目次 [表示]
- イスタンブールの基本情報
- 時差、気候
- イスタンブールの治安
- 通貨
- イスタンブールでの両替
- イスタンブールの観光名所
- 定番の観光スポット!ブルーモスク
- 歴史を感じる観光スポット アヤソフィア博物館
- ハレムで有名?トプカプ宮殿
- 隠れた観光名所 スレイマニエ・モスク
- 夏でも涼しい観光地 地下宮殿
- お土産はここで!グランド・バザール
- ここなら迷わない!エジプシャン・バザール
- イスタンブールのおすすめグルメ
- サバサンド
- キョフテ
- ピデ
- ケバブ
- ロカンタ(大衆食堂)
- グルメ番外編:チャイ
- 弾丸!定番観光モデルコース
- とことん世界遺産を満喫!モデルコース
- イスタンブールの名物グルメを満喫!モデルコース
- 女子旅におすすめモデルコース
- ショッピングを満喫!モデルコース
- ひとり旅にもおすすめ!異国文化に触れるモデルコース
- 地元民と触れ合えるスポット ハマム
- 地元民にも人気の水タバコ
イスタンブールの基本情報
時差、気候
イスタンブールと日本との時差は6時間。日本の方が先に進んでいるので、日本が午後8時であればイスタンブールは午後14時です。気候は、夏は気温が高く乾燥し、冬に雨の多い地中海性気候。6~8月は夏、9~11月が秋、といった日本と同じような季節の変わり方ですが、冬には雪が降ることもあります。ちなみに首都は「アンカラ」。観光地としても有名なイスタンブールではありません。
イスタンブールの治安
トルコやイスタンブールと聞いて、まっさきに「治安は大丈夫なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。テロのイメージが強いですトルコですが、2017年1月以降大規模なテロは発生していません。イスタンブールでは、銃を持った警官が定番の観光地や名所をパトロールしています。それがスリなどの軽犯罪の抑止に繋がっているため、ほかの観光地よりも安全と言えるでしょう。
通貨
トルコの通貨単位は「トルコリラ(TL)」で、現在のレートは1TL:18.9円(2019年11月現在)。2014年のレートが50円台だったので、半額以下に下がっています。500ミリリットルのミネラルウォーターの値段が0.5TL(約10円)と、物価も安めです。世界遺産などの有名スポットや観光名所は、入場料の高さに足踏みすることもあるかと思いますが、今なら気にせず楽しめるのでは?見どころあふれる、イスタンブール旅行を楽しむチャンスです。
イスタンブールでの両替
旅先としては人気ですが、通貨としてはマイナーなトルコリラ。日本国内の両替所で取り扱いがないことも多く、手数料も高めです。そこでおすすめなのが、現地でのクレジットカードキャッシング。海外キャッシング機能のついたカードを持っていれば、ATMを操作するだけで簡単に現地通貨が手に入ります。帰国後すぐに繰り上げ返済をすれば、両替手数料よりも、海外キャッシングの利子の方が安くすむ可能性も。現地の観光名所など、人の多い場所でのATM利用は、周りに気をつけて操作するようにしましょう。
イスタンブールの観光名所
定番の観光スポット!ブルーモスク
イスタンブールの定番観光スポットと言えば、世界で最も美しいモスクと称賛される「ブルーモスク」。内部の美しいドーム天井は、至るところに細かい装飾がなされていて見どころ満載です。ただ、人気のスポットとはいえ、モスクはイスラム教徒の為の祈りの場。礼拝者の邪魔にならないよう、露出の激しい服装を避けるなど、礼節をわきまえて行動しましょう。
歴史を感じる観光スポット アヤソフィア博物館
「神の聖なる叡智の神殿」を意味するアヤソフィア。暴動や争乱による2度の消失、そしてキリスト教聖堂からイスラム教モスクへの改修という、数奇な運命をたどった建物です。見どころは、いたる所に残されたキリスト教モチーフ。内部はキリスト教とイスラム教が混在する、不思議な空間ができあがっています。ひとつ残念なことがあるとすれば、内部の改修工事が、いまだに終わっていないこと。ただし、有名なモチーフやタイルは見学できるようになっているので安心してくださいね。
ハレムで有名?トプカプ宮殿
人気のスポットだけあって、いつでも混雑している「トプカプ宮殿」。内部はとても広く、建物もいくつかあるので、観光の際はイヤホンガイドを借りるのがおすすめです。有名なハレムには、オスマン帝国の皇帝「スルタン」の第一夫人や側室、そしてそれを世話する侍女や奴隷など、最盛期には1000人を超える女性たちが集められました。その内部は、精緻に描かれたタイルや金の装飾、螺鈿材の扉にステンドガラスの窓などで埋め尽くされています。見どころだらけのトプカプ宮殿は、長めに観光の時間をとりたいところです。
隠れた観光名所 スレイマニエ・モスク
ガラタ橋からもよく見える、ひと際目立つモスクが、7年の歳月をかけて完成した「スレイマニエ・モスク」です。このモスクは単体ではなく、病院や学校、宿泊所などを併設した複合施設として形成されています。見どころは、さまざまな場所から光が差し込む明るいモスク内部。中に入ると薄暗いことの多いモスクですが、ここなら細部の模様までしっかりと目に焼きつけられる、隠れた名所です。
夏でも涼しい観光地 地下宮殿
地下宮殿の正式名称は「バシリカ・シスタン」。東ローマ帝国時代に作られた、巨大貯水槽です。今でも水をたたえており、地下にあるせいかひんやりと涼しいので避暑にもおすすめ。見どころは、横向きや逆さ向きで土台に使われている、メデューサの首です。土台に使用されている理由や、逆さ向きの意味などは、今でも解明されていません。ライトアップされていますが、通路は薄暗く、濡れている場所もあるので足元に注意して歩きましょう。世界遺産に登録されているものの、ほかの有名観光地に比べて人が少ない穴場スポットです。
お土産はここで!グランド・バザール
定番土産から人気の美容製品・有名雑貨など、ありとあらゆるものが揃う、見どころ満載の「グランド・バザール」。広さは約3万平方メートル、その中に5000軒前後のお店が軒を連ね、21か所のゲートと66の通路で構成されています。似たようなお店も多く、買い物に夢中になってしまうと、どこにいるのかわからなくなってしまうことも。有名なトルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」や、レース編み「オヤ」など、お土産の大半はこのスポットで揃えられます。
ここなら迷わない!エジプシャン・バザール
L字型のアーケードにお店が整然と並ぶのが「エジプシャン・バザール」です。香辛料を取り扱うお店が多いことから「スパイス・バザール」の名で呼ばれることも。どんな料理に使うのかわからないスパイスや、食品などが見どころです。巨大迷路のようなグランド・バザールに比べると、歩きやすく品物を見て回りやすいので、人混みが苦手な方は、ここでお土産を探すのもおすすめ。現地駐在員も利用するという、有名店「エドまっちゃんのお店」もここにあります。
イスタンブールのおすすめグルメ
世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理。日本人の口にあう味付けのものが多いのか、イスタンブールグルメは、何を食べてもハズレがありません。特にパンの美味しさは感動的。観光地の高級レストランでなくても、どこでも美味しいものが食べられます。機内食のパンですら、小麦の味がしっかりしていて、ふわふわもちもち。ロカンタでは、パンが無料でついているので、まずはパンをじっくり味わってみるのもおすすめです。
サバサンド
観光名所でもあるガラタ橋。この付近の屋台で食べられるのが、地元民にも人気のB級グルメ「サバサンド」です。やわらかめのバケットに、サバ、レタス、たっぷりのオニオンを挟んだ一品。テーブルには、塩とレモンが備え付けられているので、お好みでどうぞ。付け合わせに、カップに入った鮮やかな色のピクルスも売っています。ただし、サバサンド自体が女性の片手ほどの大きさでボリューム満点なので、女性であればシェアするのがおすすめ。派手な装飾の施された、屋台船も見どころです。
キョフテ
「キョフテ」とは南アジアや中東で食べられる肉団子のこと。ひき肉にスパイスや玉ねぎを加えて作られる、トルコ風ハンバーグです。一口か二口で食べられるほどの、小ぶりのものが主流。名所や観光地のレストランであれば、大体メニューに載っているでしょう。色々な有名グルメを楽しみたいけれど、たくさんは食べられない方におすすめのグルメです。
ピデ
「ピデ」とはトルコ風ピザのこと。円形ではなく船の形をしており、チーズがのっていません。具もひき肉やたまご、ほうれん草、普通のピザのようにチーズがトッピングされたものなど、バリエーションが豊富です。生地が厚めでもちもちとしていて、食べ応え抜群。ガイドブックには必ずと言っていいほど掲載されている、人気の定番グルメです。
ケバブ
「ケバブ」と聞くと、ぐるぐる回る大きなかたまり肉をそぎ落として、野菜と一緒にくるむものを想像するのではないでしょうか?実はケバブとは、肉や魚・野菜をローストしたものを指すんです。日本でも有名な前述のものは「ドネルケバブ」、串に刺さった上の写真のものは「シシカバブ」。トルコには、ヨーグルトを添えて食べる「イスケンデル・ケバブ」もあるので、観光地やレストランで見かけたら、ぜひチャレンジしてみてください。
ロカンタ(大衆食堂)
手軽に、しかもリーズナブルに定番グルメを楽しめるのが「ロカンタ」。カウンターに料理が並んでいるので、言葉がわからなくても、指差し注文できる点がおすすめです。定番の煮込み料理や、人気の肉料理など、名前だけでは味の想像がつかないグルメを目で確認できます。あれもこれも食べたくなりますが、1品の量が意外と多いので注意が必要。デザートも注文できるので、おなかと相談して料理を選びましょう。
グルメ番外編:チャイ
トルコでは、インド式の甘いミルクティーではなく、ストレートの紅茶を「チャイ」と呼びます。トルコ人はチャイが大好きで、いつでもどこでも誰とでも、チャイを楽しんでいます。お店を見てまわっているだけなのに、手招きされて渡されるチャイ。そんな時は「テシェュル エデリム(ありがとう」と言って、ご相伴にあずかってみては?見どころをめぐるのもいいですが、現地の人との触れ合いも、旅の醍醐味のひとつです。
弾丸!定番観光モデルコース
午前 | ブルーモスク→アヤソフィア博物館→トプカプ宮殿 |
午後 | グランド・バザール→エジプシャン・バザール→ガラタ橋 |
礼拝中の入場ができないブルーモスクは、朝の礼拝が終わってすぐの時間がおすすめ。ですが、ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿の3つのスポットは密集しているため、好きな順番でまわっても問題ありません。余裕があれば2つのバザールを巡って、ガラタ橋からの夜景を堪能すれば、イスタンブールの名所はほぼ押さえられるでしょう。
とことん世界遺産を満喫!モデルコース
午前 | ブルーモスク→アト・メイダム(オベリスク)→アヤソフィア |
午後 | トプカプ宮殿→地下宮殿→スレイマニエ・モスク |
「馬の広場」という意味の「アト・メイダム」。ブルーモスクのすぐ横にある公園で、印象的なオベリスクが建っているのですぐにわかります。トプカプ宮殿は広くて見どころが点在しているので、長めに時間をとるのがおすすめ。ほかに「カーリエ博物館」「テオドシウスの城壁」といった世界遺産がありますが、ここは中心部から少し離れています。余裕があれば足を伸ばすのもいいですが、その時間を利用して、ほかの名所をめぐるのもいいかもしれません。
イスタンブールの名物グルメを満喫!モデルコース
まずはホテルで朝ごはん。新鮮な野菜にオリーブやチーズ、そして様々な種類のパンで一日を始めましょう。定番観光地をめぐって小腹がすいたら、有名なトルコアイスを食べながら休憩はいかがですか?甘いもので英気を養って、人気スポットや隠れた名所へ。昼食は、指差し注文のできるロカンタがおすすめです。旧市街でテラス席のあるレストランなら、アヤソフィアやマルマラ海を眺めながら定番グルメを楽しめます。
女子旅におすすめモデルコース
エキゾチックなデザインの小物に、細かな模様の描かれたタイル、人気のローズウォーターに定番のオリーブ石鹸と、イスタンブールは雑貨や美容製品の宝庫。観光地のお土産物屋さんにも、伝統的なデザインの小物やストールなど、魅力的な品物がいっぱいです。女子旅なら、時間を気にすることなく心ゆくまでショッピングを楽しめます。
ショッピングを満喫!モデルコース
「誰が買うの…?」と首をかしげるようなものから、人気の定番土産までなんでも揃う、見どころ満載のグランド・バザールにまずは足を運びましょう。広いバザール内にはカフェもあるので、1日いても飽きることはありません。自分へのお土産を選び終わったら、次に向かいたいのは食品スーパー。友人や職場の同僚に、バラマキ用のお土産はスーパーで手に入れるとリーズナブルですよね。スーパーは観光地の近くにもあるので、地元民の生活の一部をのぞいてみませんか?
ひとり旅にもおすすめ!異国文化に触れるモデルコース
地元民と触れ合えるスポット ハマム
観光名所をめぐったり、ショッピングもいいですが、せっかくなのでトルコの公衆浴場で汗を流してみませんか?「ハマム」と呼ばれるトルコ式の蒸し風呂で、垢すりとマッサージを体験できます。入浴後は休憩所でのんびり。勇気を出して「メルハバ!(こんちには)と、周りの人に話しかけてみるのもいいかもしれません。観光地にも、旅行者が気軽に立ち寄れるハマムがあるので、是非足を運んでみてください。
地元民にも人気の水タバコ
トルコ語で「ナルギレ」と呼ばれる水タバコは、街中のカフェで気軽に楽しめます。さまざまなフレーバーが用意されていて、ミントやローズ、アップルなど、さまざまなフレーバーが用意されています。普段タバコを吸わなくても、「水タバコは楽しめる」という人もいるので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
出展:ライター撮影