シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内中心部へのアクセス方法を解説！

ニュースで聞いたことがある方も多いと思いますが、フランスで有名なのがストライキ。ストライキがおこると公共交通機関は乱れ、道路が封鎖されることもあります。いつ収束するか不透明さが多いフランスのストライキに対応すべく、常に情報収集、代替プランの準備、そして時間に余裕を持って行動しましょう。ストライキを意味する「Grève」という言葉を、目にしたり耳にしたりしたら気をつけてください。

メトロはパリでとても便利な交通手段の一つ。しかし、大きな荷物があればそれはまた別の話です。ほとんど全ての駅でエレベーターがある駅はなく、また狭い電車内を大きな荷物を持って入るのは居心地がいいとは言えません。大きな荷物がある方は、空港と市内間の移動にメトロの利用を考慮するのはやめましょう。

滞在するホテルが、凱旋門、エッフェル塔、モンパルナス駅、オペラ座の近辺で、大きな荷物があるが、安くパリ市内まで行きたい方に最適なのがバス。時間はかかりますが、ホテルの場所によってはタクシーよりも割安で行けるおすすめの手段です。空港とパリ市内を結ぶバス会社は2社あり、ルートやバスの車体も異なります。それでは紹介していきましょう。

全51席あるル・ビュス・ディレクトのバスは、座席指定席制ではありませんが、必ず座れます。無料WiFi、充電用のUSBプラグが完備。スーツケースなど大きな手荷物は、乗車時にバスの荷台に収納できます。荷物を預けるとき、係員に降車駅を聞かれるので伝えてください。バスの路線は4つありますが、観光客が主に利用するのは以下の2つの路線です。

オンラインで事前購入も可能ですが、現地で購入するならバス乗り場付近にある券売機で購入するのがおすすめ。市内の各停留所には券売機がないので、往復のチケットを購入する方が簡単で安くすみます。クレジットカード払いのみなので、現金で購入したい方は、有人のチケットブースに行くか、運転手から直接購入が可能。運転手から購入すると1ユーロ上乗せになるので注意してください。

ロワシーバスはオペラ座（ガルニエ宮）とシャルルドゴール空港各ターミナルを結びます。道路の混み具合にもよりますが、所要時間はおよそ60分から70分。オペラ座付近には多くのメトロが乗り入れており、ディズニーパリを結ぶ電車RER Aに乗ることも可能です。空港を出たら、まっすぐオペラ座に向かうのが利点。しかし、ル・ビュス・ディレクトと違い、必ず座れるわけではないのでご注意。

バス乗り場にある券売機で購入、もしくは運転手から直接購入します。料金は12ユーロで、券売機ではVisaとMasterカードが使えますが、JCBカードは利用できません。現金で購入したい方は、バスの運転手から直接購入しましょう。乗車の際には、緑色の打刻機に乗車券を通すのを忘れないでください。万が一見つかると、無銭乗車とみなされ、罰金が課せられることがあります。

荷物が少なく身軽に移動ができる方におすすめなのが電車。渋滞とは関係なくパリの北駅まで、すぐ到着できるので、スケジュールが立てやすいです。パリ北駅に着いたら、メトロに乗り換えてパリ市内各地に移動できます。料金も安いですが、荷物が少なくてもパリ北駅は治安がよくないので、早朝や深夜の利用は避けてください。

第1ターミナルからパリ市内を結ぶRERに乗ることができないので、2階からCDGVALに乗り、第3ターミナル・ロワシーポールに移動する必要があります。移動後は、RER B線第1ターミナル駅より電車に乗り、パリ北駅まで所要時間およそ25分から30分で到着。途中停車なくパリ北駅（Paris Gare du Nord）まで直行の電車と、各駅停車の2種類があります。

パリ市内を結ぶRER B線がつながっているので、ターミナル間の移動は必要ありません。到着したら、ターミナル中央にある駅（Aéroport Charles de Gaulle 2 TGV）まで移動し、RERに乗ります。第2ターミナル駅が始発駅なので、座れる確率が高いのが嬉しいですね。パリ北駅までの所要時間は30分から40分程度。第2ターミナル駅はフランスの新幹線TGVや国際高速電車も発着する大きな駅です。

改札口近くにある券売機で切符を買えます。フランス語で表示されていますが、英語、ドイツ語、スペイン語もしくはイタリア語に変更が可能です。料金は片道10.30ユーロ。現金もしくはクレジットカードでの支払いが可能です。「Vente」と表示のある有人ブースでも、クレジットカード払いのみになりますが、切符を購入できます。

白タクが多いので声をかけられても相手にせず、必ず指定されたタクシー乗り場から乗りましょう。料金は一律運賃で、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内セーヌ右岸までは50ユーロ、左岸までは55ユーロです。クレジットカードが使えるタクシーが増えていますが、乗車前に必ずカードが使えるか確認しましょう。所用時間は交通量やエリアにもよりますが、パリ市内中心部まで約50分です。

自動車配車アプリ「Uber」を使えば、言葉の心配もなく支払いも簡単。車種は3種類あり、料金はそのグレードによって異なります。1番安い車種で45ユーロほど。荷物や人数が多い大型の車種であれば70ユーロほどです。乗車する場所はアプリで必ず確認してください。乗車時には、自分が予約した車かどうか必ずナンバーを確認しましょう。

日本では使用できないので馴染みがないかもしれませんが、Uberは世界の多くの国で利用されている便利なアプリ。Uberがあれば、自分で乗降場所を設定できるうえ、アプリで登録したカードで支払いが行われるので、とても簡単で正規のタクシーより割安。インターネットが必要になるので、海外対応のポケットWiFiが必要になりますが、利用価値は大です。

慣れない海外旅行では、言葉の壁や突然のトラブルに見舞われることもあり、不安が多い方も多いですね。そんな不安を解消してくれるのが、空港送迎サービス。税関を出ると自分の名前が書かれたカードを持って待っているので、空港内やパリ市内で迷うことなく、バスや電車に乗り遅れる心配をせずに、ホテルまで向かうことができます。早朝や深夜に到着する方にもおすすめです。

このアクセス方法は宿泊するホテルによるので一概におすすめはできませんが、パリ市内には空港送迎をアレンジしてくれるホテルは少なくないです。空港送迎は有料で、ホテルや送迎車のランクで値段は異なります。ホテルの場所や、人数、到着時間によっては利用価値が大きいので、ホテルを予約する際に聞いてみるといいでしょう。

パリ市内の旅行会社では空港送迎サービスを行っております。値段は、混乗車か専用車か、ドライバーが日本語を話せるか否か、人数、到着時間により料金が変わりますが、1名あたり60ユーロからが相場です。予約時に必ず、飛行機の遅延の際に最大どれくらい待ってもらえるか確認してください。旅行会社により「パリ市内」の定義が異なるので、宿泊ホテルがパリ市内扱いになるか確認しましょう。

パリ市内（20区内、郵便番号が「75」から始まる地区）に宿泊の方におすすめの日本語アシスタントによる空港送迎サービス。追加料金なしで、ホテルのチェックインも行ってくれます。日系の旅行会社が催行しているので、事前に疑問点などがあれば直接聞けますし、遅延やガイドと会えないなどのトラブルも、日本語でコミュニケーションがとれるので安心。

英語ドライバーですが、予約時に日本語でほとんどの必要事項を入力するので、英語が話せなくても問題はありません。最大8名までの快適な貸切車で、料金は車1台ごとの金額です。そのため、人数が多いほどお得なので、グループやファミリーにおすすめ。口コミでも、安心して利用できると評判の高い信頼のできる送迎サービスです。

シャルルドゴール空港からパリ市内へのアクセス方法をいくつかご紹介しました。紹介した通りアクセスの方法は、たくさんありますが、どれが1番いいのかは人それぞれ異なります。予算、飛行機の到着時間帯、人数、パリ市内のホテルの場所、荷物の大きさなどによって、電車、バス、タクシーなどうまく使い分けてくださいね。