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バチカン美術館の見どころは?展示されている有名な作品をご紹介!

バチカン美術館の見どころは?展示されている有名な作品をご紹介!

バチカン市国観光の定番であるバチカン美術館には、どんな見どころがあるのか、順路にそって有名作品をご紹介します。館内でおすすめのお土産やランチ、美術館に行くときの注意点もあり、バチカン観光を計画している人は要チェックです。

目次 [表示]

バチカン美術館の見どころ①:ピナコテカ

Photo by morebyless

展示分野 ルネサンス前後の絵画・彫刻
展示室 18室
時間目安 20~40分

作品①:キリストの変容

出典: https://www.instagram.com/p/B-pMiO9DDlW/

「キリストの変容」は、ルネサンスの三大天才のひとり、ラファエロの最後の自筆作品として知られます。聖書の「弟子たちの前でイエスが神性をあらわにする」という場面に、「悪魔に憑かれた少年をイエスが癒す」という場面をつなげた異色の構図でした。

整然と輝く上部と、外から照らされて、興奮が広がっている動的な下部との対比が印象的です。

作品②:聖ヒエロニムス

Photo by terryballard

「聖ヒエロニムス」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の作品で、こちらも最期に描かれました。聖人ヒエロニムスが、荒野で修行していたさなかに性的な欲望にかられた自分自身を罰するべく、石で胸を打ち付けている苦痛の場面です。

作者の確証はないものの、「これほど解剖学的に正しい描写は、本人にしかできない」として異論は出ていません。

作品③:キリストの埋葬

「キリストの埋葬」は、波乱万丈な画家カラヴァッジョの作品で、17世紀当時から評価されていた作品のひとつです。周囲をおおう闇による奥行・重み、手前にある岩・ひじの突き出た立体感、悲しみを強調する聖女のポーズなどがドラマティックな瞬間を伝えています。

カラヴァッジョは、当時の主流に反し現実的に描くことを極めましたが、本作品は古代彫刻のような描写も見どころです。

バチカン美術館の見どころ②:新回廊

Photo by Following Hadrian

展示分野 古代ギリシャ・ローマの彫刻
展示室 1室(廊下)
時間目安 10~20分

作品④:プリマ・ポルタのアウグストゥス

出典: https://www.instagram.com/p/B8mjaHgoZnt/

「プリマ・ポルタのアウグストゥス」は、数あるアウグストゥス像のなかでもっとも有名で、古代ローマ初期美術の代表作です。名前は、発掘された場所がプリマ・ポルタにある妻の邸宅だったことからつけられました。

アウグストゥスが権力を確立してからプロパガンダとしてつくられたと見られ、甲冑には功績、足元には自身の血筋とした女神の子アモルがいます。

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