目次 [表示]
- ドライスーツとは
- ドライスーツは大きく分けて2種類
- ①シェルタイプ
- ②ネオプレンタイプ
- ドライスーツとウェットスーツの違い
- 違い①スーツの中に水が入らない
- 違い②空気で温める
- 違い③インナーを着用する
- ドライスーツの選び方
- 選び方①体にフィットするものを選ぶ
- 選び方②動きやすいものを選ぶ
- 選び方③ファスナーの位置で選ぶ
- ドライスーツの注意点
- 注意点①着脱がむずかしい
- 注意点②エア抜きがむずかしい
- 注意点③メンテナンス・保管に手間がかかる
- ドライスーツメーカー
- ①モビーズ
- ②ワールドダイブ
- ③ゼロ
- ドライスーツを使うときに必要なもの
- ①インナー
- ②グローブ
- ③フード
- ④アンクルウェイト
- ⑤ハンガー
- ⑥ドライスーツバッグ
- ⑦着脱用ジェル
- ⑧スーツシャンプー
- 最適なドライスーツでダイビングを楽しもう
ドライスーツとウェットスーツの違い
水の侵入 | 保温方法 | 中に着用するもの | |
---|---|---|---|
ドライスーツ | なし | 空気 | インナー |
ウェットスーツ | あり | 水 | 水着 |
ドライスーツとウェットスーツの違いは「スーツの中に水が入らない」「空気で温める」「インナーを着用する」という点です。
使用目的や使用場所、気候などに応じてドライスーツとウェットスーツは使い分けられています。ドライスーツは比較的寒い場所、ウェットスーツは比較的暖かい場所のダイビングで着用されるスーツです。
違い①スーツの中に水が入らない
スーツの中に水が入らないのがドライスーツとウェットスーツの大きな違いです。首や手首はフィットして水の侵入を許さず、ブーツも一体型のスーツなので体が濡れません。体が濡れるウェットスーツよりも体が濡れないドライスーツのほうが体は冷えないので、寒い時期のダイビングに向いています。
違い②空気で温める
体を空気で温めるのがドライスーツの特徴です。水の侵入を防ぎながらバルブから空気を入れ、スーツと体の間に空気の層をつくることで体を保温します。
一方、ウェットスーツはスーツ内に入った水を体温で温めることで体を保温します。水で体を温めるウェットスーツよりも空気で体を温めるドライスーツのほうが保温性は高いです。
違い③インナーを着用する
中にインナーを着用できるのがドライスーツとウェットスーツの違いです。ウェットスーツは体が濡れるため中に水着を着用しますが、水が浸入しない素材のドライスーツは中に何を着ても問題ありません。
あまり厚着すると動きづらくなるため、ドライスーツ専用の保温性の高いインナーがダイバーに選ばれています。ユニクロやワークマンの防寒インナーは保温性が高くコスパ最強です。
ドライスーツの選び方
ドライスーツの選び方のポイントは「体にフィットするものを選ぶ」「動きやすいものを選ぶ」「ファスナーの位置で選ぶ」などです。ドライスーツのおおまかな特徴は同じでも、メーカーや種類によって構造は微妙に異なります。ポイントをおさえれば、自分に適したドライスーツを選べるはずです。
選び方①体にフィットするものを選ぶ
ドライスーツは体にフィットするものを選びましょう。ドライスーツはゆとりがあるのが特徴ですが、必要以上にゆとりがあると空気がたまりすぎて動きが制限されます。浮力を調整するうえでも不要な空気が内部に溜まるのは好ましくありません。
試着する際には専門知識のあるスタッフにアドバイスをもらい、適度なゆとりのあるスーツを選ぶことが大切です。
選び方②動きやすいものを選ぶ
ドライスーツの選び方として「動きやすさ」は重要なポイントです。内側に空気の層があるドライスーツは、沈むためのウェイトが多く必要なので、水中の運動性はウェットスーツに劣ります。ピッタリフィットするタイプのスーツではないため、陸上でも動きづらいです。
運動性を下げないためにもできるだけ動きやすいスーツを選ぶようにしましょう。
選び方③ファスナーの位置で選ぶ
ドライスーツの選び方としてファスナー位置は大切なポイントです。背中側にファスナーがついているスーツはダイビング中邪魔ではありませんが、自分でファスナーの開閉はできません。前側にファスナーがついているスーツはファスナーの開閉を自分で簡単におこなえる反面、ダイビング中に邪魔です。
ファスナー位置のメリットデメリットを理解したうえでスーツを選ぶようにしましょう。