目次 [表示]
- バチカン美術館って?
- バチカン美術館の入り方
- バチカン美術館の見学順路
- バチカン美術館の見どころ①:ピナコテカ
- 作品①:キリストの変容
- 作品②:聖ヒエロニムス
- 作品③:キリストの埋葬
- バチカン美術館の見どころ②:新回廊
- 作品④:プリマ・ポルタのアウグストゥス
- バチカン美術館の見どころ③:ピオ・クレメンティーノ美術館
- 作品⑤:ラオコーン像
- 作品⑥:ベルベデーレのトルソ
- バチカン美術館の見どころ④:地図のギャラリー
- 作品⑦:近世の地図
- バチカン美術館の見どころ⑤:ラファエロの間
- 作品⑧:聖ペドロの解放
- 作品⑨:アテナイの学堂
- バチカン美術館の見どころ⑥:システィーナ礼拝堂
- 作品⑩:最後の審判
- 作品⑪:天地創造
- バチカン美術館で買いたいお土産
- お土産①:バチカン美術館グッズ
- お土産②:バチカン市国グッズ
- バチカン美術館のおすすめ館内ランチ
- バチカン美術館に行くときに注意すること
- チケットは事前に予約する
- 館内ガイドブックは頭に入れて荷物を最小限にする
- 休館日を必ずチェックする
- バチカン美術館の有名作品は一見の価値あり!
バチカン美術館の見どころ①:ピナコテカ
展示分野 | ルネサンス前後の絵画・彫刻 |
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展示室 | 18室 |
時間目安 | 20~40分 |
作品①:キリストの変容
「キリストの変容」は、ルネサンスの三大天才のひとり、ラファエロの最後の自筆作品として知られます。聖書の「弟子たちの前でイエスが神性をあらわにする」という場面に、「悪魔に憑かれた少年をイエスが癒す」という場面をつなげた異色の構図でした。
整然と輝く上部と、外から照らされて、興奮が広がっている動的な下部との対比が印象的です。
作品②:聖ヒエロニムス
「聖ヒエロニムス」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の作品で、こちらも最期に描かれました。聖人ヒエロニムスが、荒野で修行していたさなかに性的な欲望にかられた自分自身を罰するべく、石で胸を打ち付けている苦痛の場面です。
作者の確証はないものの、「これほど解剖学的に正しい描写は、本人にしかできない」として異論は出ていません。
作品③:キリストの埋葬
「キリストの埋葬」は、波乱万丈な画家カラヴァッジョの作品で、17世紀当時から評価されていた作品のひとつです。周囲をおおう闇による奥行・重み、手前にある岩・ひじの突き出た立体感、悲しみを強調する聖女のポーズなどがドラマティックな瞬間を伝えています。
カラヴァッジョは、当時の主流に反し現実的に描くことを極めましたが、本作品は古代彫刻のような描写も見どころです。
バチカン美術館の見どころ②:新回廊
展示分野 | 古代ギリシャ・ローマの彫刻 |
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展示室 | 1室(廊下) |
時間目安 | 10~20分 |
作品④:プリマ・ポルタのアウグストゥス
「プリマ・ポルタのアウグストゥス」は、数あるアウグストゥス像のなかでもっとも有名で、古代ローマ初期美術の代表作です。名前は、発掘された場所がプリマ・ポルタにある妻の邸宅だったことからつけられました。
アウグストゥスが権力を確立してからプロパガンダとしてつくられたと見られ、甲冑には功績、足元には自身の血筋とした女神の子アモルがいます。