ANAのファーストクラスについて
ファーストクラスには、どのようなイメージをお持ちですか?思い浮かぶのは、値段が高いことやラウンジを利用できるといったことではないでしょうか。実際のところ、値段はいくらでどんな待遇があるのでしょう?まずは、ANAについてとファーストクラスについてご紹介します。
全日空とは
全日空空輸株式会社、通称ANAは1952年に設立された日本を代表する航空会社の1つです。航空会社連盟最高峰のスターアライアンスに加盟しており、世界各国に路線を展開しています。またスカイトラックスで世界最高峰の評価をされ、「Inspiration of Japan」のタグラインを獲得し、他の航空会社ともコードシェア便を運行しているため、乗り継ぎなどのアクセス網も充実しています。
ファーストクラスとは
ファーストクラスは飛行機の中で1番値段が高い航空券となっています。そのため、空港ではさまざまなサービスを受けることができます。例えば、飛行機まで高級車で送迎や滞在ホテルまで送迎など、そのサービスは航空会社によってさまざまですが、ANAのファーストクラスのサービスは、どのようなものなのでしょうか。
ANAの国内線ファーストクラス
ANAのファーストクラス(プレミアムクラス)は、国内線のすべてに導入されています。路線によって座席、サービス、機内食が異なるのが特徴で、ANAの国内線のプレミアムクラスは、利用客が多い路線だと便数も多く出ています。では、短い国内線のフライトで、どのようなサービスを利用できるのでしょうか。予約方法についても紹介します。
座席
ANAの国内線プレミアムクラスには、15.6インチの個人用モニターが搭載されており、電動リクライニング機能もあるので、快適な空間を生み出しています。大型フットレストとレッグレスト、大型ディバイダー、PC電源、USBポート、小物入れ、大型テーブル、電子シートコントロールパネル、サイドテーブル、パーソナルライト、ヘッドレストなど、さまざまな機能が備え付けられています。
サービス
チェックインでは、他のレーンとは異なった特別なレーンを使用できます。そのため、チェックインに待つ時間を割く必要がありません。飛行機に搭乗する前には、プレミアムクラス利用者、上級会員の方のみ利用できるANAプレミアムラウンジで過ごすことができます。飛行機に搭乗の際は優先搭乗を利用でき、他のお客様より早く機内に入れるのが嬉しいですね。機内では温かい食事が提供され、要望が有ればいつでもキャビンアテンダントが対応してくれます。
予約方法
ANAの国内線のファーストクラス(プレミアムクラス)の予約方法は、ANA公式ホームページやANA公式アプリで予約できます。ホームページでは、座席のクラス選択ができ、そこでプレミアムクラスを選択して、路線を検索してください。ANAは電話予約にも対応しており、6:30〜22:00のあいだに利用できます。ANAの国内線プレミアムクラスは、B777/767/B787/B737/A321に導入されていますが、飛行機によってファーストクラスの型が異なる場合があります。
ANAの国際線ファーストクラス
国内線とは違って、長距離路線が多いANA国際線のファーストクラスは、どのような座席やサービスがあるでしょうか。国際線のフライトは10時間を超えるフライトも多くありますが、ファーストクラスを利用することで、目的地まで快適に空の旅を楽しめます。さらに、予約方法についても紹介します。
座席
高い壁で仕切られている国際線ファーストクラスは、ビジネスクラスと比較すると、より一層プライベート空間が保たれています。個人用モニターは23インチの大画面。他にも、LEDパーソナルライト、ジャケットやシューズの専用収納スペース、小物の収納スペース、PC電源、USBポート、液晶モニター付きの衛星国際電話など、さまざま機能が備え付けられています。
サービス
ファーストクラスを利用する方は、通常のチェックインカウンターとは別の場所にある、専用のチェックインを利用できます。ANAスイートラウンジでは、ANAプレミアムラウンジとは違い、さまざまな料理やお酒を楽しめます。機内で温かいご飯を食べられることはもちろん、ファーストクラスの8席に対して、数名のキャビンアテンダントが対応するため、1人に対するサービスは桁違いに良いのが特徴でしょう。さらに、羽田空港で国内線から国際線に乗り継ぎをされる方は、次のターミナルまでレクサスで送迎サービスを受けることができます。
予約方法
ANAの国内線のファーストクラスは、ANA公式ホームページやANA公式アプリで予約できます。ホームページでは、座席のクラス選択ができ、そこでファーストクラスを選択して路線を検索してください。ANAの国際線ファーストクラスは、B777のみに導入されているため、就航路線に限りがあるので注意しましょう。飛行機をビジネスで利用する方が多い路線に、ファーストクラスが導入されています。現在アジア路線とオセアニア路線にはファーストクラスの機材は導入されていませんが、他の航空会社がアジア路線やオセアニア路線にもファーストクラスを導入しているため、今後、導入される可能性があります。
ANAの国内線プレミアムクラスの値段
ANAの人気路線のプレミアムクラスの料金を表にまとめました。ANAのプレミアムクラスは全路線に導入されていますが、利用が多い路線をピックアップして値段を紹介します。さらに、日本国内線最長のプレミアムクラスの料金はいくらなのでしょうか。
- 東京国際空港から各空港へ
空港名 | 那覇国際空港 | 新千歳国際空港 | 伊丹空港 | 福岡国際空港 |
東京国際空港 | 約62,600円 | 約78,200円 | 約49,900円 | 約83,780円 |
- 伊丹空港から新千歳国際空港へ
空港名 | 新千歳国際空港 |
伊丹空港 | 約52,600円 |
- 那覇国際空港から新千歳国際空港へ
空港名 | 新千歳国際空港 |
那覇国際空港 | 約140,000円 |
ANAの国際線のファーストクラスの値段
ANAがファーストクラスを導入している国際線路線の料金を表にまとめました。ANAは成田国際空港と東京国際空港からの国際線フライトにしか機材にファーストクラスを導入していません。
- 成田/東京国際空港から各空港へ
空港名 | シカゴ・オヘア国際空港 | ジョン・F・ケネディ国際空港 | ロサンゼルス国際空港 |
成田/東京国際空港 | 約2,300,000円 | 約2,300,000円 | 約1,800,000円 |
- 成田国際空港から各空港へ
空港名 | サンフランシスコ国際空港 | ワシントンD.C.国際空港 | ヒューストン国際空港 | ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
成田国際空港 | 約1,190,000円 | 約2,300,000円 | 約1,240,000円 | 約370,000円 |
- 東京国際空港から各空港へ
空港名 | パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港 | フランクフルト国際空港 |
東京国際空港 | 約2,800,000円 | 約2,980,000円 |
ビジネスクラスとの値段の違い
国内線の値段
国内線にはビジネスクラスが導入されていないため、プレミアムクラスと普通席の料金を比較します。プレミアムクラスは普通席に対して約2万円の差額があります。料金の違い以上の最高のサービスを受けることができると思うと、意外とリーズナブルですよね。さらに、ANAは北海道ー沖縄路線にプレミアムクラスを搭載した大型機B777を運行しており、国内線最長フライトでも快適な空の旅を楽しめます。
国際線の値段
ANAの国際線ファーストクラスの値段は、ビジネスクラスと比較すると約3倍。例えば、東京ーニューヨークのビジネスクラスは約65万円ですが、ファーストクラスは約230万円です。高く感じるかもしれませんが、ファーストクラスならではのサービスを提供してくれるため、乗る価値は十分にあるでしょう。ビジネスクラスと比較すると、別世界、違った雰囲気を体験できます。
まとめ
ANAの国内線ファーストクラス(プレミアムクラス)と国際線ファーストクラスについて紹介しました。同じファーストクラスでも、国内線とは国際線では利用できるサービスが違い、国際線では、さらに良いサービスを受けることができます。また、この記事では、ビジネスクラスとの違いにも触れました。ファーストクラスとの料金の差が大きいですが、値段以上にファーストクラスを利用する価値がある充実したサービスをANAは提供しています。