学割だと飛行機と新幹線はどっちがお得？割引後の料金や条件の違いを解説！

LCCの国内線の学割はソラシドエアにしかなく、代わりに年齢割を設けている航空会社が複数あります。国内線LCCの大手であるピーチ・ジェットスター・春秋航空日本は、割引自体を設けていません。各社の割引制度の違いは購入の時期や手段にあり、割引率はほぼ差がなく約5～6割です。

エアドゥにはDOユース25という年齢割があり、割引率は5～6割で区間や時期で上下します。エアドゥは北海道内を結ぶLCCで、北海道から東京・名古屋・仙台・神戸にも就航する会社です。例えば2021年9月19日の羽田～函館便は普通運賃が27,990円で、DOユース25が10,990円でした。

エアドゥの年齢割を使える条件は年齢が12歳以上25歳以下であることで、学生であるかは問いません。購入や搭乗手続きのときには、学生証・運転免許証・パスポート・健康保険証など年齢のわかる公的書類が必要です。

エアドゥの年齢割は搭乗する当日に空席がある場合にのみ販売され、当日の空港カウンターで購入できます。「My AIRDO」というウェブサービスの会員であれば、当日の0時から航空会社のサイトで予約も可能です。

スカイマークにはU21直前割という年齢割があり、割引率は4～6割で時期や区間によって差があります。スカイマークは羽田・名古屋・札幌・福岡をはじめとする12都市に就航している航空会社です。例えば2021年9月に検索した羽田～福岡便は普通運賃が34,500円で、U21直前割が18,200円でした。

スカイマークの年齢割を使える条件は年齢が12歳以上21歳以下であることで、22歳以上は学生であっても対象外です。搭乗手続きには、学生証・運転免許証・パスポート・健康保険証など年齢のわかる公的書類を用意してください。

スカイマークの年齢割は搭乗する前日の朝7時から当日まで、航空会社のサイトで予約ができます。予約センターから電話での予約もできますが、受付開始が朝8時ですのでより確実に予約するにはサイトを使うのがおすすめです。

ソラシドエアには予約ができるヤング割という割引運賃があり、学割と年齢割を兼ねています。ソラシドエアは羽田・名古屋・神戸と、福岡以外の九州や沖縄を結んでいる空港会社です。例えば2021年9月19日の羽田～熊本便は普通運賃が37,890円で、予約ができるヤング割は15,590円でした。

予約ができるヤング割の条件は、12歳以上21歳以下か学生または国際学生証の保有者であることです。学生とは12歳以上の小学6年生～大学生を指し、高等専門学校や専修学校もふくみます。チケットの購入や搭乗手続きには年齢のわかる公的な書類が必要で、22歳以上なら学生証が必須です。

予約ができるヤング割は、ソラシドエアの指定する日～当日まで予約・購入ができます。予約便の変更は一切できないので、変更したい場合は手数料を払って予約便を取り消しあらためて予約しましょう。2か月以上前から予約するなら、多くの場合予約ができるヤング割よりも早割のバーゲン60・75のほうがお得です。

スターフライヤーにはスターユースという若者向けの年齢割があり、割引率は5～6割です。スターフライヤーはおもに羽田と大阪・福岡・山口宇部・北九州を結んでいて、名古屋にも就航しています。例えば2021年9月19日の羽田～福岡便は普通運賃が39,300円で、スターユースが16,500円でした。

スターフライヤーの年齢割を使える条件は、年齢が12歳以上25歳以下であることです。購入や搭乗手続きのときには、健康保険証・運転免許証・パスポート・学生証など生年月日のわかる公的書類を見せる必要があります。

スターフライヤーの年齢割は、普通運賃のチケットの販売が開始する日～搭乗する当日まで予約・購入ができます。予約は航空会社のサイト・予約センターから行えますが、購入した予約便の変更は一切できません。2か月以上前から予約するなら、多くの場合年齢割よりも早割のそら旅55・75のほうがお得です。