ルーマニアで注意したい5つの犯罪
ルーマニアの治安の悪い一部の地域では、軽犯罪だけではなく強盗事件など危険な犯罪も起きています。タクシー運転手による高額請求など観光客を狙った犯罪も発生しているため、危険な犯罪には十分注意して慎重に行動しましょう。
①スリ
ルーマニアでは首都のブカレストを中心にスリが発生しており、繁華街・駅など人が多く集まる場所で被害にあう可能性があります。現地でスリの被害にあった日本人旅行客も多く、貴重品や財布を盗まれる場合もあるため注意が必要です。
現地では貴重品を持ち運ぶのはなるべく避け、荷物から目を離さず周囲をよく見て行動してください。
②強盗
ルーマニアは治安の安定している国として有名ですが、一方でブカレストでは危険な強盗事件が発生することがあります。現地では貴重品や財布などを盗まれるだけではなく、強盗の際に暴行された事件も起きているため一人での行動は危険です。
ブカレスト・シギショアラなど治安の悪い地域を訪れる際は夜間の外出は避け、昼間に外出する場合でも必ず複数人で行動しましょう。
③車上荒らし
ルーマニアでは観光客を狙った車上荒らしが発生しており、日本人旅行客も被害にあっているため十分な警戒が必要です。車内の目立つ場所に金品を置いておくと車上荒らしの被害にあいやすいため、現地で車を使用する際はなるべく車内に物を置くのは避けてください。
④暴行事件
ルーマニアのブカレスト市内では軽犯罪の発生が多いですが、夜間には暴行事件が発生することもあります。過去には日本人旅行客が脅され暴行された事件もあるため、観光地であっても夜間に一人で出歩くのは危険です。
夜間のホテル・空港周辺は特に事件が発生しやすいため、ブカレスト市内では夜間に出歩くのは極力避けましょう。
⑤タクシー料金の高額請求
ルーマニアでは無許可で営業しているタクシー運転手も多く、知らずに利用するとタクシー料金を高額請求される場合があります。海外旅行客は高額請求の被害にあうケースが多く、過去には日本人旅行客も被害にあっているため注意が必要です。
万が一現地でタクシーを利用する場合は必ず電話でタクシー会社に電話し、正規の安全なタクシーを選ぶようにしてください。
ルーマニア観光での治安以外の6つの注意点
ルーマニアでは治安以外の注意点もいくつかあり、日本とは異なる衛生事情・交通事情などにも注意することが大切です。ルーマニアで観光をする際は治安以外の注意点もしっかりと把握し、トラブルを避けて安全に観光を楽しみましょう。
①衛生事情
ルーマニアは日本に比べて衛生面が行き届いていないお店も多く、生ものを食べると食中毒を起こしてしまう可能性があります。特に屋台で販売している食べ物は長時間放置されていることもあるため、現地で食事をする際は衛生面の行き届いたレストランなどを選ぶようにしてください。
②ライム病
ルーマニアではマダニを介したライム病が多く発生しており、山中など虫の多い場所へ訪れる場合は十分注意が必要です。ライム病を発症すると関節炎・発熱などさまざまな症状が出るため、屋外では虫よけスプレーを使用するなど対策を忘れないようにしましょう。
③麻しん
ルーマニアでは麻しんの感染者が増えており、現地で観光中に感染する旅行客も多いです。麻しんは免疫を持っていない人は高い確率で感染し、人によっては稀に合併症になり重症化してしまう場合があります。
重症化すると命にかかわる脳炎などを起こす危険性があるため、旅行前には必ず予防接種を受けておくようにしてください。
④交通事情
ルーマニアの交通事情は日本とは異なり、運転マナーが悪い運転手も多いため事故には十分警戒が必要です。ルーマニアでは必要な道路標識が少なく、なかには交通環境が整っていない道路もあります。
現地での運転に慣れていないと事故にあう可能性があるため、万が一運転する場合は周囲をよく確認し安全運転を意識するようにしましょう。
⑤麻薬
ルーマニアでは麻薬の売買・使用などを厳しく罰しており、場合によっては公民権が停止されることがあります。特にヘロインなどの麻薬の密輸入はより罰則が厳しくなるため、現地では必ず麻薬を所持しないようにしてください。
⑥写真撮影の制限
ルーマニアは街並みが美しく写真を撮る人が多いですが、実は空港・大使館などでの写真撮影は禁止されています。万が一知らずに撮影をすると撮影データを削除される可能性があり、場合によっては拘束されてしまうこともあるので注意しましょう。