目次 [表示]
- カースマルツゥってどんなチーズ?
- カースマルツゥはどこで作られている?
- イタリアのサルデーニャ島が原産地
- サルデーニャ島の一部地域で生産されている
- カースマルツゥの味は?
- クリーミーで苦味のある味わいが特徴
- 発酵が進むと酸味が強くなる
- カースマルツゥはどうやって作られている?
- ペコリーノ・サルドというチーズを使用
- 約三か月熟成させて作られる
- カースマルツゥの危険性
- 人によっては健康障害が起きる可能性がある
- 腹痛・吐き気などを引き起こす場合も
- カースマルツゥはどこで手に入る?
- 基本的には販売が禁止されている
- 通販でも販売されていない
- 一部地域の闇市では販売されることも
- カースマルツゥのいろいろな食べ方
- ①そのまま食べる
- ②ウジ虫を取り除いて食べる
- ③パンに挟んで食べる
- カースマルツゥを食べる場合は自己責任で
カースマルツゥはどうやって作られている?
カースマルツゥはウジ虫の入った世界的にも珍しいチーズの一つですが、実はミルキーな羊乳チーズを使って時間をかけて作られています。イタリアでも有名なチーズをベースとして作っているため風味もよく、いろいろな料理との相性がよいので万能です。
ペコリーノ・サルドというチーズを使用
カースマルツゥのベースとなるチーズはミルキーな風味のペコリーノ・サルドを使用しており、途中の過程でウジ虫を加えて作られています。ベースのチーズが甘みのある味わいなので食べやすく、クセが少ないシンプルな味わいも人気な理由の一つです。
途中でウジ虫を入れることによって味や食感にも変化が加わり、クリーミーななかにも苦味の効いたチーズに仕上がります。
約三か月熟成させて作られる
カースマルツゥはベースのチーズにメインのウジ虫を加えた後、味や食感に変化を出すために約三か月熟成させるのが特徴です。大量に入れたウジ虫はじっくりと長期間熟成させることにより、他のチーズにはない苦味や酸味のある味わいが生まれます。
熟成期間が長いため食感もトロトロとしていて柔らかく、パンなどに塗って食べやすいのも魅力です。
カースマルツゥの危険性
カースマルツゥは日本では食べられない珍しく貴重なチーズですが、海外では危険なチーズとも言われています。人によっては健康面で問題が起きる可能性があるため、カースマルツゥの危険性についてもしっかりと把握しておきましょう。
人によっては健康障害が起きる可能性がある
カースマルツゥは興味本位で食べる人が増えていますが、人によっては健康障害が起きる場合があるので注意が必要です。今までに命にかかわる健康障害が起きたケースはありませんが、ウジ虫が腸に留まることにより仮性筋症などの病気を引き起こす可能性があります。
カースマルツゥを食べることによる健康被害が問題視されているため、興味本位で食べるのは避けてください。
腹痛・吐き気などを引き起こす場合も
カースマルツゥは仮性筋症以外にも健康障害が起きる可能性があり、人によっては腹痛・吐き気などの症状が出る場合があります。症状が酷い場合は出血性の下痢を引き起こす場合もあるため、不安な場合は食べるのを避けることが大切です。
万が一腹痛・吐き気などの症状が出た場合はすぐに食べるのをやめて、現地の病院で受診するようにしましょう。