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バチカン美術館の見どころは?展示されている有名な作品をご紹介!

バチカン美術館の見どころは?展示されている有名な作品をご紹介!

バチカン市国観光の定番であるバチカン美術館には、どんな見どころがあるのか、順路にそって有名作品をご紹介します。館内でおすすめのお土産やランチ、美術館に行くときの注意点もあり、バチカン観光を計画している人は要チェックです。

目次 [表示]

バチカン美術館の見どころ③:ピオ・クレメンティーノ美術館

Photo by David Blackwell.

展示分野 古代ギリシャ・ローマの彫刻・モザイク画
展示室 5室
時間目安 20~40分

作品⑤:ラオコーン像

Photo byDEZALB

「ラオコーン」は第1室の八角形の中庭にあり、発掘時にミケランジェロが感銘を受け、作風に取り入れたことでも有名です。題材は、「トロイアの木馬」で木馬の危険を進言した神官トロイアであり、息子たちとともに海蛇に絞殺される瞬間が表現されています。

写実性が高まったヘレニズム美術の代表作品とされ、しなる身体やゆがんだ顔から伝わってくる苦痛が鮮烈です。

作品⑥:ベルベデーレのトルソ

Photo by Joao Maximo

「ベルベデーレのトルソ」は、第3室ミューズの間にあり、こちらもミケランジェロの逸話が有名です。教皇から欠落部分の修復を頼まれたのに、「手を加えないままが美しい」として断りました。

「トルソ」とは「手足を欠いた彫刻」を意味し、本作品の題材は、たくましい筋肉と下にある動物の皮から、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスではないかといわれます。

バチカン美術館の見どころ④:地図のギャラリー

Photo by StefanoRomeTours

展示分野 16世紀の地図
展示室 1室(廊下)
時間目安 5~20分(混み具合による)

作品⑦:近世の地図

Photo by StefanoRomeTours

16世紀後半につくられたイタリアの地図が両壁に40枚も飾られ、当時のローマの技術力の高さを物語っています。日本で初めて全国の地図がつくられたのは、2世紀も後のことで、伊能忠敬が測量によりつくった地図は19世紀でした。

地図だけではなく、ギャラリー全体のきらびやかな装飾や天井画も見ごたえがあり、館内でも人気のフォトスポットです。

バチカン美術館の見どころ⑤:ラファエロの間

Photo by Verity Cridland

展示分野 ラファエロと弟子の絵画
展示室 4室
時間目安 30~40分

作品⑧:聖ペドロの解放

Photo by Pjposullivan1

「聖ペドロの解放」は、第2室ヘリオドロスの間にあるラファエロ自筆の作品の1つです。めずらしい形の画面を逆手にとり、中央の鉄格子で画面を3コマにわけて「天使が舞い降り、ペテロを連れ出し、兵士が気づく」という場面をつなげています。

暗い牢獄に明かりと天使の輝きが浮かび上がり、照らされた兵士や鉄格子がリアルである反面、重い緊迫感もまとうドラマティックな描写です。

作品⑨:アテナイの学堂

Photo byjaneb13

「アテナイの学堂」は、ラファエロの作品のなかでも有名な傑作で、盛期ルネサンスの代表作の1つです。古代ギリシャ哲学とキリスト教の調和をテーマにした第4室・署名の間にある4つのフレスコ画の1つで、哲学が描かれています。

中心の2人はギリシャ哲学の権威プラトンとアリストテレスで、遠近法により中心の2人に自然と目が行く仕組みです。

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