の特徴や実際に買う・食べる方法を解説！

ザリガニは見た目のとおり甲殻類らしい味で、田んぼや川にいて泥にまみれて生息していますが、臭みもあまりありません。分類上もザリガニは甲殻類で、エビやカニと同じグループであり、ロブスターとは同じ「ザリガニ下目」に分けられます。

ザリガニの味は、カニのような繊維感のある食感にエビに似た風味をあわせもち、ミソはあっさりしたカニミソのような味です。ザリガニの味は、エビよりはあっさりしていて、高級食材のシャコに近いともいわれます。ザリガニのなかでも高級食材とされるウチダザリガニは、アメリカザリガニよりもカニに近い味がするそうです。

ザリガニは田んぼや川にいるので泥臭さを心配しがちですが、アメリカザリガニ・ウチダザリガニともにほぼ臭みはなく、おいしいです。ミソまで食べる場合や、ザリガニの生息場所がよどんでいた場合は、泥抜きをしないと臭みがあります。

ザリガニは日本でも食用として一部で注目されつつあり、ネットや店頭で食材や料理として販売されています。ザリガニは東京の築地市場でも少しだけなら出回っており、ウチダザリガニはフランス料理の食材、アメリカザリガニは中華料理の食材に使われることが多いです。

日本で販売されている食用ザリガニは、通販か店頭販売で買えますが、販売をしている業者は多くありません。店頭は期間限定や不定期も多く、安定している通販では、ゆでて冷凍された状態で送料もあわせて1キロ2,500～4,000円と少しだけ値が張ります。

国内で食用にザリガニを調達する方法としては、川や田んぼに獲りに行く方法もあります。野生を獲るのは買うよりもずっと安いですし、食中毒や命をいただくことについての勉強にもぴったりです。野生のザリガニはほかの場所に放さないように注意が必要で、ウチダザリガニは現地で加熱処理できない場合は獲らないでください。