カタルーニャ音楽堂のツアーの違いは？予約方法も解説！

カタルーニャ音楽堂はスペイン・バルセロナにあるコンサートホールです。建築家であるリュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーによって設計されました。同じくバルセロナにあるサン・パウ病院とともに世界遺産として登録されています。アールヌーボー調のデザインや大ホールのステンドグラスが美しく見どころ満載。毎年50万人以上の人がここを訪れています。

カタルーニャ音楽堂の内部を見学するにはコンサート等のチケットを購入するか、見学ツアーの手配をすれば中に入れます。見学チケットは事前予約か当日現地のチケット窓口で手配可能。見学はツアー形式と自由見学の2種類があります。それぞれ時間帯やチケットの料金も違うので注意。

見学でもっともメジャーなのが、ガイド付きのツアーです。他の旅行者たちと一緒にガイドと周り解説を聞く方式になります。使用言語は英語・スペイン語・イタリア語・フランス語・カタルーニャ語の5種類。予約する際は日時指定が必要。通常料金は20ユーロです（10歳未満は無料）が、21日前に購入すると4ユーロ割引に。ガイドツアーはそれぞれ毎日10時～15時の間で30分ごとに開催されています。イースターの時期や7月は10時～18時、8月：9時～18時とツアーが行われており時間も長め。ツアーの所要時間はおよそ55分になります。

通常のガイドツアーとは違って日時を指定する必要がない「オープンデートガイドツアー」。購入してから6カ月の間に、自分の好きな日時で参加できます。ただし、ガイドツアーは毎回定員数が決まっており、当日定員数オーバーだと参加不可に。事前に問い合わせしてから参加を決めるのがよさそうです。オンラインで予約した際に届くバウチャーを、チケット窓口でチケットに交換する必要があるので注意。

ガイドがつかない自由に見学できるのが「セルフガイドツアー」。こちらは不定期で開催されており、いつでも自由見学できるわけではありません。また、事前に要予約になり日時の指定も必要。料金は15ユーロで時間帯は、午前中に行われていることが多いです。日時については未確定なことが多いので、事前に問い合わせてみるといいでしょう。

ガイドツアー単体のチケットのほかに、合唱コンサートやピアノコンサートなどのコンサートチケットとセットになったコンビチケットも。料金は25～30ユーロなのでガイドツアー単体チケットで買うよりも少しお得ですね。コンサートも、じっくり楽しみたい方はチェックしてみては。期間限定や不定期で行われるツアーもあるので、詳しくは公式ホームページで調べてみてください。

残念ながら2019年12月現在、日本語ツアーの取り扱いはありません。訪れる多くの日本人含め多くのアジア人は英語ツアーに参加しています。ガイドブックやネットなどで予習していくといいでしょう。日本語でのツアーがあったら・・・という声も多いので、より多くの日本人が訪れたら日本語ツアーが設定されるかもしれませんね。

それではここから、カタルーニャ音楽堂の見学ツアーの予約方法をご紹介。どの方法も難しくないので、自分で手配したことがない方も、簡単にできますのでご安心を。ネットで短時間に完了します。ぜひ、参加にしてみてくださいね。

もっとも一般的な予約方法は、カタルーニャ音楽堂の公式ホームページからの予約。日本語の表記はなく、英語での予約となります。ツアー料金とは別途予約代が、チケットの枚数ごとに2ユーロがかかるので注意。また、予約完了後はキャンセル不可。ただし、21日前の予約であれば割引料金が適用され、4ユーロ割引されます。

英語のガイドツアーなら「English Guided Tour」、自由見学なら「Self-Guided Visit」といった具合に希望の言語・ツアーを選びましょう。公式サイトは会員登録しないと予約できないので、はじめに会員登録をしてくださいね。希望の日にちやチケット枚数を入力して決済画面へ。クレジットカード払いをして予約完了です。制限時間20分以内に決済しないといけないシステムになっています。時間が過ぎたら最初の画面に戻ってしまいます。購入後にプリントアウトする用のチケットを印字し、当日現地へ持っていきましょう。もしくはスマホでQRコードが記載されたページもあるので、その画面を現地で見せることもできます。

「英語で予約は不安」という方におすすめしたいのが「veltra（ベルトラ）」という世界各国の現地オプショナルツアーを扱う旅行代理店。ガイドツアーは公式サイトと同じ20ユーロで手数料は無料！大人、シニア（65歳以上）、学生、子供と全カテゴリーが予約できます。ただし、シニアと学生のチケット料金は公式サイトよりも高く設定されています。また、オープンデートガイドや自由見学、早割の取り扱いもありません。これらの点を除けば公式サイトよりも予約がわかりやすく、簡単に手配できるようになっているのでおすすめです。

カタルーニャ大聖堂へのアクセス方法ですが、最寄り駅は「カタルーニャ広場」。ここから徒歩で7分ほど。また、ウルキナオナ駅からは徒歩で5分ほど。RENFE駅からだとプラサカタルーニャ駅から徒歩で8分ほど、といくつかの駅からアクセス可能です。

ガイドツアーの入場口はチケット売り場の右横にある、ガラス張りの建物の入り口付近。「Guided Tours」という看板もあるので見つかるでしょう。見学ツアーは時間通りに始まるので時間厳守で。入口のロビー付近にはベンチもあり、カフェも利用できるので当日早めについて、のんびりするのもいいですよ。

バルセロナ観光で外せない、カタルーニャ音楽堂。その中でもおすすめの見どころスポットを一部ご紹介します。訪れた誰もが圧倒される豪華な造りの建築様式。SNS映えする華やかなデザインで写真撮影も楽しめるはず。

休憩室という目的で作られたルイスミレーホール。天井が高く開放感がある部屋で、花模様のステンドグラスが、なんとも美しいです。天気のいい昼間に訪れると光が差し込み、ステンドグラスが、よりいっそう素敵に見えます。

そして、この部屋のバルコニーがまた美しいんです！柱がすべて柄の異なる花柄のモザイクで、女性はきっと好きなデザインでしょう。とてもSNS映えするので、写真撮影している人がたくさんいます。順番を守って撮影しましょうね。

カタルーニャ音楽堂といえばここ！天井のステンドグラスの美しさに圧倒されます。壁や天井のタイルや細かい装飾や彫刻なども見事です。

色使いもカラフルで絵になる空間。天井のステンドグラスは自然光を取り入れており、こちらも太陽が出ているときには、光がホール全体に広がります。見学ツアーでは、パイプオルガンの音色も聞けるので、うっとりすること間違いなし。

カタルーニャ音楽堂は音楽ホールなので、フラメンコショーやコンサートなども時々行われています。こんな美しい世界遺産の音楽ホールで観られるなんて豪華ですよね。ショーのチケットは公式サイトで購入できるので、チェックしてみましょう。

実はチケットを買わずにカタルーニャ大聖堂の一部を見られる方法があります。チケット売り場の奥に階段があり、ロープが張ってある場所までは無料で入れるんです。カフェエリアもチケットなしで入れるので、ここでお茶するのもいいでしょう。既にカタルーニャ音楽堂を訪れていて、今回は一部だけサクっと見たい方やお金をかけずに一部を見たい方におすすめです。