目次 [表示]
- 飛行機のお得な早割とは?
- ANAの早割
- いつから買えるの?
- ANA SUPER VALUE
- ANA SUPER VALUE EARLY
- ANA SUPER VALUE SALE
- JALの早割
- いつから買えるの?
- 4つの先得の違い
- スターフライヤーの早割
- いつから買えるの?
- 5つのそら旅の違い
- 取消手数料は種類によって違いがある
- AIRDOの早割
- いつから買えるの?
- AIRDOスペシャルの種類
- ソラシドエアの早割
- いつから買えるの?
- 5つのバーゲンシリーズの違い
- 取消手数料はバーゲンの種類で違いがある
- 飛行機の早割のルールは会社ごとに違う
- 航空会社によって発売日が異なる
- 飛行機の予約は変更できない
- 飛行機のキャンセルは手数料が必要
- 早割で飛行機をお得に乗ろう!
飛行機のお得な早割とは?
飛行機のチケットを早めに予約することで、安く利用できるサービスが「早割」です。早割という名前は、もともとANAの登録商標で、他の航空会社では異なる商品名を掲げています。正しくは「早期購入割引」という名前で、3週間前までに購入したチケットのこと。ここでは、ANA、JAL、スターフライヤー、AIRDO、ソラシドエアの5社をピックアップして、ご紹介します。いつから買えるのか、どのくらい安いのかなどをチェックしていきましょう。
ANAの早割
いつから買えるの?
ANAは、全日空とも呼ばれている会社です。なかでも、大人気のチケットが「ANA SUPER VALUE」。75日前、55日前、45日前、28日前、21日前までで区切る5種類があり、空席に応じて最も安い料金で購入することができます。ANAのマイレージクラブ会員限定で予約購入ができる「ANA SUPER VALUE EARLY」があり、355日前から予約が可能です。ホームページ上で期間限定販売される「ANA SUPER VALUE SALE」もおすすめ。どの早割も共通して、3歳以上であることが利用条件です。
ANA SUPER VALUE
「ANA SUPER VALUE 75」や「ANA SUPER VALUE 21」というように、日数に応じたチケットの種類になっています。座席数に限りはありますが、このチケットを使えば一番安い料金で搭乗できます。支払い期限は、予約日を含めて2日以内。変更はできませんが、1枚につき440円の手数料で払い戻しをすることができます。これに加え、45日前までは運賃の30%、28日前までは40%、21日前までは50%と取消手数料が必要ですが、55日前までの取り止めは無料です。
ANA SUPER VALUE EARLY
「ANA SUPER VALUE EARLY」は、ANAマイレージクラブ会員だけが利用できる飛行機の早割チケットです。355日前から予約ができるというのが魅力ですが、予約できるのは運航ダイヤが決定する前までです。運航ダイヤの決定時期は、3月下旬~10月下旬の夏ダイヤは1月下旬、10月下旬~3月下旬の冬ダイヤは8月下旬と、1年に2回あります。ANAマイレージクラブは無料で、いつでも入会できるので、事前に申込をして予約しましょう。
ANA SUPER VALUE SALE
「ANA SUPER VALUE SALE」は、期間を限定してウェブサイトのみで販売される、お得な飛行機の早割チケットです。該当路線や対象便は限定的ですが、タイムセールを活用すれば、かなり安い金額で乗ることができます。羽田-那覇は8,500円、千歳-福岡は9,000円、羽田-長崎は9,900円など種類が豊富。どれも1万円を下回る料金設定です。支払いは予約日のみで、変更はできません。
JALの早割
いつから買えるの?
JALは日本航空と呼ばれている会社で、国内では最も長い歴史を持っています。JALの早期購入割引である「先得」は、最大で88%の割引を受けられる安いチケットです。330日前に予約購入が始まり、「ウルトラ先得(75日前まで)」、「スーパー先得(55日前まで)」、「先得割引タイプB(45日前まで)」、「先得割引タイプA(28日前まで)」の4種類。利用条件は3歳以上で、JALグループが運航している国内線のみのサービスです。
4つの先得の違い
JALが提供している4つの先得の違いは、予約期限だけです。予約をした日が搭乗日の何日前であるかで、違いを区別しています。支払いの期限は、予約した日から3日以内。出発する当日に別便の空席へ変えることはできませんが、同一便のクラス変更に限っては有料で変更が可能です。チケットの取り消しは、出発の20分前まで受け付けています。54日前以降は運賃の半額、55日前までは1枚440円の払戻手数料が必要です。
スターフライヤーの早割
いつから買えるの?
黒い飛行機が特徴的なスターフライヤーは、福岡県にある会社です。国内線、国際線ともに運航路線は少ないものの、福岡空港や北九州空港を中心に利用されています。そんなスターフライヤーの早期購入割引が「そら旅」。予約が早ければ早いほど、お得なチケットが購入できるのが良い点でしょう。80日前、60日前、45日前、28日前、21日前で区切られた5種類があります。いずれも3歳から利用可能ですが、指定便のみのチケットとなっています。
5つのそら旅の違い
そら旅は、80日前までの予約を「そら旅80」、21日前までの予約を「そら旅21」といいます。5種類のそら旅は料金に大きな違いがあるため、早期の予約購入がおすすめ。羽田-福岡の路線で見てみると、そら旅80は9,000円~22,000円、そら旅21は9,500円~30,600円となります。時期によって料金が変わりますが、早い分だけ安いチケットを手に入れることが可能です。購入日から4日以内に支払う必要があり、予約は変えられません。
取消手数料は種類によって違いがある
スターフライヤーのそら旅を取り消したいときは、払戻手数料と取消手数料が必要です。1枚440円と払戻手数料は共通ですが、取消手数料のルールは種類ごとに違いがあり、そら旅80の場合、90日前までは運賃の1割程度、80日前までは3割程度、79日前以降は5割程度。そら旅60、45、28も3つに区切られた期間で取消手数料がかかります。そら旅21は出発時刻と路線で分け、出発前は1,000円~1,500円、出発後は4,000円~6,000円です。
AIRDOの早割
いつから買えるの?
北海道に本社を置くAIRDOでは、「AIRDOスペシャル」という早割チケットを販売しています。早期予約で安い運賃の航空券を買うことができますが、注意しておきたいのが発売日です。販売されるのは、運航ダイヤが決定される1月下旬と8月下旬の2回だけ。この年2回のチャンスで、すべての早割チケットが一斉に売り出されます。しかし、出発日が近いものから予約が埋まっていくので、すぐに完売するということはありません。
AIRDOスペシャルの種類
「AIRDOスペシャル」は同時に販売が始まるので、出発する日の何日前であるかで5つの種類に分けられています。75日前までをAIRDOスペシャル75というように、AIRDOスペシャル55、AIRDOスペシャル45、AIRDOスペシャル28、AIRDOスペシャル21の5種類です。座席数は限りがあり、予約後は変更ができません。キャンセルすると、440円の払戻手数料が必要になります。飛行機出発前は運賃の4割程度、飛行機出発後は運賃の10割程度の取消手数料も必要です。
ソラシドエアの早割
いつから買えるの?
鮮やかな緑色の翼を持つ飛行機を運航しているソラシドエアでは、「バーゲンシリーズ」という早割を販売しています。運航ダイヤが確定する1月下旬と8月下旬に予約を始めて、まとめて受け付ける形式。予約の締切期限を14日前・28日前・35日前・60日前・75日前で区切り、各々の早割をバーゲン14・バーゲン28・バーゲン35・バーゲン60・バーゲン75と呼びます。他の会社と違って2週間前購入の早割があるのが特徴でしょう。
5つのバーゲンシリーズの違い
バーゲンシリーズの5つの違いは、予約受付期限と料金です。早い分だけ、かなり安く入手することができます。東京-大分の路線を例にしてみると、最も早いバーゲン75は8,900円~25,600円、最も遅いバーゲン14だと15,900円~31,200円の価格帯。時期の早いバーゲンの方が、2割~3割程度安くなります。このほか、九州・沖縄方面と東京・神戸・名古屋を結ぶ対象便の一部の座席でバーゲンシリーズを発売していますが、購入後の予約の変更はできません。
取消手数料はバーゲンの種類で違いがある
キャンセルせざるを得ないときは、2種類の手数料を払わなければなりません。払戻手数料は、いずれも1枚440円です。取消手数料は種別ごとに細かく分類されています。バーゲン14は、出発時刻前に取り消しを依頼すると2,000円~3,000円、出発時刻前に依頼しなかったときは4,000円~6,000円。バーゲン14以外は共通ルールで、60日前までは手数料無し、30日前までは運賃の4割ほど、29日前以降は運賃の6割程ほどの手数料を支払います。
飛行機の早割のルールは会社ごとに違う
航空会社によって発売日が異なる
早割の販売が始まるタイミングは大きく分けて2つ。ANAの「ANA SUPER VALUE」、スターフライヤーの「そら旅」、AIRDOの「AIRDOスペシャル」、ソラシドエアの「バーゲンシリーズ」では、ダイヤが決まり次第まとめて発売されます。対象便全ての航空券が予約できるので、会社ごとに比べて一番安いものを狙うのがおすすめ。一方JALの「先得」は、出発日の330日前に予約が始まります。どの会社も、人気が高い九州・沖縄方面は早めに埋まります。
飛行機の予約は変更できない
早割は安い料金で購入できるところが一番大きなポイントです。だからといって、先の予定を考えず、むやみやたらにチケットを予約すればよいというものではありません。予約をした後は、一定期間内に料金を支払う必要があり、変更はできません。どの会社も同じく、空席の有無に関わらず、早割の予約変更は受け付けていないので注意が必要です。しっかり計画を立て、欲しい航空チケットを予約するようにしましょう。
飛行機のキャンセルは手数料が必要
早割の予約を取り消したときは、どの会社も等しく1枚につき440円の払戻手数料がかかります。さらに、それぞれの会社で決められた取消手数料が必要です。安いもので運賃額の1割程度、高いもので運賃額の全額相当と幅がありますし、早割の種類によっても細かい違いがあるので、チケットを予約するときにホームページでよく確認しておきましょう。
早割で飛行機をお得に乗ろう!
飛行機を格安で利用することができる「早割」の特徴を、5つの会社に分けて紹介しました。航空券は料金が高いと思いがちですが、早割を活用すれば人気路線も1万円以下で搭乗できます。予約できる期間、購入する時期、予約の変更やキャンセルするときの注意点など、ルールが会社ごとに違うことを確認しておきましょう。旅行や仕事で飛行機を利用する時期が決まっていたら、早割でお得に安く乗ることをおすすめします。