バチカン美術館の見どころは？展示されている有名な作品をご紹介！

「最後の審判」は、三大天才のもうひとりミケランジェロが、60歳を過ぎて手がけた傑作です。終末に再降臨したイエスを中心に、人々が左下から左上の天国・右下の地獄へと輪を描いています。筋肉質な肉体の描き方は、「ピエタ像」で知られる彫刻家ミケランジェロらしい点です。

美しいというより現実的な群像画で、身分を表す衣服もなく、だれもが平等に裁きを受けるさまが読み取れます。

「天地創造」もミケランジェロの傑作の1つで、アーチ型の書きにくい天井にもかかわらず細かで美しい作品です。『創世記』を祭壇側から9場面に分けて描いたほか、周囲には彫刻のように立体感のある預言者や巫女も描きました。

分担して描くのが一般的な大作を、1人だけで仰向けのままひたすら描き続け、4年という早さで仕上げたのですから、非凡さがよくわかります。

バチカン美術館に来たら買いたいお土産は、館内でしか買えない美術館グッズと、バチカン市国グッズです。バチカン美術館内にはギフトショップがたくさんありますが、最大店舗は順路の最後である出口付近にあります。

バチカン市国の公式ショップは3か所にしかなく、美術館が最大で品ぞろえが一番いいので、バチカン市国のお土産を買うなら美術館です。

バチカン美術館グッズのなかでも、とくに絵画のポストカードが人気で、1枚数百円ほどです。手軽で見た目にもきれいですので、美術にあまり興味のない人へもちょうどいいでしょう。システィーナ礼拝堂は撮影が一切禁止なので、自分用にカレンダーや写真集など、システィーナ礼拝堂グッズを買う人も多いです。

バチカン市国グッズでとくに人気があるお土産は、バチカン限定の記念切手・コインです。バチカン観光では、切手とはがきを買って郵便局で投函し、帰国後にバチカン消印のはがきが届くのを楽しむのも人気があり、館内にも郵便局があります。

バチカン市国の紋章が入ったグッズも人気があり、ロサリオやペンダントなども魅力的です。

バチカン美術館の館内には、レストランが2店舗、カフェが4店舗（1店はカフェと併設）あります。美術館なので割高ではありますが、半日以上かける人には、途中でリフレッシュするのにおすすめです。

がっつり食べたい人はフードコート式レストラン、ゆっくりしたい人は一番混みにくいカフェ・ラ・ピーニャを試してみてはいかがでしょうか。