目次 [表示]
- バチカン美術館って?
- バチカン美術館の入り方
- バチカン美術館の見学順路
- バチカン美術館の見どころ①:ピナコテカ
- 作品①:キリストの変容
- 作品②:聖ヒエロニムス
- 作品③:キリストの埋葬
- バチカン美術館の見どころ②:新回廊
- 作品④:プリマ・ポルタのアウグストゥス
- バチカン美術館の見どころ③:ピオ・クレメンティーノ美術館
- 作品⑤:ラオコーン像
- 作品⑥:ベルベデーレのトルソ
- バチカン美術館の見どころ④:地図のギャラリー
- 作品⑦:近世の地図
- バチカン美術館の見どころ⑤:ラファエロの間
- 作品⑧:聖ペドロの解放
- 作品⑨:アテナイの学堂
- バチカン美術館の見どころ⑥:システィーナ礼拝堂
- 作品⑩:最後の審判
- 作品⑪:天地創造
- バチカン美術館で買いたいお土産
- お土産①:バチカン美術館グッズ
- お土産②:バチカン市国グッズ
- バチカン美術館のおすすめ館内ランチ
- バチカン美術館に行くときに注意すること
- チケットは事前に予約する
- 館内ガイドブックは頭に入れて荷物を最小限にする
- 休館日を必ずチェックする
- バチカン美術館の有名作品は一見の価値あり!
バチカン美術館の見どころ③:ピオ・クレメンティーノ美術館
展示分野 | 古代ギリシャ・ローマの彫刻・モザイク画 |
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展示室 | 5室 |
時間目安 | 20~40分 |
作品⑤:ラオコーン像
「ラオコーン」は第1室の八角形の中庭にあり、発掘時にミケランジェロが感銘を受け、作風に取り入れたことでも有名です。題材は、「トロイアの木馬」で木馬の危険を進言した神官トロイアであり、息子たちとともに海蛇に絞殺される瞬間が表現されています。
写実性が高まったヘレニズム美術の代表作品とされ、しなる身体やゆがんだ顔から伝わってくる苦痛が鮮烈です。
作品⑥:ベルベデーレのトルソ
「ベルベデーレのトルソ」は、第3室ミューズの間にあり、こちらもミケランジェロの逸話が有名です。教皇から欠落部分の修復を頼まれたのに、「手を加えないままが美しい」として断りました。
「トルソ」とは「手足を欠いた彫刻」を意味し、本作品の題材は、たくましい筋肉と下にある動物の皮から、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスではないかといわれます。
バチカン美術館の見どころ④:地図のギャラリー
展示分野 | 16世紀の地図 |
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展示室 | 1室(廊下) |
時間目安 | 5~20分(混み具合による) |
作品⑦:近世の地図
16世紀後半につくられたイタリアの地図が両壁に40枚も飾られ、当時のローマの技術力の高さを物語っています。日本で初めて全国の地図がつくられたのは、2世紀も後のことで、伊能忠敬が測量によりつくった地図は19世紀でした。
地図だけではなく、ギャラリー全体のきらびやかな装飾や天井画も見ごたえがあり、館内でも人気のフォトスポットです。
バチカン美術館の見どころ⑤:ラファエロの間
展示分野 | ラファエロと弟子の絵画 |
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展示室 | 4室 |
時間目安 | 30~40分 |
作品⑧:聖ペドロの解放
「聖ペドロの解放」は、第2室ヘリオドロスの間にあるラファエロ自筆の作品の1つです。めずらしい形の画面を逆手にとり、中央の鉄格子で画面を3コマにわけて「天使が舞い降り、ペテロを連れ出し、兵士が気づく」という場面をつなげています。
暗い牢獄に明かりと天使の輝きが浮かび上がり、照らされた兵士や鉄格子がリアルである反面、重い緊迫感もまとうドラマティックな描写です。
作品⑨:アテナイの学堂
「アテナイの学堂」は、ラファエロの作品のなかでも有名な傑作で、盛期ルネサンスの代表作の1つです。古代ギリシャ哲学とキリスト教の調和をテーマにした第4室・署名の間にある4つのフレスコ画の1つで、哲学が描かれています。
中心の2人はギリシャ哲学の権威プラトンとアリストテレスで、遠近法により中心の2人に自然と目が行く仕組みです。