目次 [表示]
- 飛行機の座席クラスについて徹底解説!
- 同じ飛行機でも違う料金
- 同じ座席でも違いはある?
- 飛行機の座席クラスとは?
- 3種類の座席クラス
- 飛行機内では「料金=サービス」
- チェックインから到着までの快適さ
- エコノミークラスの種類
- プレミアムエコノミー
- エコノミーファースト
- エコノミー人気座席
- エコノミーに種類はない!
- エコノミークラス内の違いとは?
- エコノミークラス内の違い①アルファベットの正体
- 一文字のアルファベット
- 予約クラスの違い
- エコノミークラス内の違い②航空券の種類
- 予約変更可or不可
- アップグレード可or不可
- エコノミークラス内の違い③マイレージ加算率
- クラスによって異なる加算率
- 飛行機の長距離移動はマイルの稼ぎ時!
- エコノミークラス内の違い④予約クラスの調べ方
- 航空券のみを購入する場合
- パックツアーを利用する場合
- 購入した航空券のクラスを知りたい場合
- まとめ
飛行機の座席クラスについて徹底解説!
同じ飛行機でも違う料金
海外旅行だけでなく、国内旅行でも利用する機会が多い「飛行機」についてご紹介します!飛行機は座席クラスによって、座席の快適さや機内食の質など、機内の過ごし方が変わります。では、同じ座席クラスの場合はどうでしょうか?同じエコノミークラスでも、3万円のチケットもあれば、5万円のチケットもあります。実は航空券の料金は、予約時期・販売元・空席状況など、様々な要因によって変動しているのです。今では比較サイトが多くあるので、ぜひネットを利用して同じ路線の料金を比較してみてください。
同じ座席でも違いはある?
では同じ座席クラスでも、料金が違うことによって何か種類や違いはあるのでしょうか?今回の記事では、まず基礎情報として、飛行機の座席クラスの特徴についてご紹介します!そして、利用する方も多いエコノミークラスについて、種類や違いをご紹介します!少し知っているだけで、飛行機の予約がさらに楽しくなります。また、お得に航空券を利用できる情報もあるので、ぜひご参照ください。
飛行機の座席クラスとは?
3種類の座席クラス
飛行機の座席には、ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスという座席クラスがあります。航空会社によって呼び名が変わったり、機体によってファーストクラスがなかったり、シートのクッション性に違いが生じる場合もありますが、基本的にこの3種類です。飛行機の座席の大半を占める座席クラスがエコノミーで、快適な座席クラスがビジネス、まるで移動するホテルのような座席クラスがファーストといったイメージです。
飛行機内では「料金=サービス」
座席クラスの違いや特徴をご紹介するにあたり絶対に外せないものが「料金」です。ファーストクラスは、エコノミークラスの4倍前後という話をよく聞きますが、10倍することもよくあります。日本~L.A.(アメリカ)間で150万~200万ほどするので、簡単に手を出せない料金設定です。しかし、その分サービスの質が全く違うので、ラグジュアリーなひと時を過ごすことができます。
チェックインから到着までの快適さ
続いてご紹介する座席クラスによる違いは快適さです。砕けた言い方をしてしまえば、「お金を出せば質の良いサービスを受けることができ、快適な時間を過ごすことができる」ということです。チェックインの優先、ラウンジ、機内食、機内ドリンクサービス、座席の広さ、フラットリクライニング、預け入れ荷物の優先など、あらゆる面で違いが生じます。やはりファーストクラスやビジネスクラスは、エコノミーと全く違うサービスとなるので、快適さには大きな違いが出るでしょう。
エコノミークラスの種類
プレミアムエコノミー
では、エコノミークラスについてご紹介します。座席クラスについて3種類とご紹介しましたが、実は、エコノミークラスとビジネスクラスの狭間にもう一種類クラスがある場合があります。航空会社によって呼び名は異なりますが、プレミアムエコノミー、エコノミーplusと呼ばれる座席です。こちらの座席は一般のエコノミーより少し座席が広いという特徴があります。このプレミアムエコノミーに関しては、エコノミーとは価格帯も異なるので、全く別の一つの座席クラスとして認識しましょう!
エコノミーファースト
「エコノミーファースト」耳にした方もいらっしゃると思います。エコノミーファーストとは、座席クラスのことではありません。横一列が空席で、横になって寝られることから、エコノミーファーストと呼ばれています。座席クラスの一つと誤解が生まれやすいですが、たまたま横が空席でのんびり寝られる!という状況から生まれた造語です。エコノミーファーストはエコノミークラスの種類ではないのでご注意を!
エコノミー人気座席
非常口座席やバルクヘッド座席など、空間的に広い座席は、足を延ばしてゆっくり座れる!窓側でもトイレに気軽に行ける!そういった特徴があるため、エコノミー内でも人気の座席となっています。特に呼び名はありませんが、人気ゆえに、他のエコノミー座席より比較的高い料金設定になっている場合が多いです。非常口座席に関しては、非常時の脱出手助けという義務がある座席ですが、依然人気の座席です。
エコノミーに種類はない!
では、エコノミークラスに種類はあるのでしょうか?結論は・・・エコノミークラスの座席に種類はありません!エコノミークラスは、全く同じ特徴を持った座席クラスです。先ほどご紹介した非常口座席には足元が広いといった特徴はありますが、基本的には全て同じです。エコノミー座席だと、全て同じ座席シート、同じ機内サービスです。しかし・・・エコノミークラスに種類はありませんが、料金に違いがでるように、ある点で違いが生じるのです。一般的にはどの航空会社にもこの違いがあるので、ぜひご覧ください。
エコノミークラス内の違いとは?
エコノミークラスの座席には、種類はないが違いはあると紹介しましたが、そちらについて解説します。航空券を予約購入した際、アルファベット一文字を見かけたことがありませんか?実はそのアルファベットが同じエコノミークラス内で、さらにクラス分け(細分化)を行っています。では、そのアルファベットは何を意味するのか?アルファベットの正体と、エコノミークラス内の違いをご紹介します!
エコノミークラス内の違い①アルファベットの正体
一文字のアルファベット
航空券やeチケットには、Y・W・N・Sなどのアルファベットが一文字記載されています。そのアルファベット一文字の正体は、「予約クラス」です。他にも、ブッキングクラス、サブクラスといった名称で呼ばれています。同じエコノミークラスでも予約クラスに違いが生じるのです。この予約クラスが、同じシートクラスをさらに細分化しているコードとなります。アルファベットに関しては、それぞれの航空会社の規定によって異なる場合があります。
予約クラスの違い
予約クラスは、正規運賃の航空券・格安航空券・パックツアーの航空券など、航空券の料金=種類によってクラス分けされています。そして、そのクラスによって、少し違った特徴があるのです。しかし!座席は全てエコノミーです!機内では全く同じ機内食、全く同じサービスです。予約クラスは違えど、同じように快適な空のひと時を過ごすことができるので、そちらをご留意ください。
エコノミークラス内の違い②航空券の種類
予約変更可or不可
旅行予約サイトで予約した場合、予約変更不可の航空券が安い価格で販売されていますが、そういった予約の変更情報についても予約クラスの振り分けに関連しています。予約クラスは料金によって割り振られているため、一般価格より安い航空券は、そういった(料金帯が安い)クラスに振り当てられることになります。
アップグレード可or不可
予約クラスは、当日の機内状況によって、アップグレードできるチケットかどうかも表しています。例えば、エコノミークラスが満席で、ビジネスクラスが空席だった場合、無料もしくは少しの追加料金でビジネスクラスにアップグレードできるクラスはこのアルファベット!といったイメージです。しかし、予約クラスではなく、マイル保有者優先の航空会社もあります。
エコノミークラス内の違い③マイレージ加算率
クラスによって異なる加算率
利用者に一番関連のあるエコノミークラス内の違いは「マイレージ加算率」です。マイルを貯めている方は必見の情報です!写真は大韓航空のホームページから抜粋したものですが、写真のように、同じエコノミークラスでも、マイレージ加算率が異なります。予約クラスによって、「この予約クラスは100%」「この予約クラスは70%」というように、クラス分けされているのです。マイル加算率100%のエコノミークラス料金は少し割高で、70%のエコノミークラス料金が割安という料金設定になっています。また、航空会社によって加算率(50%や30%など)は異なります。
飛行機の長距離移動はマイルの稼ぎ時!
日本からアジア圏の旅行だと飛行距離が短いので、加算マイルに大きな差は出ません。アジア圏の旅行の場合は、加算率はあまり気にせず、料金を優先した方がお得に旅行できることが一般的です。マイルの稼ぎ時はアメリカやヨーロッパなどの長距離旅行の場合です。例えば、1万多く払って予約クラスを上げることによって、2万円相当のマイルが貯まる!というような場合があるのです。長距離旅行を計画している方は、ぜひ航空会社ホームページや電話窓口にて、マイル加算率や予約クラスの追加料金について調べてみてください。
エコノミークラス内の違い④予約クラスの調べ方
航空券のみを購入する場合
航空券のみの購入は基本的に予約購入時にクラスが分かります。しかし、旅行会社の予約サイトでは購入時にわからない場合もあり得ます。そういう時は旅行会社に問い合わせをしましょう!コールセンターなどに問い合わせて、基本情報を伝えると、予約クラスを教えてもらえます。
パックツアーを利用する場合
航空券+ホテルなどのパックツアーで航空券を手配する場合、予約クラスの判明に時間を要する場合があります。航空会社指定のパックツアーでは出発の数週間前に判明しますが、自身で問い合わせないと教えてもらえない場合が多々あります。航空会社未指定のパックツアーだと、航空会社が決まり次第教えてもらえるはずですが、こちらも自身での問い合わせがベターです。なので、あらかじめ予約クラスを知りたい場合は、航空券のみの手配がおすすめです。
購入した航空券のクラスを知りたい場合
自己手配の航空券でもパックツアーの航空券でも、すでに購入・支払いをした航空券のクラスを知りたい場合は、航空会社に電話をすれば、すぐに教えてもらうことができます。航空会社未指定のパックツアーでも航空会社が判明した時点で、航空会社に問い合わせると、クラスを教えてもらうことができます。電話で問い合わせた際に、マイル加算率や提携航空会社などについても聞いておくと、調べる手間も省けます!
まとめ
以上、エコノミークラスの違いについてご紹介しました。エコノミークラスに種類はありませんが、違いはあります。同じエコノミークラスの座席でも、料金が異なるように、マイレージ加算率も異なるといった特徴があります。飛行機の料金設定はかなり複雑なので、正直予約クラスにはそこまでこだわる必要はないかもしれません。航空券の料金を優先するか、加算マイルを優先するか、優先事項を一つ決めておけば、最適な航空券を見つけ出すことができます!では、快適な空の旅をお楽しみください。
写真AC