北海道の廃墟:学校
北海道にはさまざまな理由で廃校になった後、校舎などが残されている学校が多数あり、マニアに人気です。
廃校となった学校のいくつかは、別の施設として活用されている学校もありますが、廃墟になっている学校もあります。周辺の木々などと廃墟の組みあわせが、廃墟なのにアートのように美しいといわれている学校もあります。
沼東小学校
沼東小学校は美しい廃墟アートとして廃墟マニアに人気の場所です。2棟あった円形校舎のうち1棟はなくなっており、敷地には円形校舎1棟と体育館跡が残されています。
校舎の中に入ることはできませんが雨漏りなどにより水が溜まっていると、建物の外から美しい水鏡の撮影が可能です。心霊スポットとしても知られており、赤いランドセルを背負う少女の霊が出るという怖い噂もあります。
ファミリースクールふれあい
ファミリースクールふれあいは剥製・ピアノ・浴室など、当時の様子をうかがえる物が多く残されています。1975年に旭小学校として開校し、1983年の閉校後は宿泊施設ファミリースクールふれあいとして活用されました。
ドアなどが剥がされており周辺には割れた窓ガラスの破片などが散乱しています。周辺も荒れているため、少し離れた場所から全体の外観撮影のみが可能です。
歩古丹小学校
歩古丹村小学校は、北海道増毛郡増毛町にある、海を見下ろせる絶壁に建設されていた珍しい学校です。ニシン漁を営む家族の子供たちが多く通っていましたがニシン漁衰退による村民の減少にともない在籍児童ゼロとなり閉校しました。
海のそばに建てられていたため、風化が激しく天井などは原型を留めていません。雑草が生い茂った校舎の周辺には、ブランコなどが残されています。
はぼろ緑の村(太陽小学校)
太陽小学校は北海道苫前郡羽幌町にあった学校でピンク色の外装が印象的な建物です。閉校後は町営の宿泊施設はぼろ緑の村として活用されていました。
外の壁は多くが剥がれ落ちていたり窓ガラスの多くも破損しており、放置された草木が廃墟の独特の雰囲気を出しています。出入り口は封鎖されており周辺から施設全体の撮影のみが可能です。