目次 [表示]
- はじめに
- 1.オランダの基本情報
- オランダの基本情報1.首都
- オランダの基本情報2.気候
- オランダの基本情報3.言語
- 2.オランダ移住にかかる費用
- オランダ移住に必要な費用1.起業のためのビザ取得費用
- オランダ移住に必要な費用2.ビザ申請費
- オランダ移住に必要な費用3.書類作成のための費用
- オランダ移住に必要な費用4.航空券
- オランダ移住に必要な費用5.初期の滞在費
- オランダ移住に必要な費用6.初期の食費
- オランダ移住に必要な費用7.荷物の送料
- オランダ移住に必要な費用8.その他諸々の費用
- 4.オランダ移住に必要なビザの種類・条件
- 1.知的労働者ビザ
- 2.普通労働者ビザ
- 3.企業内転勤(ICT)ビザ
- 4.個人事業主ビザ
- 5.起業家ビザ
- 6.配偶者ビザ
- 5.オランダ移住のメリット
- オランダ移住のメリット1.英語が通じやすい
- オランダ移住のメリット2.ビザが取得しやすい
- オランダ移住のメリット3.ヨーロッパ諸国へ旅行しやすい
- オランダ移住のメリット4.社会福祉が整っている
- 6.オランダ移住のデメリット
- オランダ移住のデメリット1.外食が高くて美味しくない
- オランダ移住のデメリット2.雨や曇りが多い
- オランダ移住のデメリット3.日照時間が短い
- まとめ
はじめに
こんにちは!今回はオランダ移住についての情報をお届けしていきたいと思います。風車とチューリップが有名で、都市には綺麗な運河が通っている国オランダ。そんな自然豊かでゆったりとした国に住みたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。オランダの基本情報から移住の具体的な方法やかかる費用、ビザの種類や条件をたっぷりご紹介していきます!
1.オランダの基本情報
オランダ移住についての方法や条件をお伝えする前に、そもそもオランダはどのような国なのかということについて軽く触れておきます。オランダの首都、気候、言語の3つをご説明しましょう。
オランダの基本情報1.首都
オランダの首都はアムステルダムで、都市内に流れている運河が、2010年にユネスコ世界自然遺産に登録された遺産都市です。都市内の運河はなんと100キロメートル以上にもおよび、1,500もの橋が架けられています。交通機関も非常に発達しており、都市内を周るのにも便利です。移住にはうってつけの都市といえます。
オランダの基本情報2.気候
オランダには日本と同様に四季があり、春は3月~6月、夏は6月~9月、秋は9月~12月、冬は12月~3月になります。年間を通して気温は比較的温暖ですが、天候は非常に変わりやすく、1日の内でも急に雨が降ったり、その後に急に晴れたりと変化が大きいです。よく雨が降るので、常に折り畳み傘を持ちましょう。
オランダの基本情報3.言語
公用語はオランダ語ですが、オランダでは英語を流ちょうに話せる人が非常に多いとされています。これはオランダ語と英語がよく似た性質を持っているからです。なので、英語さえ理解できれば、オランダ人とのコミュニケーションで困ることはありません。しかし、役所や移民局などから届く書類は全てオランダ語で書かれている場合があり、その他の日常的な場面でも、オランダ語で記載されているものがほとんどです。全くオランダ語を理解できないのであれば、生活していくのはそう簡単ではないというのが現実といえます。
2.オランダ移住にかかる費用
では、次にオランダ移住に関する具体的な費用をご紹介していきます。一般的にオランダ移住に際して、必要な費用の目安として言われているのが60万円という額ですが、この額では移住は難しいというのが現状です。実際は諸々の費用を合計して、最低でも106万円ほどの額が必要になります。ではどのような種類の費用がかかるのかをご説明していきましょう。
オランダ移住に必要な費用1.起業のためのビザ取得費用
「オランダへは60万円で移住できる」と言われているのは、この費用が理由です。オランダで起業して仕事をする際には、保証金として4,500ユーロ(約60万円)を銀行に預けなければなりません。
オランダ移住に必要な費用2.ビザ申請費
ビザを申請する時点でも、保証金以外に払わなければならない費用があります。それはビザ申請費で、金額は1,336ユーロ(約17万円)です。
オランダ移住に必要な費用3.書類作成のための費用
オランダに移住する際には、必ず移住に必要な書類をそろえなければなりません。例えば
・銀行の残高証明証
・戸籍謄本
・健康診断書
・会社登録関連の書類
などがあります。書類を作成する費用は最低でも5,000円ほどかかり、加えて現地口座の残高証明書の作成を公認会計士に依頼しなければならないため、費用に200ユーロ(約25,000円)を加算しなければいけません。
オランダ移住に必要な費用4.航空券
航空券は時期や航空会社によって変動がありますが、目安としては片道約7万円です。日本からオランダまでの直行便があり、便利ではあるのですが、他の国で乗り換えていくよりも費用は高くなります。なので、安く済ませたい人は乗り換えありの航空券を狙うといいでしょう。
オランダ移住に必要な費用5.初期の滞在費
オランダで長期的に滞在するのであれば、住まいを見つけなければなりません。もし日本国内にいる時に住居を見つけたのであれば、現地に行ってから探す必要はないのですが、そのような稀なケースを除くと、基本的に現地に着いてから探すことになります。最初の1か月は仮住まいになるので、その分の費用を用意しておきましょう。宿泊費を1日約5,000円に抑えるとしたら、1か月分の宿泊費は約150,000円になります。また宿泊手段はホテルが多いですが、それ以外に民泊もあるので活用してみるのも手です。なお都市部と郊外では若干の費用の変動があります。
オランダ移住に必要な費用6.初期の食費
オランダで外食するのはおすすめできません。値段が高い上にあまり美味しくないからです。となると、自炊をするのが賢明でしょう。自炊をするのであれば、費用は日本でする時とほとんど変わらないので、1か月20,000円ほどと考えてよいです。
オランダ移住に必要な費用7.荷物の送料
バックパッカーであればバックパック1つで移動できてしまうかもしれませんが、長期滞在となるとそうはいきません。仕事の関係上、絶対に持っていかなければならない物があるという人もいます。その場合は現地に荷物を送る必要がありますが、送料は約10万円を見積もっておきましょう。
オランダ移住に必要な費用8.その他諸々の費用
以上、オランダに移住する際にかかる様々な費用を具体的に列挙しましたが、その他にもWi-fi・SIMカードや交通費も含めなければなりません。自転車大国であるオランダでは多くの人が出勤や通学の時に自転車を使用しているので、彼らと同じように自転車を使うのであれば、交通費はかからなくなります。
4.オランダ移住に必要なビザの種類・条件
さて、オランダへ移住するには、まずビザがなくてはなりません。そのビザにもいくつか種類があるので、自分はどのビザを、どのような方法で取得するべきなのかを知る必要があります。以下、主なビザの種類と条件をご紹介しましょう。
1.知的労働者ビザ
オランダで何らかの仕事をするために移住するのであれば、就労ビザが必要になります。知的労働者ビザはそのうちの1つで、このビザに該当するのは、科学研究者、エンジニアなどといった各分野で高度な専門知識が要求される仕事をしている方です。雇用主側がこのビザの許可を申請し、加えて認定されたスポンサーである必要があります。
2.普通労働者ビザ
知的労働に属さずに、一般的なカテゴリの仕事をする方のためのビザです。普通労働者ビザを取得する際に、労働許可と居住許可の両方の許可が条件となります。
3.企業内転勤(ICT)ビザ
研究者や専門家としてオランダの企業グループに転勤して、仕事をする際に申請するビザです。申請者の家族も居住許可の申請ができ、申請者と共に移住することが可能となります。それに加えて、家族は転勤期間中にオランダ国内で自由に仕事ができるのです。
4.個人事業主ビザ
個人事業主が申請するビザで、多くの日本人がこのビザを取得してオランダに移住しています。というのは、日本とオランダには特別な協定が結ばれており、この協定によって日本人は個人事業主ビザが取得しやすいからです。条件は事業計画の提出と、先述した4,500ユーロ(約60万円)の保証金となります。なお、有効期間は2年で、延長可能です。日本人にとっては、このビザの取得が最もチャンスのある方法だといえます。
5.起業家ビザ
個人事業主のような形ではなく、現地で法人を作り、労働者を雇う場合には起業家ビザが必要になります。こちらも個人事業主ビザ同様、日本人であれば取得が容易です。先の保証金の預け入れに加えて、更新する際に3,800ユーロ(約460,000円)が必要となってきます。個人事業主ビザに次いで、このビザの取得が移住するために効率的な方法です。
6.配偶者ビザ
こちらはオランダ国籍を持つ方と結婚して、配偶者になった場合に申請できるビザです。またオランダの滞在許可がされた方でも対象になります。有効期間は5年で、更新時にオランダ語の試験を受けなければなりません。
5.オランダ移住のメリット
オランダは非常に移住しやすく、移住後の満足度が高いです。では、具体的に満足できる点は何なのか。オランダ移住することのメリットをご紹介します。
オランダ移住のメリット1.英語が通じやすい
記事の冒頭の部分でも記述しましたが、オランダ人は非常に英語を流ちょうに話します。なので、英語さえ話せれば、容易にコミュニケーションすることが可能です。都市部から離れた場所では少々難しい場面もあるかもしれませんが、都市部においては、まず困ることはありません。
オランダ移住のメリット2.ビザが取得しやすい
先に記述した通り、日本人は個人事業主ビザや起業家ビザを取得しやすいです。ある程度の条件を満たして、資金を揃えれば、すぐに移住できてしまいます。ICTビザを取得すれば、家族も移住できるのです。
オランダ移住のメリット3.ヨーロッパ諸国へ旅行しやすい
オランダはドイツやベルギーと国境を接しており、それらの国に入国審査を経ずとも行き来できます。また、格安航空会社がいくつもあるので、隣国だけでなくフランスやイタリアまで安く早く行けるのです。ヨーロッパを個人でも家族でも存分に楽しめます。
オランダ移住のメリット4.社会福祉が整っている
オランダは教育や医療などの社会福祉に力を入れており、これらの公的サービスを利用する際の費用はほとんどかかりません。とりわけ教育面での充実ぶりは目を見張るものがあり、外国人であっても無料で学校に通うことができます。小さな子どもがいる家族にとっては非常に嬉しいですね。このようなことから、オランダは世界一子どもが幸せな国と言われています。
6.オランダ移住のデメリット
物事には必ず良い面と悪い面がありますよね。オランダ移住においても、それは同じこと。メリットの次はデメリットをお伝えしなければなりません。以下、オランダ移住のデメリットをいくつかお伝えします。
オランダ移住のデメリット1.外食が高くて美味しくない
オランダで外食をする際、安くて美味しいと思うことは多くないでしょう。基本的にオランダのレストランは値段が高くて、味も美味しくないことで有名です。オランダでは食に対するこだわりがあまりないためか、食事は必要な栄養の補給という程度の認識の人が多いと言われています。家族で食べに行くというのも頻繁ではありません。
オランダ移住のデメリット2.雨や曇りが多い
オランダではよく雨が降ります。それも1日のうちに突然降ってくることが多いのです。いつ雨が降ってくるかわからないので、常に折り畳み傘を持っておくとよいでしょう。雨の日に加えて、曇りの日も多いです。また、強い風がよく吹くので、風をしのぐ服装を心がけてください。
オランダ移住のデメリット3.日照時間が短い
オランダは冬に近づくにつれて、日照時間が短くなります。午前8時頃になると、ようやく日が昇り始め、午後16時頃には沈んでしまうという日が続くのです。このように、日光にあたる時間が少なくなることに加えて、前述の通り、雨や曇りの日が多いので、1回も日光にあたらない日が続きます。
まとめ
ここまでオランダ移住の方法やビザの条件、メリットとデメリットをお伝えしました。ほとんどの方がお仕事の関係上、個人で、あるいは家族で移住しますが、いくつか挙げたデメリットをはるかに凌ぐ豊かな生活ができるでしょう。オランダ移住するための方法はいくつもあります。1人でも、家族とでも住みやすいオランダに移住してみませんか。