北海道の廃墟:炭鉱
北海道は炭鉱の街としても有名なため、炭鉱の跡地が多く残されています。日本では明治以降に炭鉱産業が急成長しましたが、石炭の利用減少とともに多くが閉鉱しました。北海道にも多くの炭鉱があり、閉鉱した炭鉱のいくつかが廃墟として残っています。
北海道に残されている炭鉱は、日本の産業を支えた遺跡として観光スポットにもなっており、歴史も学べます。
三笠ジオパーク
三笠ジオパークは、炭鉱跡地だけでなく化石・鉄道・北海道開拓などさまざまな歴史が学べるスポットです。野外博物館エリアには幾春別炭鉱の立坑櫓があり、当時使われていた施設の一部では、写真や使用していた道具が飾られています。
観光バスを利用して三笠ジオパークを含め周辺を観光するツアーもあり、廃墟マニアだけでなく観光スポットとしても人気があります。
幌内炭鉱
幌内炭鉱は北海道三笠市にある炭鉱で、日本の炭鉱の中でも最大規模の炭鉱として知られています。立坑櫓・建物のコンクリートの基礎・使われていた重機が残っています。遠くからでも大きな立坑櫓を確認できるため、離れた場所からでも立坑櫓を写真撮影が可能です。
幌内炭鉱の近くにあるクロフォード公園では、炭鉱稼働時に使っていたトロッコを再利用し、列車として園内を回れます。
北炭清水沢火力発電所
北炭清水沢火力発電所は夕張市の夕張炭鉱にある火力発電所跡地です。窓ガラスが割れていたり、壁の塗装などが一部剥がれていますが配電盤などが残されています。
北炭清水沢火力発電所は5月下旬から10月末ごろまで施設内見学可能な期間があり、当時の面影が残る内部を間近で見られます。予約必須の内部見学で、ガイドのアテンドのもと説明を聞きながら写真撮影可能です。
旧住友奔別炭鉱
旧住友奔別炭鉱は北海道三笠市奔別町にあった炭鉱ですが、作業中にガス爆発が発生し廃業しました。ガス爆発により亡くなった従業員も多くいたため、写真を撮ると作業員の顔が写るなど心霊現象が起こる場所として知られています。
心霊スポットとしても有名な旧住友奔別炭鉱ですが、昭和レトロを感じられるおしゃれな外観が観光客に人気です。
北海道には歴史を感じる廃墟がたくさん
北海道には日本の産業を支えてきた炭鉱を初めとして、ホテル・病院・遊園地・学校などの廃墟が多く残されています。怖い噂があるの廃墟もたくさんありますが、廃墟マニアに人気のスポットが多く、歴史を感じられる廃墟は観光客にも人気です。